2018年2月12日月曜日

歌舞伎俳優・松本白鸚(1) 奇跡といえる「三代同時襲名」

私は幸四郎時代、“演劇としての歌舞伎”を考え続けてきた気がします。荒唐無稽で民俗芸能的だった歌舞伎は明治期、九代目市川團十郎が演劇としての写実性を取り入れ、さらにその後を継いだ祖父(七代目幸四郎、初代中村吉右衛門)や父(初代白鸚)が、心理描写の要素を加えた。そういう意味で「寺子屋」は演劇的であり、松王丸は複雑な心理描写が求められる、格好の役なんです。また、由良之助役で今回、孫と共演できるのは、亡き父の私に対する思いやりのように感じられます。(【話の肖像画】歌舞伎俳優・松本白鸚(1) 奇跡といえる「三代同時襲名」(1/2ページ) - 産経ニュース)
同じ役を同じ役者が演じても、捉え方次第で変わります。今を生きている今の瞬間を鑑賞したいと思います。