2017年4月4日火曜日

河村常雄の劇評 2017年4月 歌舞伎座

「帯屋」は超ベテランの藤十郎が帯屋長右衛門。女房を持つ真面目な商人・長右衛門がふとした過ちから、隣家の少女・お半(壱太郎)を身ごもらせてしまう。鬱屈した心理をじんわり見せた。まだまだ頑張ってほしい人だ。  壱太郎が可憐なお半とお半に横恋慕する丁稚・長吉の二役を早変わりで演じ分けた。  この舞台を盛り上げたのは長右衛門義母・おとせ(吉弥)と連れ子・儀兵衛(染五郎)の強欲ぶり。とくに染五郎は破れかぶれの悪態で、こんな役もやるのかと長く観客の記憶に残るのではないか。扇雀が長右衛門女房・お絹で情のあるところを見せた。寿治郎の隠居・繁斎。(河村常雄の新劇場見聞録)
藤十郎は息子相手のお芝居は度々見ましたが、今回は孫が相手です。壱太郎には夢のような共演でいろいろ勉強になると思います。

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