2019年8月30日金曜日

【11月歌舞伎】 中村吉右衛門、中村東蔵、中村歌六、中村雀右衛門、 中村又五郎が意気込みを語りました

今回のテーマは“執着心”。景清が自分の目を潰してもなお、執着心を捨てきれずにいた時、かつて生き別れた娘と出会い、娘の愛によって執着心が消えていきます。執着心を捨てるとパッと世の中が変わったということは、誰にでもあることではないでしょうか。あまり難しく考えずに、「ああ、自分にもこんなところがあるな」「娘というものは可愛いものだな」と観ていただければ有難いです。
父(四代目中村雀右衛門)が昭和34年の公演の際に、(初代)白鸚のおじ様の景清の相手役で糸滝を勤めさせていただきました。今回、播磨屋のお兄様の景清で、私が糸滝を勤められるのは大変幸せです。ただ、父は当時39歳でしたが、私はそれよりも少しばかり年齢が上がっています(笑)。本当に可愛らしい、胸を打つ糸滝の姿を精一杯勤めたいです。  とにもかくにも人の心を動かすほど父を想う、一途で健気な気持ちに尽きると思います。お客様に糸滝の想いを感じていただけるように勤めたいです。(【11月歌舞伎】中村吉右衛門、中村東蔵、中村歌六、中村雀右衛門、中村又五郎が意気込みを語りました | 国立劇場歌舞伎情報サイト | 独立行政法人 日本芸術文化振興会)