2017年10月21日土曜日

石井啓夫の劇評 2017年 10月 国立劇場

仁左衛門の悪の様態変化にほれぼれする。序幕、兵介殺しの白塗り二枚目顔。涼しさ隠しずるさを強める。一転、揚屋「丹波屋」では2役の町人、八郎兵衛にふんし、ちゃらんとした悪の粋を見せつける。時を経るごとに鬘(かつら)、衣装、たたずまいに滲(にじ)ませる陰惨、残酷、狡猾(こうかつ)ぶりが増幅する。敵役を楽しむ仁左衛門一色の魅力。芸力が冷え冷えと映えた。(国立劇場十月歌舞伎公演「霊験亀山鉾」 悪の華が映える仁左衛門の芸力 - 産経ニュース)
大絶賛です。

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