2015年4月3日金曜日

玉三郎の今月のコメント 2015年4月

伊勢神宮の方にお聞きしましたら、近頃は若い方たちが「物質的でないものを大事にする」という気風が起こって、神様に手を合わせるということが浸透してきたということでございました。出雲大社にも大変多くの若者が来ているということでした。私自身も参拝している時に感じたことですが、観光だけではなく、みなさんが静かに訪れ、静かに手を合わせているということに感動したのです。東日本大震災で犠牲になった方々へご冥福を祈る方も多くいらっしゃるそうです。もしかしたら、この厳しい演劇の状況やショービジネスや芸術の世界でも、このような動きが出てきて『輝かしく、美しいものを見たい・・・』という思いが、これからの世代の方たちに生まれて来るのではないか・・・そんな思いを沢山持ってくださる方がいたら、これからの芸術が素晴らしく進化するのではないかという嬉しい思いが湧いてきたのでございます。(坂東玉三郎ページ)
良いお話です。