2017年10月25日水曜日

ようこそ歌舞伎へ 顔見世歌舞伎 吉右衛門

いろいろな考え方があるでしょうが、私は、その人の教養というか、経験というか、そういうものが、役者としての人間を膨らませてくれるのではないかと思います。それを自分の肥やしとできる人は芸が太っていくでしょう。  そういうものは必要ない、そんなことよりも、“かぶいた”ほうがいいんだと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、お客様の多くは、芝居に限らず、優れたものをご覧になり、さまざまなことをご存じです。そういう鑑識眼、審美眼のある方たちが満足できるようなお芝居をお見せしなければならないと考えます。  私は、歌舞伎は芸術だと思っております。高尚なもの、上等なものをお客様にお見せしたい。それには自分のなかのものを高めることが必要です。そうでないと芝居は高まりません。初代は毎日が勉強だと言っておりましたが、そういう意味ではないかと私は思っております。(ようこそ歌舞伎へ「中村吉右衛門」4/4 | 歌舞伎美人(かぶきびと))
私達も鑑識眼、審美眼を高めなくてはなりません。そういう観客になりたいです。

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