2016年1月28日木曜日

ようこそ歌舞伎へ 菊五郎の『新書太閤記』の羽柴秀吉

作者には、面白く、簡潔に、ドラマティックにと注文を出しています。私も国立劇場の正月公演などで復活作品を手がけることが多く、そのときは毎回のように演出もさせてもらっている関係上、いただいた台本を読んでいても、どうしてもこれは無理じゃないかと考えてしまったりするので、せりふ覚えがなかなか捗らないんですよ。  たとえば、「草鞋を履いて飛んで行く」とト書きにあったとします。実際は、そんなに早く舞台で草鞋を履けっこありません。一度履くか、あるいは履かないで飛び出したほうが、切迫感が出ていいのか、といろいろ考えるうちに眠くなってね。いったん寝て、目が覚めた深夜にまたせりふを一人で覚え、もう一度寝て明け方に起きたときに、またページを繰ったりしています。膨大な量のために泣かされていますよ。(ようこそ歌舞伎へ「尾上菊五郎」 4/4 | 歌舞伎美人(かぶきびと))
国立での経験がいかされるのでしょう。NINAGAWA十二夜の時もセリフ覚えが大変だったそうですが、今回も出ずっぱりで大変ですね。菊五郎の秀吉が今から楽しみです。

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