2016年6月29日水曜日

上村以和於の今月の舞台から 2016年6月

安徳天皇役で初目見得の武田タケル(頭韻を踏むなど、凝っていていい名前だ)が、声よくセリフは明確、品よく可愛く、体の大きさも程よく、ほぼ理想的な幼帝ぶりである。あの役は、セリフがすべて重要で、とりわけ、御製の歌をしっかり言ってくれないと見物は泣くことが出来ず、画竜点睛を欠くことになる。幼すぎては無理、と言って大きすぎては可愛げもなく、そもそも典侍局が抱くのが難しくなるからこれもダメ、なかなか程のいい子役がいない役なのだ。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)
歌舞伎座、鑑賞教室、コクーン歌舞伎、新派の批評です。

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