2020年2月2日日曜日

上村以和於の随談 令和2年の舞台

伝統歌舞伎保存会の研修発表会が今月一八日にあって、研修生上がりの若手たちで『五・六段目』をするのを見たら、これまたあっぱれの好舞台だった。エライ人たちでやると芸の面白さに隠れて見えなくなる芝居そのもの骨格が現われる。改めて『忠臣蔵五・六段目』というものが作品として如何に優れたものであるかを再認識したが、そう思わせた出演者たちの努力と好演を称えよう。と、もう一つ、教えも教え覚えも覚えである以上、教えるべきことが今もきちんと教えられているのだということを、再確認できたことも喜ぼう。(演劇評論家 上村以和於公式サイト | 歌舞伎の評論でお馴染みの上村以和於です。)