2017年5月11日木曜日

渡辺保の劇評 2017年5月 歌舞伎座

感心したのは、亀蔵が今まであまり見たことがなかったが踊りがうまいこと。 松緑がその亀蔵を引き立て引き上げる踊りっぷり。二人が一緒に踊る時には上 手が下手に合わせるのが鉄則だが、その合わせ方がまことにいいばかりか、そ のコンビのイキの合わせ方がまた踊りを一際面白くしている。力量均等火花を 散らすというのも面白いが、こういうイキの合わせ方、取り合わせの異色さも 面白い。かくてこの一幕の二人、今月第一等の出来である。(2017年5月歌舞伎座)
二人とも、いつか歌舞伎座で四段通しで踊りたいと思っていて、夢が実現したのです。身体と心がベストな状態で踊っているという証でしょう。

ブログ アーカイブ