2016年12月30日金曜日

河村常雄 焦点・高麗屋三代襲名と夢

ところで、幸四郎といえば「夢」。当たり役を挙げるとすれば、「勧進帳」はもちろんだが、名台詞「16年はひと昔、夢だ」の「熊谷陣屋」、名曲「見果てぬ夢」のミュージカル「ラ・マンチャの男」を外せない。そこで筆者は夢について質問した。 答えは三つ。「かなわない夢を俳優はかなえてあげようとする。悲しみも勇気に変えてあげたい。そうすることが私にとって、かなえるべき夢」。また、息子や孫に言及。「途中で挫折せずにがんばってきたから、後を継いでくれる息子や孫が出てきた。それが夢のような気がします」。さらに、「今までの夢は夢の中の夢。70過ぎてこれから見る夢が本当の夢のような気がします」と、しみじみ語った。 70歳をとうに越えて見る本当の夢。何をするのだろう。楽しみである。(河村常雄の新劇場見聞録)
夢のお話、奥が深いです。