2015年3月27日金曜日

芝居あれこれ 第5回 目には青葉 山郭公(やまほととぎす) はつ鰹(がつお)

タイトルの俳句は、『奥の細道』の著者・松尾芭蕉とも親交の深かった江戸中期の俳人の山口素堂(やまぐち そどう)【1642-1716】の作で、延宝6年【1678】の刊行とされる俳諧集『江戸新道』で初めて紹介されました。句の前書きには「鎌倉にて」と記されています。つまり元来は、鎌倉における初夏の風物を詠んだ句で、視覚・聴覚・味覚-三つの感覚で初夏を感じられる物を列挙しているのです。
初夏を感じるには最高の句です。
舞台で使用する「鰹」は小道具として作られたものです。今月の公演では、発砲ポリスチレン製の断熱材に布や紙を貼ったり色を塗ったりして作ったものを、使用しています。片身に付いている中骨は、ベニヤ板で形を作って貼り付けたもので、小道具の「鰹」が壊れないための補強の役割を果たしています。(平成27年3月歌舞伎公演特設サイト|国立劇場)
写真付き。よくできています。