2017年6月3日土曜日

上村以和於の随談 5月のいろいろ 2017年5月

まず坂東家の三代4人の襲名だが、これだけ余分なデコレーションのない襲名というのも、何だかずいぶん久しぶりだったような気がする。新・楽善はこれで五つ目の名前を名乗ることとなったわけで、私としてもその五つの名前のそれぞれの時の思い出を持つことになる。やはり、亀三郎から薪水になった頃のことが一番なつかしいが、今更、病気のことを言うのも却って失礼だろうから、ただ、それ以来のこの人の越し方を見てきた一人として、さまざまな思い無きを得ないとだけ、書いておこう。大庭と朝比奈と、襲名の二役では取り分け、朝比奈に深く熟したものがあったのが一入の感慨だった。これだけの朝比奈は、当節、他に求めことは出来まい。熟成度に於いて、父の十七世羽左衛門を抜いていると思う。(演劇評論家 上村以和於公式サイト)
私も薪水だった時代が印象に残っています。しかしご自分はご病気故思うように活躍できなかったのに、息子に伝えることはキッチリ教え、今日の兄弟二人が素直に成長し、襲名の運びとなったのも親の教育であろうと思います。
マスコミのお話にも触れていますが、同感ですね。

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