2019年12月8日日曜日

渡辺保の劇評 2019年12月 歌舞伎座

十二月の歌舞伎座は昼夜を通して梅枝の活躍が目立つ。
夜の部は「矢口渡」の梅枝のお舟がいい。  門口で義峰を見染める瞬間のパラリと左袖を落すうまさから始まって、他の 人とたいして変わったことをしているわけでもないのに芝居がうまく、お舟の 一目ぼれの恋のほてりを感じさせるいい出来。(2019年12月歌舞伎座)