2018年11月10日土曜日

飯塚友子の劇評 2018年11月 平成中村座

昼の部「実盛(さねもり)物語」の勘九郎が充実。実盛は源氏に心を寄せる平家の侍、という難役だが、来年の大河ドラマで五輪選手を演じる影響か、締まった体でキビキビと手ぶり身ぶりを交え、女の腕を斬った過去を再現する「物語」が鮮やかだ。5年ぶりの役だが、5歳の長三郎との共演で慈父の雰囲気も加わり、一回り大きくなった印象。瀬尾役の片岡亀蔵が最後、平馬(へいま)返り(座った姿勢からの後方宙返り)を決めたのも良かった。(【鑑賞眼】平成中村座「十一月大歌舞伎」 勘三郎「登場」の粋な演出 - 産経ニュース)
勘九郎の丸本物はかなりの水準です。播磨屋にいっぱい教わって頂きたい。