眼目の葛籠(つづら)抜けの宙乗りでの五右衛門の巨大さは圧倒的だが、その後に「木屋町二階」を復活して「南禅寺山門」を世話にもどくパロディを見せたのは今回復活のもうひとつのヒット。吉右衛門としては先月歌舞伎座の「楼門」と合わせて一本以上の大サービスをしたことになる。((歌舞伎)国立劇場12月公演 復活上演、今後へのよき指針 :日本経済新聞)