2019年10月12日土曜日

矢内賢二の劇評 2019年10月 歌舞伎座

昼の部「御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)」は尾上松緑の武蔵坊弁慶。せりふに癖のあるのが惜しいが、荒事らしい豪快さは貴重で、顔も隈取(くまど)りに負けない立派さ。番卒の首を引き抜いて天水桶(てんすいおけ)でかき回す幕切れの「芋洗い」まで、闊達(かったつ)な舞台で楽しませる。(東京新聞:<評>歌舞伎座「十月大歌舞伎」 松緑、豪快な弁慶:伝統芸能(TOKYO Web))