2015年12月20日日曜日

石井啓夫の劇評 2015年12月 国立劇場

今回は国立劇場らしい工夫と趣向で、怪談話の背景に「忠臣蔵」の世界をにじませ、赤穂浪士こと塩冶(えんや)浪人の忠義、不忠義の人生模様の哀れを鮮明に描き出した。
幕切れが心癒やす。「四谷怪談」を生きた負け組浪士たちが2役で「忠臣蔵」の義士で勝鬨(かちどき)を上げる。負け組の不運を背負い、ともに本懐を遂げさせる趣向か。(【鑑賞眼】国立劇場「東海道四谷怪談」 負け組の不運…心癒やす幕切れ(2/2ページ) - 産経ニュース)
二役演じる意味があります。