2016年1月11日月曜日

長谷部浩の劇評 2016年1月 演舞場

作品全体の批評としてはあからさまな欠陥があるが、海老蔵が弁天小僧を演じる、その特権性と輝きを重く見るならば、これはこれでよいのだろうと思う。芝居はもとよりひとりではできないが、ただ、ひとりを見詰めるために劇場に出かける観客は、いつの時代も少なからずいた。いや、それこそが歌舞伎見物の主流だといっても差し支えない。(TheaterGoer Directoy    長谷部浩の劇評)
出演するだけで興行が成り立つとはスゴイことです。海老蔵は彼なりに考えて芝居を作っています。それが吉と出るかは別として、歌舞伎の将来を真剣に考えているのは嬉しいことです。