2016年1月10日日曜日

河村常雄の劇評 2016年1月 三越劇場

波乃は男のような口調で威厳のある気の強い糸を作っている。繁俊を溺愛していた糸だが、繁俊の結婚を機にきっちり距離を置くようになる。このあたりがうまい。作者にならない、家を出ると言う繁俊と対立、和解する件はドラマチックだ。  月乃助も大作者の養子になった繁俊の重圧、自分を貫こうとする青年の苦悩、養母糸や妻みつへの情愛もよく出ている。そして、大和が夫をしっかり支えるみつを好演。(河村常雄の新劇場見聞録)
月乃助好評です。