2019年11月22日金曜日

仁左衛門が語る、南座「吉例顔見世興行」

夜の部の『堀川波の鼓』は、仁左衛門が上演を提案したといいます。中村時蔵が初役で彦九郎の妻お種を、中村梅玉が恋敵の宮地源右衛門を演じます。「作品自体が好きです。かわいそうだけど、現代にもありうる話」。不義密通を犯し自害したお種のことを思って嘆く、彦九郎の最後のせりふが、「一人の男としての彦九郎の心が凝縮されていて、一番いい」と語りました。(仁左衛門が語る、南座「吉例顔見世興行」|歌舞伎美人)
近松門左衛門の作品では一番好きです。夫のいない一年がどんなに寂しいか、愛するが故の夫婦の悲劇です。