2016年6月10日金曜日

河村常雄の劇評 2016年6月 歌舞伎座

第一部は「碇知盛」と題して「渡海屋」「大物浦」。染五郎の知盛は人物のさらなる大きさが要るものの無念の思いに満ち入水は豪快。まずまずの出来。猿之助のお柳実は典侍の局はお柳のしゃべり「日和見自慢」も結構だが、典侍の局に安徳帝守護の思いがこもり心を揺さぶる。2人が今月一番見応えのある演目を作った。。 松也の義経はひととおりの出来。品を出そうとしているせいか、声が高い。右近の相模五郎は後半の注進が優れている。勢いと共に芝居としても見せる。右近の子で初お目見得の武田タケルが安徳帝。長い台詞を素直にこなし、拍手を呼ぶ。猿弥の弁慶。この人は何でも器用にこなす。亀鶴の入江丹蔵。(六月大歌舞伎評: 河村常雄の新劇場見聞録)
染五郎。猿之助コンビで良い舞台になりました。タケル君も立派です。

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