2017年8月29日火曜日

第19回 音の会より

この8月に音の会があって聞きに行きました。四題の内「独吟三題」というのがありまして、お芝居の重要な場面に独吟で唄うところが演奏されました。プログラムに歌詞が載っていたので参考に読んで下さい。

「番町皿屋敷」より
世の中の花は短き命にて 春は胡蝶の夢うつつなにが恋やらなさけやら
物に狂うか青柳の 風のまにまにもつれて解けて 糸の乱れの果てしなき
雲さえ暗き雨催い 故郷の空はいずくぞと ゆくてに迷う雁の声
しず心なく散りそめて 土に帰るか花の行く末

お菊の揺れる心がこの唄にのって表現されます。

「髪結新三」
書き送る文もしどなき仮名がきの 抱いて寝よとの沖越えて
岩にせかれて散る浪の 雪か霙か 霙か雪か 解けて浪路の二つ文字
つまを恋しと慕うて暮すえ

忠七が新三の後を追って永代橋までいくと、屋根船から端唄が聞こえてきます。死のうと思い石を袂にいれ川へ~そこへ弥太五郎源七がきて止めます。屋根船からということで舞台上手奥で演奏されます。

「東海道四谷怪談」
竹垣の草にやつれし軒の端 のきものかれぬなかなかを 朝顔からむ花かつら
露に湿りて日陰に照りて 磨いて見たる瑠璃の艶
朝夕べ面痩せし 秋の柳の落髪の 乱れてなびく初尾花
花が花ならものは思わじ

御存知お岩の髪梳きの場です。花が花ならものは思わじ、で下ろした髪を上にあげ・・・!!!

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