2016年12月21日水曜日

上村以和於の今月の舞台から 2016年12月

役名は五人ともが白拍子花子だから、五人一身ということなのだろうが、そのこと自体に格別の面白さがあるわけでもない。むしろ、全曲を一人で踊り抜くことの無理を悟り、受け入れた玉三郎が、四人の後輩を自ら率いることによって五体一身の心で、自身の『京鹿子娘道成寺』を踊り収めようとの意思を私は読み取ったと思った。そしてそのことに感動を覚えた。クドキへの心入れ、四人を従えて鐘の上に立ち、見得をするときの気迫には、玉三郎一代の『娘道成寺』を誇示するかのような格別な美しさがあった。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)
児太郎、梅枝、七之助の女形については将来楽しみです。勘九郎はちょっと心配です。やはり歌舞伎以外の舞台にあまり出演しないできっちりと基礎を固めたほうがよいのではないでしょうか。
獅童は最近の新作歌舞伎では一番良かったと思います。

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