2016年9月4日日曜日

長谷部浩の劇評 2016年9月 歌舞伎座夜の部

久我之助と雛鳥、いずれも品良く控えめに古代の恋愛を風雅に描き出す。染五郎は文人であることの矜恃さえ見える。雛鳥は早瀬を渡りたいといいだすほどの激情を隠している。梅枝の腰元桔梗が神妙。萬太郎の腰元小菊は、この幕で唯一のチャリが求められる役だけに、もう一歩地力が必要とされるのは仕方がない。(長谷部浩の劇評  TheaterGoer Directory)
長谷部氏も絶賛です。染五郎・菊之助については渡辺氏と見解の違いがあります。