2016年1月15日金曜日

矢内賢二の劇評 2016年1月 国立劇場・浅草公会堂

河竹黙阿弥生誕二百年と銘打った国立劇場「小春穏沖津白浪(こはるなぎおきつしらなみ)」。平成十四(二〇〇二)年に復活上演された作品の再演だが、やはり復活狂言は再演され洗練されていってこそ意義がある。  盗賊小狐礼三(こぎつねれいざ)が尾上菊五郎から尾上菊之助にバトンタッチされるなど、配役が前回から一世代順送りになったが、若手まで含めてよくバランスが取れている。
坂東新悟の役者ぶりが上がり、「土佐絵」の傾城(けいせい)、「毛抜(けぬき)」の巻絹(まきぎぬ)、「四の切」の静御前の三役でしっとりとした風情を見せる。(東京新聞:<評>絶品の菊之助・小狐礼三 国立劇場「小春穏-」など:伝統芸能(TOKYO Web))
国立劇場の復活公演、まだまだ再演してほしい演目があります。