2017年3月14日火曜日

河村常雄の劇評 2017年3月 国立劇場

そして、眼目の四幕「三州岡崎 山田幸兵衛住家」。政右衛門が敵討ち成就のため、偶然再会した昔の師匠・山田幸兵衛(歌六)を欺き、雪の中、順礼姿で行倒れになりそうな女房・お谷を追い返し、挙句の果てに、お谷の連れていた赤子、すなわちわが子を殺してしまう。いわば残酷劇であるが、吉右衛門は充実した肚で見せる。敵討ちの悲惨さを浮き彫りにする。他の追随を許さない演技である。(河村常雄の新劇場見聞録)
充実した中身の濃い岡崎、悲劇ですが見終わった後の何ともいえぬ満足感を感じました。

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