2018年6月28日木曜日

中川右介の劇評 2018年6月 歌舞伎座

芝翫と尾上松緑、中村雀右衛門の3人が主役で、前半は喜劇仕立てで笑わせ、最後は幽霊の出てくる怪談となる。しかし、怪談になっても客席は笑いに包まれていた。いまの観客には、幽霊は怖くないのだ。芝翫が幽霊になって出て、雀右衛門が怖がると、笑ってしまう。これは役者のせいではない。幽霊の話が怪談として成立しないのが現代なのだ。面白い芝居なので、今後も上演してほしい。((3ページ目)24年ぶり上演も…現代の歌舞伎で幽霊モノは通用しないのか|日刊ゲンダイDIGITAL)
歌舞伎とはいろいろなジャンルがあって、上演頻度の高いものばかりではつまらない。久々の上演である二題は面白かったです。芝翫、松緑、雀右衛門の3人の演技が初役とは思えない出来でした。17世勘三郎、守田勘弥、市川翠扇の出演した時も観客は笑っていました。