2017年8月21日月曜日

河村常雄の劇評 2017年8月 第23回稚魚の会歌舞伎会合同公演

見ていて出演者22人の熱気がうれしくなる。それが歌舞伎を下から支えているのだと痛感もする。修了生が支えていることは、国立劇場の伝統芸能伝承者養成研修概要を見ると明らかだ。今年4月1日現在、全歌舞伎俳優301人中99人が修了生。3人に1人だ。トンボを返ったり、立ち回りで絡む名題下では115人中59人で半数以上。その内20代は26人中21人だから、国立劇場の養成事業がないと立ち回りも出来ない時代が来ることになる。これは歌舞伎俳優だけでなく、「引窓」などで重要な役割を果たす竹本(義太夫・三味線)も同様である。そう思うと来年もこの公演に声援を送りたくなる。(河村常雄の新劇場見聞録)
普段は演じることのない主役を演じるのは、彼等にどれだけ勉強になるか、又声援がどんなにうれしいか、ずっと応援していきたいと思います。

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