2016年9月2日金曜日

玉三郎の今月のコメント 2016年9月

この9月のまだ残暑の有る時に桜の演目が二題続きますのも皆様にお恥ずかしい気も致しましたが、会社とも相談しまして「今の時代には華やかなものがよいだろう」ということになり季節外れの桜二題でございます。2007年に「吉野川」の「定高」を初役でやらせていただきました。この「吉野川」というお芝居は二代目尾上松緑先輩の「大判事清澄」と六代目歌右衛門先輩の「定高」を子供のころから拝見しておりまして、「定高」をやらせていただける年になったのだなと思いました。「雛鳥」はいいお役でございますが、私は1度しか演じたことが無いのでございます。先代の中村芝翫先輩がなさったときは五代目福助型でございまして、後は白無垢を着ておりました。お滑らかしの頭を結ったときが嫁入りという意味で白無垢になられておりましたが、六代目歌右衛門型では白無垢になりません。私の定高の場合は「雛鳥」は白無垢を着ないことにしております。(◆2016年9月 | 坂東玉三郎【公式サイト】)
なんで9月に花見踊なのかという疑問が解けました。若手もでて華やかになります。吉野川は昨日の初日を見た方の感想ではかなり良かったとか、後世に残る舞台になるのではと思います。