2018年9月19日水曜日

河村常雄の焦点・葛西聖司の著書「稚翠小松賑~歌舞伎のまち・こどもの力」

歌舞伎通の著者らしく5文字に収めた題名は、「わかみどりこまつのにぎわい」と読ませている。同市の歴史、産業から説き起こし、同地で盛んな子供歌舞伎の源流となる地元神社のお旅まつり曳山芝居の250年の歴史と現在の様子を紹介している。
著者は小松に子供歌舞伎があることから平成11年に始まった「全国子供歌舞伎フェスティバル㏌小松」に毎年参加、司会者として参加しているというから驚きだ。その間、團十郎が設計アドバイザーを務めた小松芸術劇場が開場、團十郎亡き後、長男市川海老蔵、長女市川ぼたんも訪れたことを記している。 度重なる小松市訪問で数多くの人と出会った著者の筆には愛情がこもる。そこから、子供歌舞伎に励む子供と指導する大人たちの温かい絆、市川家と小松の人々との歌舞伎を通しての強い絆が浮かび上がる。(焦点・葛西聖司の著書「稚翠小松賑~歌舞伎のまち・こどもの力」: 河村常雄の新劇場見聞録)
勧進帳の舞台だった地、成田屋とのご縁が強い。