2019年1月18日金曜日

<新かぶき彩時記>祝祭劇「寿曽我対面」 役柄も小道具も華やかに

曽我兄弟の持つ島台は、松竹梅の飾りは二人共通で、十郎は烏帽子(えぼし)、五郎のものは打ち出の小槌(こづち)や巻物などが乗っています。関西式では松竹梅のみだったりで、十郎も五郎も同じものを持ちます。  祝いの杯を乗せる三方にも注目。工藤の対応に怒り心頭となった五郎が、メリメリと押しつぶす「壊れ三方」は、駅弁の箱などに使われる経木製で、小道具方が毎日新しく作り、予備にも一個用意するのが心得だそうです。(東京新聞:<新かぶき彩時記>祝祭劇「寿曽我対面」 役柄も小道具も華やかに:伝統芸能(TOKYO Web))

矢内賢二の劇評 2019年1月 歌舞伎座

松本白鸚(はくおう)が四十七年ぶりに大蔵卿をつとめる。平家全盛の世をあざむくために作り阿呆(あほう)を演じていた大蔵卿が本心を明かす。その変わり目が一つの見どころでもあるが、白鸚はその落差が至極なだらか。淡々と演じているようでいて、一人の人間の内に秘めた意志と品格と屈折とが浮かび上がるように表れておもしろい。中村魁春の常盤御前、中村梅玉の鬼次郎、中村雀右衛門のお京と、いずれも安定感のある大人の舞台。(東京新聞:<評>白鸚の意志と品格 歌舞伎座「初春大歌舞伎」:伝統芸能(TOKYO Web))
歌舞伎って面白い。演者が違うと表現が変わるのですね。

2019年1月17日木曜日

長谷部浩の劇評 2019年1月 新橋演舞場夜の部

特に海老蔵の俊寛は、目をぎょろつかせて、やつれ果てた化粧で登場し、身体と精神の衰えが、このような捨て鉢な結果を生んだ。そんなリアルな解釈に基づいているように見えた。成否はともかく、こうした大作で、新しいやり方を試す自信と気力が海老蔵に備わっていることを頼もしく思う。(長谷部浩の劇評  TheaterGoer Directory)
荒事、源氏、与三郎などとは違う海老蔵の魅力を感じました。ロバート・デ・ニーロのような男の魅力が出ていました。

2019年1月16日水曜日

歌舞伎座「二月大歌舞伎」特別ポスターが完成

初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言が並ぶ特別ポスターは歌舞伎座場内、木挽町広場でご覧いただけるほか、1月21日(月)からは近郊の東京メトロ主要駅などにも掲出されます。(歌舞伎座「二月大歌舞伎」特別ポスターが完成 | 歌舞伎美人(かぶきびと))

3月歌舞伎公演 2019年3月 国立劇場 公演情報

真山青果=作 真山美保=演出 元禄忠臣蔵 (げんろくちゅうしんぐら)  二幕五場    御浜御殿綱豊卿 (おはまごてんつなとよきょう)(3月歌舞伎公演「元禄忠臣蔵」「積恋雪関扉」)
『元禄忠臣蔵』
徳川綱豊卿 中 村 扇  雀
富森助右衛門 中 村 歌  昇
中臈お喜世 中 村 虎 之 介
新井勘解由 中 村 又 五 郎   ほか

『積恋雪関扉』
関守関兵衛実ハ大伴黒主 尾 上 菊 之 助
良峯少将宗貞 中 村 萬 太 郎
小野小町姫/傾城墨染実ハ小町桜の精 中 村 梅  枝

 菊之助の関兵衛ですって!

二週にわたってのご登場です(右近ツイート)

昨日は 菊之助のお兄さんが、かぶちゅん収録に来てくださいました!! 今までのこと これからのこと ナウシカ歌舞伎のこと 沢山伺いました^_^ 今週金曜日の18日と25日、二週にわたってのご登場です!ぜひお聴きください。(尾上右近/清元栄寿太夫さんのツイート: "昨日は 菊之助のお兄さんが、かぶちゅん収録に来てくださいました!! 今までのこと これからのこと ナウシカ歌舞伎のこと 沢山伺いました^_^ 今週金曜日の18日と25日、二週にわたってのご登場です!ぜひお聴きください。 #かぶちゅん #nhk_fm #金曜日 #11時から #尾上菊之助 #尾上右近… https://t.co/9Ymcbki7Xx")
歌舞伎チューンのゲストに菊之助さんが二週連続出演です。

2019年1月15日火曜日

米吉、児太郎がシネマ歌舞伎『沓手鳥孤城落月/楊貴妃』舞台挨拶に登場

1月14日(月・祝)、東京 東劇でシネマ歌舞伎『沓手鳥孤城落月/楊貴妃(ほととぎすこじょうのらくげつ/ようきひ)』舞台挨拶に、中村米吉、中村児太郎が登場しました。(米吉、児太郎がシネマ歌舞伎『沓手鳥孤城落月/楊貴妃』舞台挨拶に登場 | 歌舞伎美人(かぶきびと))

河村常雄の劇評 2019年1月 新橋演舞場

この若さにして十分貫禄がある。「水野邸」での大旗本水野との堂々たる対応、「湯殿」での迫力ある立ち回り。今月の5役のうち最もいい出来だ。 海老蔵長男堀越勸玄が長兵衛倅長松で出演。「長兵衛内」でかわいさと愛嬌をふりまく。出尻清兵衛(男女蔵)とのやりとり、「子別れ」の台詞もうまい。当然ながら大受けである。(河村常雄の新劇場見聞録)
勸玄は大きな声で言うだけではなく、セリフの意味をちゃんと伝えているのに感心します。

渡辺保の劇評 2019年1月 国立劇場

正月の国立劇場は菊五郎一門で珍しく並木五瓶の名作「袖簿播州廻」の通し。 平成三年(一九九一)三月以来二十八年ぶりである。(2019年1月国立劇場)
渡辺氏の評は大変詳しく、原作、または前作と比較対象として書かれています。原作も富十郎主演のも観ていない者としては事細かに言われてもチンプンカンプン!原作を踏まえた新作という観点での批評で良いのではないでしょうか。

哲学者の梅原猛さん死去 日本古代史に大胆な仮説を展開

社会的発言も多く、日本人の死生観をもとに「脳死」の考え方に強く反対したほか、イラク戦争や自衛隊の海外派遣の反対、平和憲法擁護なども訴えた。一方で、スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の創作など劇作家としても活動し、多才ぶりを示した。(哲学者の梅原猛さん死去 日本古代史に大胆な仮説を展開:朝日新聞デジタル)
猿翁さん、猿之助さん力をおとしていられるでしょう。心からご冥福をお祈り申し上げます。

「総柄刺繍シャツ【かまきりくん】」(彦三郎ツイート)

倅・亀三郎が市川中車さんにプレゼントして頂いた香川照之さん(@_teruyukikagawa)プロデュースの昆虫ブランド『Insect Collection』(https://shop.susty.world/html/page1.html )の「総柄刺繍シャツ【かまきりくん】」でお出掛けしたらしい。(坂東彦三郎 Ⅸ @ 国立劇場1/3〜27さんのツイート: "倅・亀三郎が市川中車さんにプレゼントして頂いた香川照之さん(@_teruyukikagawa)プロデュースの昆虫ブランド『Insect Collection』(https://t.co/zI9EBx80o9)の「総柄刺繍シャツ【かまきりくん】」でお出掛けしたらしい。… https://t.co/Iv94RBWJXf")
これがかまきりくんのシャツですか、ステキですね。

2020年5月、十三代目市川團十郎白猿の襲名披露を発表

襲名披露にあたっては、「やはり市川團十郎という名跡でございますので、日本の伝統文化を継承することが第一の目標」として、古典演目を中心に歌舞伎十八番、新歌舞伎十八番ほか、「父、祖父が得意としていたもの、七代目、九代目が得意としていたものを継承するのをご披露する場になる」としました。
十三代目市川團十郎白猿襲名披露の興行は歌舞伎座5月、6月、7月のほか、11月博多座、2021年2月大阪松竹座、4月御園座、11月南座と続きます。また、2021年3月と9月は全国各地での巡演も行われます。八代目新之助の初舞台は、歌舞伎座の3カ月興行のなかで行われる予定です(2020年5月、十三代目市川團十郎白猿の襲名披露を発表 | 歌舞伎美人(かぶきびと))

2019年1月14日月曜日

【海老蔵、勸玄くん会見2】

――勸玄くんは新之助になったら歌舞伎役者としてどんなことをしたい?  勸玄「玉兎(たまうさぎ)。幡随長兵衛(ばんずいちょうべえ)」(【海老蔵、勸玄くん会見2】勸玄くん堂々の姿に、海老蔵「ほっといてもいいのかな」― スポニチ Sponichi Annex 芸能)

2020年に十三代目市川團十郎白猿を襲名

歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)が2020年に十三代目市川團十郎白猿を襲名することが13日、松竹から発表された。20年5月から7月に東京・歌舞伎座で襲名披露公演を行う。また、あわせて海老蔵の長男の勸玄くん(5)も八代目市川新之助を名乗り、同公演で初舞台を踏む。(ORICON NEWS:海老蔵、團十郎襲名を伝えたいのは「父と麻央」 出掛ける前に報告「そういう日が来たよ」 - 毎日新聞)
やはり噂は本当でした。襲名発表は普通2年ちかく前に行われると思いますが、ギリギリまで伏せておいたのですね。

衛星劇場 今週の歌舞伎番組 14日~18日

14日
勧進帳
幸四郎・染五郎・吉右衛門
本朝二十四孝 奥庭狐火
歌右衛門
1974年10月 歌舞伎座

15日
菅原伝授手習鑑 筆法伝授
仁左衛門・富十郎・東蔵・又五郎・4世雀右衛門
雪傾城
7世芝翫・勘九郎・七之助・児太郎

16日
年増
歌右衛門
俄獅子
初世辰之助・梅玉・田之助・東蔵
1982年11月 歌舞伎座
新薄雪物語 正宗内
吉右衛門・雀右衛門・芝翫・歌六

17日
摂州合邦辻 合邦庵室
歌右衛門・延若・梅玉・7世芝翫・13世仁左衛門
1982年9月 歌舞伎座

18日
菅原伝授手習鑑 寺子屋
白鸚・梅玉・魁春・雀右衛門・東蔵・左團次・藤十郎
七福神
又五郎・扇雀・彌十郎・門之助・高麗蔵・芝翫・鴈治郎

長谷部浩の劇評 2019年1月 歌舞伎座昼の部

憂き世の辛さを一身に受け止めている大蔵卿の人柄に、皆が共感していく。くぐもった口跡も、苦悩の表現として受け止めた。あえて受けを狙わず、ドラマの実質本位の役作りで、白鸚の代表作として残るだけの出来映えであった。(長谷部浩の劇評  TheaterGoer Directory)

2019年1月13日日曜日

左團次さん復帰(海老蔵ブログ)

明日から左團次さん復帰です。 インフルエンザから回復されて 本当によかったです。(明日から | ABKAI 市川海老蔵オフィシャルブログ Powered by Ameba)
東蔵さんも復帰なさったし、本当に良かったです。

長谷部浩の劇評 2019年1月 歌舞伎座夜の部

歌舞伎座夜の部は、重量級の『絵本太功記』から。吉右衛門の光秀、雀右衛門の操、幸四郎の十次郎、又五郎の正清、歌六の久吉、そして急遽、東蔵から秀太郎に代わった皐月。平成歌舞伎の掉尾を飾る大芝居となった。(長谷部浩の劇評  TheaterGoer Directory)
次々と丸本物の持ち役をベストメンバーで演じています。特別DVDの製作を考えているのかしら?他劇場に出演の若手も時間があれば観てほしいですね。

2019年1月12日土曜日

坂東竹三郎 休演のお詫びと配役変更のお知らせ

坂東竹三郎 体調不良のため、歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」を休演いたします。    
■歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」 【夜の部】 『松竹梅湯島掛額』   下女お杉  中村 梅 花(坂東竹三郎 休演のお詫びと配役変更のお知らせ | 歌舞伎美人(かぶきびと))

渡辺保の劇評 2019年1月 新橋演舞場

その俊寛、芝居の運びはごくリアルで、たとえば「もしやと頼紙をたずねて も」で赦免状を両手に持ってぐるりと一つ廻るところなど、これが義太夫狂言 かと思うほど自然である。このリアルさから一貫して妻の東屋を殺されたため に島に残る決心をする人間像になっている。そこがほかの人とは違う俊寛であ る。
海老蔵最後の演目は「鏡獅子」。五役中これが一番の出来である。
その後の鳴神と二人に なっての濡れ場がいい。御承知の通り雲の絶間は天皇の勅諚によって鳴神を口 説きに来ている。しかし児太郎はその底を一切割らずに品よく鷹揚に濡れ場を やってのける。たとえば鳴神に胸元に手を差し込まれて、一瞬放心したように 左手をダラリと下げる。そこで普通はチラリと本心を見せるのだが、児太郎は ごく自然にその左手を鳴神の手に重ねる。雲の絶間自身がこの瞬間に心を蕩か している官能を見せるのである。それが色気として舞台に立ちのぼった。いつ もはあまり色気を見せない児太郎が色っぽく、しかも品位を保っている。大進 歩である。この絶間といい、千鳥といい、去年の「関扉」の墨染以来の当たり である。(2019年1月新橋演舞場)

河村常雄の劇評 2019年1月 歌舞伎座

夜の部は「絵本太功記・尼ヶ崎閑居の場」から。吉右衛門の武智光秀は期待通り光秀の大きさを出し、戦乱の風を呼ぶ。 幸四郎が十次郎。若武者のこの役は似合う。米吉の嫁初菊も好演。 秀太郎が病気休演の東蔵に変わり光秀母皐月。歌六の真柴久吉、又五郎の佐藤正清。実力派が脇を固めた。(河村常雄の新劇場見聞録)

2019年1月11日金曜日

5月文楽公演「通し狂言 妹背山婦女庭訓」 2019年5月 国立小劇場

2019年5月11日(土)~2019年5月27日(月)(5月文楽公演「通し狂言 妹背山婦女庭訓」)

松緑が語る、初世尾上辰之助三十三回忌追善

昼の部の『すし屋』では、松緑がいがみの権太に初役で挑みます。「菊五郎の兄さんがなさっているのが、祖父(二世松緑)のとおりですので、一から稽古していただいて音羽屋型の権太を勉強したい。教わったとおりにやりたいと思います」と意気込みを見せました。辰之助は東横ホール(昭和42年2月)とNHK伝統芸能の会(昭和52年7月)で勤めましたが、松緑は、「今の私より若い権太ですが、若さゆえの魅力が感じられる権太でした。教わったとおり勤めるなかにも、どこかにそんな父や、祖父の匂いがあれば」と述べました。(松緑が語る、初世尾上辰之助三十三回忌追善 | 歌舞伎美人(かぶきびと))
二代目松緑の権太はそれはそれは良かったです。

2019年1月10日木曜日

浅草歌舞伎 舞台写真発売開始

【売店情報】舞台写真が発売開始となりました!1階席ロビーの歌舞伎座サービスにて販売しております。ぜひお求めくださいませ!(【公式】新春浅草歌舞伎さんのツイート: "【売店情報】舞台写真が発売開始となりました!1階席ロビーの歌舞伎座サービスにて販売しております。ぜひお求めくださいませ!")

白鸚、藤間紀子出演「ギャラリーレクチャー 見果夢紀高麗屋」のお知らせ

1月24日(木)、歌舞伎座ギャラリーで「見果夢紀高麗屋(みはてぬゆめつづくこうらいや)」が開催され、松本白鸚と藤間紀子夫人がそろって出演します。(白鸚、藤間紀子出演「ギャラリーレクチャー 見果夢紀高麗屋」のお知らせ | 歌舞伎美人(かぶきびと))
■日時 2019年1月24日(木)18:30開演(18:15開場) ※約1時間30分を予定
■場所 歌舞伎座ギャラリー (GINZA KABUKIZA 歌舞伎座タワー5階)
■入場料 全席指定:5,000円(税込)
 2019年1月17日(木)12:00発売

『六月博多座大歌舞伎』出演者決定

博多の街に初夏の訪れを告げる『六月博多座大歌舞伎』の出演者が決定いたしました! 20周年を彩る豪華な公演にご期待ください!(博多座(公式)さんのツイート: "博多の街に初夏の訪れを告げる『六月博多座大歌舞伎』の出演者が決定いたしました! 20周年を彩る豪華な公演にご期待ください!… ")
主な出演者 菊五郎・松緑・菊之助・時蔵・芝翫・扇雀

渡辺保の劇評 2019年1月 歌舞伎座

「無道の君を弑するは英傑の志」という自分の政治思想を貫き通した男の、そ れがために今眼前に広がる家族の不幸、それに堪える孤独な悲哀が胸を撃つ。 物見の豪快さと合わせて、この光秀は胸のすく出来であった。(2019年1月歌舞伎座)
白鸚の大蔵卿は今まで見たこの人の義太夫狂言の役では一の当たり、との好評です。

2019年1月8日火曜日

歌舞伎の初芝居 三氏の劇評

 天野道映
浄瑠璃を基にする義太夫狂言の魅力を尋ねれば、何よりも役者の声である。  歌舞伎座の「絵本太功記 尼ケ崎閑居の場」の原作浄瑠璃は18世紀の大坂で書かれた。主人公光秀の思いは、黒糸威(おど)しの鎧(よろい)を着て尼ケ崎の百姓家の縁先に岩のように座る吉右衛門の素敵な声になって、よみがえってくる。(歌舞伎座)
浅草公会堂の「源平布引滝 義賢最期」がやはり義太夫狂言で、ここでは松也の木曽義賢の声に胸を打たれる。(浅草公会堂)
 児玉竜一
次世代の尾上菊之助、尾上松緑の小女郎狐(ぎつね)夫婦を中心に、菊五郎の孫2人が共演する話題もあるが、芸としての手応えは序幕。菊五郎の印南内膳が、善人らしくふるまう巨悪ぶりに、平成の30年間をかけて築き上げた貫禄がある。中村時蔵は、姫路城の妖怪で立女方(たておやま)ぶりをみせるが、それに劣らず、生締め鬘(がつら)に長裃(なががみしも)姿の立役(たちやく)の兵庫之助が、実にいい。古風な芸格、含蓄のある風姿、「忠臣蔵」の判官などが見てみたくなる。(国立劇場)
海老蔵は「鏡獅子」まで昼夜5役の大奮闘だが、柄にないかと思った初役の「俊寛」で、リアルすぎるところがありつつも健闘。3回目となる「幡随長兵衛(ばんずいちょうべえ)」は、身分差による物腰が不足。化粧も地顔のように黒めで、正装に着替える件(くだり)でも表情が動くので表現過多となる。小品舞踊ながら、和傘の手妻(手品)を見せる「三升曲輪傘売(みますくるわのかさうり)」に、海老蔵の愛嬌(あいきょう)が生きている。(新橋演舞場)
 宮辻政夫
「寿栄藤末広(さかえことほぐふじのすえひろ)」は坂田藤十郎米寿記念。女帝役の藤十郎に気品がある。鶴は長男の鴈治郎、亀は次男の扇雀。従者はそれぞれの長男、中村壱太郎(かずたろう)と中村虎之介。親子孫三代がめでたく優美に踊った。(大阪松竹座) 
(新春歌舞伎、華麗に幕開け 東京・大阪の5座、3氏が見る:朝日新聞デジタル)

2019年1月7日月曜日

イヤホンガイド、字幕ガイドで歌舞伎座「二月大歌舞伎」幕間特別放送のお知らせ

もう一つの聞きどころは、なんと初世辰之助の声がよみがえる、特別なプログラムです。昭和56(1981)年に歌舞伎座で、現松緑が二代目左近を名のり初舞台を勤めたときの貴重なインタビューを、再編集して放送します。インタビューに登場するのは、二世松緑、初世辰之助、そして二代目左近の親子三世代。初世辰之助が息子の将来について語るくだりもあり、家族の絆が感じられるインタビューを聞きながら目を閉じれば、当時の三人の姿が浮かんできそうです。(イヤホンガイド、字幕ガイドで歌舞伎座「二月大歌舞伎」幕間特別放送のお知らせ | 歌舞伎美人(かぶきびと))

玉三郎が語るシネマ歌舞伎『沓手鳥孤城落月/楊貴妃』

通常の公演に7台のカメラを入れて2公演分を撮影、編集。さらに、物語が始まる前には、樂家の常慶の茶碗や香炉、長谷川等伯の絵など、芝居の背景となっている安土桃山の終わりの時代のものとともに、玉三郎の解説が入った特別映像がご覧いただけます。「その時代に本当にあったものが映ると、そういうものがあったんだという思いで見ていただける」。芝居の道具や衣裳にモンタージュ効果をもたらし、つくりものであるはずの舞台がよりリアルに見え、物語に真実味、緊迫感が生まれました。(玉三郎が語るシネマ歌舞伎『沓手鳥孤城落月/楊貴妃』 | 歌舞伎美人(かぶきびと))

歌舞伎座「木遣り始め」で寿ぐ平成最後の正月

毎月、歌舞伎座の正面の懸垂幕を上げているのも、六番組の皆さん。縁の深い歌舞伎座の平成最後の正月行事をつつがなく終えた石津さんは、「いつものとおり歌舞伎座さんにご挨拶でき、年頭にうれしい限りです」と、にこやかに話しました。(歌舞伎座「木遣り始め」で寿ぐ平成最後の正月 | 歌舞伎美人(かぶきびと))
何かとご縁のある六番組さん、こういうしきたりは長く続いてほしいです。

衛星劇場 今週の歌舞伎番組 7日~11日

7日
菅原伝授手習鑑 寺子屋
白鸚・梅玉・魁春・雀右衛門・左團次・藤十郎
元禄花見踊
彦三郎・亀蔵・隼人・梅枝・米吉・児太郎

8日
新薄雪物語 正宗内
吉右衛門・雀右衛門・芝翫・歌六
近江のお兼
扇雀
三社祭
橋之助・獅童

9日
摂州合邦辻 合邦庵室
歌右衛門・延若・梅玉・7世芝翫・13世仁左衛門

10日
操り三番叟
種之助・隼人・梅丸・錦之助
鯉つかみ
幸四郎・児太郎・友右衛門

11日
棒しばり
松也・隼人・巳之助
連獅子
勘三郎・勘九郎・七之助

2019年1月6日日曜日

『演劇界』2月号の表紙 藤十郎・扇雀の新口村(演劇界ツイート)

1月7日(月)発売『演劇界』2月号の表紙をお知らせいたします。 『恋飛脚大和往来 新口村』坂田藤十郎丈の亀屋忠兵衛、中村扇雀丈の傾城梅川です!(演劇界さんのツイート: "1月7日(月)発売『演劇界』2月号の表紙をお知らせいたします。 『恋飛脚大和往来 新口村』坂田藤十郎丈の亀屋忠兵衛、中村扇雀丈の傾城梅川です!… ")

丁度生誕百十年(海老蔵ブログ)

その祖父 つまり 十一代目市川團十郎栢筵 事 堀越治雄 今日誕生日です。 そして 興行でも銘打ってますが、 丁度生誕百十年。(ABKAI 市川海老蔵オフィシャルブログ Powered by Ameba -15ページ目)
十一代目市川團十郎 1月6日
十二代目 市川團十郎 8月6日
十一代目海老蔵 12月6日
三代続いてバースデーが6日ですね。

2019年1月4日金曜日

楽屋では風邪が(海老蔵ブログ)

楽屋では風邪が猛威を振るっています。 歌舞伎座では東蔵さんがインフルエンザに、 新橋演舞場も左團次の叔父さんがインフルエンザになったそうです。 明日から休演です。(ABKAI 市川海老蔵オフィシャルブログ Powered by Ameba -4ページ目)
インフルエンザだそうです。お二人とも早く治るよう祈っています。

新橋演舞場「初春歌舞伎公演」の賑わい

1月3日(木)、新橋演舞場「初春歌舞伎公演」が開幕、昼夜ともに新年のお客様でおおいに賑わいました。(新橋演舞場「初春歌舞伎公演」の賑わい | 歌舞伎美人(かぶきびと))
初日は左團次さん出演してらした。

市川左團次 休演のお詫びとお知らせ

市川左團次 体調不良のため、新橋演舞場「初春歌舞伎公演」を休演いたします。(市川左團次 休演のお詫びとお知らせ | 歌舞伎美人(かぶきびと))
左團次さんも休演ですか、心配ですね。

中村東蔵 休演のお詫びとお知らせ

中村東蔵 体調不良のため、歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」を休演いたします。(中村東蔵 休演のお詫びとお知らせ | 歌舞伎美人(かぶきびと))
代役は歌六さん、秀太郎さんです。

2019年1月3日木曜日

海老蔵 親子3人初共演 父から主役の座奪う…勸玄君の台詞に観客涙

子供たちより先に舞台に姿を見せた海老蔵は、「待ってました」という呼びかけに「待っていたとはありがてぇ。でも、みなさんが本当に待っているのは俺のことかい?」と応じて笑わせた。その後、花道に2人が姿を現すと、客席からは「かわいい」「成田屋(市川家の屋号)」と大歓声がわき起こった。(海老蔵 親子3人初共演 父から主役の座奪う…勸玄君の台詞に観客涙/芸能/デイリースポーツ online)
イヤイヤ十一代目海老蔵もカッコイイです。

歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」初日開幕

七之助初役の夕霧は衣裳に負けない美しさで、二人のじゃれつく姿はまさに絵を見るよう。最後に秀太郎のおきさが吉報を持ち込み、大阪締めでめでたく幕を降ろしました。(歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」初日開幕 | 歌舞伎美人(かぶきびと))
おめでたいお正月らしい狂言です。

扇塚








昨年暮れに浅草浅草寺の扇塚に扇を収めてきました。宝蔵門の右手、弁天堂にあります。ポストのような投入口よりお扇子を入れます。扇供養は4月8日に行われます。時間があれば行きたいと思っています。

2019年1月2日水曜日

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

全員で行われた鏡開きでは、「1、2、3、よいしょ」のかけ声で、見事に酒樽のふたが開きました。出演者からの振る舞い酒を待つ皆さんの列が途切れることなく続き、今年で40年目を迎える、記念すべき「新春浅草歌舞伎」の初日が華やかに幕を開けました。(「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日 | 歌舞伎美人(かぶきびと))

三月大歌舞伎 2019年3月 歌舞伎座 演目と配役

三月大歌舞伎 平成31年3月3日(日)~27日(水)(三月大歌舞伎 | 歌舞伎座 | 歌舞伎美人(かぶきびと))
また偶数日奇数日の公演です。各々の出し物で勝負してほしいです。松竹さんとしては購買力が上がるのかしら?

2019年1月1日火曜日

今月の京蔵 2019年1月

なお、年明けは歌舞伎座に出勤致します。昼の部「廓文章」の仲居と夜の部「勢獅子」の手古舞を勤めます。 平成最後の年の初春を祝う歌舞伎座に、皆々様の賑々しきご来場を賜りますやう、ご案内申し上げます。(中村京蔵公式ホームページ)

噂佐菊都風 賀正

あけましておめでとうございます。
歌舞伎界も新作歌舞伎流行りで、観客層も若返っています。
今年も古典と新作二輪で充実した舞台を期待します。
役者さん方の健康、そして怪我のないように祈ります。

玉三郎の今月のコメント 2019年1月

新年あけましておめでとうございます。  今年は平成最後の年になります。次の年号がどのような名称になるかと今から期待しております。  昨年は沢山の新しい作品を歌舞伎座で上演させていただきました。特に12月は「阿古屋」を中村梅枝さんと中村児太郎さんにお渡しすることができ、私にとりましては大変大きな喜びでございました。(◇2019年1月 | 坂東玉三郎【公式サイト】)
女形の芸の継承ということを成し遂げられた達成感でしょうか。印象に残る年でした。