2019年1月29日火曜日

ようこそ歌舞伎へ 吉右衛門の直実

反戦の芝居とおっしゃる方がいますが、そうだなと僕も思います。相模、藤の方、義経、弥陀六、鎧櫃(よろいびつ)の中に入っている敦盛さんも悲しいんです。それを華やかな舞台で華やかな衣裳で綺麗な化粧(かお)で見せるのが歌舞伎だと、僕は思っています。  熊谷が泣かずにお客様が泣いてくだされば最高です。熊谷の気持ちを察していただけるぐらいお客様を自分のほうに引き寄せられるかが勝負ですが、それが難しい。初代吉右衛門という人はそれができました。一度でもいいからこっちは全然泣かずに、お客様に泣いていただけたらと思います。(ようこそ歌舞伎へ「中村吉右衛門」3/4 | 歌舞伎美人(かぶきびと))
夫婦、親子、主従との関係が様々な思いで表現される大変重厚なドラマです。いつも吉右衛門に泣かされます。