2016年1月8日金曜日

<かぶき新彩時記>新春盛り上げる荒事 歌舞伎十八番「矢の根」

第一の見どころは、絵画美。衣装の赤は、血気盛んな荒事の象徴。豪快な見得(みえ)や、富士山や梅の舞台装置と相まって祝祭感満点。  第二に、伴奏の大薩摩と、五郎のせりふの掛け合いの勇壮さ。  第三は、ちゃめっ気。「田作りかきなます、矢立ての酢ごぼう~」に始まるおせち料理づくしのせりふや、挨拶(あいさつ)に来た太夫に「はやばやとの出語りご大儀に存じます。ささ奥へ、祝いましょ」と嬉(うれ)しそうに誘う無邪気さも面白い。(東京新聞:<かぶき新彩時記>新春盛り上げる荒事 歌舞伎十八番「矢の根」:伝統芸能(TOKYO Web))
実におおらかで初春気分満載の荒事です。