2018年8月20日月曜日

河村常雄の劇評 2018年8月 稚魚の会・歌舞伎会合同公演

幕開きは「寿曽我対面」で、新八の五郎、やゑ亮の十郎、仲助の工藤。しっかりした舞台を作っている。驚くべきことに、並び大名に至るまで、歌舞伎の台詞になっている。一部の梨園の俳優より歌舞伎らしい。 続く舞踊「勢獅子」は新十郎の鳶頭・鶴吉、松悟の亀吉、升吉の芸者・おますらでにぎやかに江戸の雰囲気を出している。 最後の「神霊矢口渡」は芝のぶのお舟。研修9期生で年長だが、既に本公演で大きな役に起用されているだけに別格のうまさ。橋吉の渡し守・頓兵衛、新次の新田義峰で見応えのある芝居になった。(河村常雄の新劇場見聞録)
真に彼等たちのお陰で歌舞伎界はもっています。