2016年11月6日日曜日

石井啓夫の劇評 2016年11月 歌舞伎座

「口上」の後に「盛綱陣屋」。兄弟が敵味方に分かれて起こる戦争の悲劇。兄の佐々木盛綱(新芝翫)が弟、高綱の贋首を「本物」と言上する心理の綾。味方への忠義、家族たちへの情。潔いとはいえぬ武将の揺れる心を新芝翫が繊細に演じ、女形の先代とは違う立役像を堂々と印象付けた。(【鑑賞眼】歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」 新芝翫、堂々と立役像 - 産経ニュース)
新芝翫の今後の役どころが決まったようです。

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