2014年12月7日日曜日

【花形出番です】 おじさんの一喝に目が覚めた 歌舞伎俳優・中村歌昇さん(25)(1)

ところが、中日過ぎくらいに、花道で台詞(せりふ)を完全に忘れてしまった。すぐに思いだしたものの、空白の時間をつくってしまいました。終演後、弁慶をお勤めになっていた播磨屋(はりまや)(中村吉右衛門)のおじさんが、楽屋中に響き渡るような大変なけんまくで、「ばか野郎! お前なんか、役者、やめちまえ」とおっしゃった。  そのときは号泣し、本当にやめようと思いました。「やる気がないから、舞台への集中力がないから、そうなるんだ」とのお言葉に目が覚めました。甘かった。プロとして舞台に立つということは、どういうことか。おじさんは本気で教えてくださったんです。(【花形出番です】おじさんの一喝に目が覚めた 歌舞伎俳優・中村歌昇さん(25)(1) - 産経ニュース)
歌昇にとって吉右衛門の存在は岩より大きく、尊敬できる師なのだと思います。浅草歌舞伎は若手の研鑽の場です。同世代が大勢いることは幸せです。活気ある新鮮な舞台を期待します。