2015年12月15日火曜日

上村以和於の今月の舞台から 2015年12月

歌舞伎座は新聞評に「玉三郎歌舞伎学校」の趣き、と書いたように、玉三郎学長がとりしきる「大和屋式女庭訓」だが、学生はもちろん共学で、大学生もいれば中高生もいるから、一貫教育風でもある。あるいは自ら演じあるいは自ら演出し、学長先生の熱意にはほだされるが、教育方針もなかなかユニークのようだ。 「玉三郎演出」と銘打ったものもあれば謳っていないものもあるが、大なり小なり何らかの「玉三郎演出」の目がどの演目にも配られているに違いない。
いつもの三役に加え発端の南北と大詰の大星も併せ都合五役をつとめる染五郎に、若き座頭といった風情なり格なりがほの見えたことで、世代交代の気運の満ち始めた折から、そろそろ新大関昇進の時期も近いか、という感じもする。(少し気が早いかな?)(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)
歌舞伎座、国立劇場、文楽、演舞場の評が出ています。