2018年9月5日水曜日

河村常雄の劇評 2018年9月 新橋演舞場

第一幕から、黒人差別をはねのけ知勇優れし軍人として国民の信頼を集めるオセローの人物の大きさを示して、存在感のある人物を作っている。圧巻はイアーゴーの讒言により罪なき妻を殺めてしまったことを知り、悔恨の情を吐露する最後の長台詞である。迫力ある台詞術でたっぷり聴かせる。自責の念、妻への愛が舞台から客席に押し寄せてくる。(河村常雄の新劇場見聞録)
役者が大きくなった、今後の舞台に期待します。