2006年2月26日日曜日

芸ひとすじ 吉田簑助

昼夜続きの師弟コンビで気持ちよさそうに遣い、足早に楽屋に引き上げてきた。(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060225/ftu_____mei_____004.shtml)



父親も人形遣いで、ほかの人生は想像もつかない。「来世も人形遣いになりたいと思えることは…幸せなんでしょうね」

「時雨の炬燵」おさんの出、のれんを開けて出てくるのですが、歌舞伎の人気役者がのれんから顔を見せて「○○屋!」と大向こうが掛かるような、そんな「間」で美しいおさんがあらわれました。人形とは思えませんでした。勘十郎の治兵衛とイキもあって、良い舞台でした。





2006年2月25日土曜日

「国立劇場歌舞伎公演記録集」刊行

国立劇場ならではの資料の中から、一般の方々が目にする機会の少ない上演台本を中心に、舞台写真や各種の公演資料を収録し、公演別に書籍としてまとめたのがこの歌舞伎公演記録集シリーズです。



このシリーズでは、通し狂言としてしばしば上演される作品はもちろん、見取り狂言の一つとして上演されることの多いスタンダードな演目に、前後の場面を付けて、全体のストーリーを分かりやすくした作品も多数取り上げました。これによって、作品の全体像が明瞭になり、その中の一場面を見るときも、今まで以上に楽しむことができます。



発行・発売/ぴあ株式会社【第一期】 第一集 青砥稿花紅彩画(¥2520)桜姫東文章(¥2835)雷神不動北山桜(¥2625)義経千本桜[上巻](¥2205)義経千本桜[下巻](¥2625)(国立劇場監修 開場40周年記念「国立劇場歌舞伎公演記録集」刊行|日本芸術文化振興会)



これは40周年記念にふさわしい企画だと思います。購入したいですが第1集にはじまって何集まであるのでしょうか。情報館に閲覧に行く方法もありますね。



新橋演舞場「五月大歌舞伎」記者懇親会

「五月大歌舞伎」記者懇親会



歌舞伎俳優、中村吉右衛門(61)、中村福助(45)、市川染五郎(33)が23日、東京・銀座のホテル西洋銀座で行われた新橋演舞場「五月大歌舞伎」(5月1-25日)の記者懇親会に出席した。「石川五右衛門」の五右衛門役など三演目でそれぞれ大役を務める吉右衛門は現在ジム通い中と明かし、福助から「肉体美を見せないと」と突っ込まれると「それは大丈夫。問題は体が動くかです」と冗談交じりに意欲を語った。



一方、松竹の安孫子正専務は急性前骨髄球性白血病の再発で入院し、22日に退院した市川團十郎(59)の舞台復帰について「5月の團菊祭(歌舞伎座)で実現すれば。まもなくはっきりします」と語った。(SANSPO.COM-芸能)



五月は演舞場も歌舞伎座も大歌舞伎です。團十郎復帰のニュースが待ち遠しいです。



松尾芸能賞 新人賞に片岡愛之助

【松尾芸能賞優秀賞に富山清琴師】

��月23日、第27回松尾芸能賞優秀賞に斯界から富山清琴師が選ばれた。

大賞・小林幸子。

優秀賞・夏木マリ、島田歌穂、富山清琴、尾上菊十郎。

新人賞・片岡愛之助、花柳錦之輔。

特別賞・宮原千津子。研修助成賞・みつわ会

授賞式と祝賀パーティは3月29日、6時?8時半。



邦楽の友のメルマガより


優秀賞に富山清琴、尾上菊十郎。

新人賞に片岡愛之助。


受賞されました。


2006年2月24日金曜日

山川静夫の“新・華麗なる招待席”  「獅子を飼う」 

土曜シアター 山川静夫の“新・華麗なる招待席”  



       【案内】山川 静夫 舞台「獅子を飼う」 



       【作】山崎 正和                    



              【演出】栗山 民也                    



               【出演】平 幹二朗  坂東三津五郎   



~東京・サンシャイン劇場で録画~(NHK番組表)





見逃してしまったので、有難いです。



芸能花舞台(十三代目仁左衛門)もあります。こちらは再放送を録画すれば



ダブリませんね。



2006年2月23日木曜日

うれしいニュース 團十郎さん退院!

大変ご心配をおかけいたしましたが、この度2月22日をもちまして團十郎退院と相成りました。 しばらくは自宅療養にて体調を整える予定ですので、今後の舞台復帰の日程などは、まだ未定でございます。 入院の間は、皆様より温かい励ましのお言葉などをたくさん頂戴いたしました。この場をお借りいたしまして、厚く御礼申し上げます。 まずは取り急ぎ、退院のご報告をさせていただきます。  (成田屋 成田屋通信)



先ずはご退院おめでとうございます。何よりうれしいニュースです。ご自宅でゆっくり静養なさって下さい。又舞台でお目にかかれる日を楽しみにして居ります。



特別展「嵐徳三郎の世界」

●高松で特別展「嵐徳三郎の世界」を開催中



3月19日(日)まで、香川県高松市の高松市歴史資料館において、第41回特別展「嵐徳三郎の世界」を開催しています。高松市出身で主に関西歌舞伎で活躍した後、平成12年に亡くなった歌舞伎俳優・七代目嵐徳三郎を偲ぶ展覧会で、歌舞伎の世界に何の縁もなかったひとりの人間が幾多の 辛苦の末に生み出した鮮烈な芸の記憶があらためて紹介されています。常に新しい何 かを求めて前進することを生きがいに、限りない道を一筋に歩んだ生涯を物語る多く の遺品や資料(写真・印刷物・映像・衣装等)によってその業績を広く知っていただ くものです。詳細はこちらをご覧ください。(俳優ニュース)



七代目嵐徳三郎を偲ぶ展覧会が地元高松で開催されています。



2006年2月21日火曜日

邦楽3兄弟のコンサート

邦楽3兄弟のコンサートも  「狂言劇場」開催中の3月5日午後7時から、世田谷パブリックシアターで「獅子虎傳 阿吽堂(あうんどう)」が開かれる。



能楽囃子(はやし)方の亀井広忠=写真中央=、歌舞伎囃子方の田中伝左衛門=同右=、田中伝次郎=同左=。能と歌舞伎の両分野で活躍する3兄弟による邦楽コンサートだ。 



3兄弟がそろった今回は、純粋に音楽だけの公演。能の「安宅」から「延年・滝流」の部分を大鼓、笛、謡が1人ずつ出演する「一調一管」で見せる。能では「石橋」、歌舞伎では「連獅子」など、それぞれ人気の演目である「獅子物」の曲を合わせ、一噌(いっそ)幸弘の笛を加えて編曲し直した「獅子」も演奏する。 



「能も歌舞伎も、役者の演技や動き、せりふや謡に加えて、僕たちの囃子で成り立っている。ふだんは、芝居の背景で流れているものだけど、純粋に音楽として聞いても十分楽しめるはず」と広忠は話す。(邦楽3兄弟のコンサートも : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))



<純粋に音楽だけの公演>としての演奏会です。この三兄弟は能楽、歌舞伎のジャンルを越えて、いろんなことにチャレンジしています。人気ですからチケット取るの難しいかもしれませんね。



二月文楽公演(国立小劇場) 劇評

住大夫語り切々 胸を打つ

 住大夫の文化功労者顕彰記念の演目である第三部「天網島時雨炬燵(てんのあみじましぐれのこたつ)」を中心とした三部制公演。 



その第三部はまず「北新地河庄」。伊達大夫・宗助の導入部が色里の情緒を漂わせて出色。住大夫・錦糸の切場は、弟の身を案じる兄孫右衛門の切々とした語りが胸を打つ完成品だが、未練の情を残す恋慕の甘さが欲しい。



 続く「天満紙屋内(てんまかみやうち)」は、前半を嶋大夫・清介が夫婦の語らいを老練に描き、後半は千歳大夫・清治が勢いを持って破局に至らしめる。ただし、おさんのクドキからの開幕は説明不足で不親切。 



終幕は掛合の「道行名残(なごり)の橋尽し」の心中場面。 勘十郎=写真右=の治兵衛、玉女の孫右衛門、和生の小春と瑞々(みずみず)しい人形が並び、簑助=同左=のおさんが格の違いを見せるのが印象的。([評]二月文楽公演(国立小劇場) : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))



 住大夫の文化功労者顕彰記念と題しての演目だけに、聞き応えあります。人形も素晴らしいですから、文楽の魅力満点です。



「シネマ歌舞伎」第3弾 玉三郎の「鷺娘」「日高川」

スクリーンで舞う玉三郎  歌舞伎俳優・坂東玉三郎(55)の舞踊公演が“映画化”されることが19日、分かった。松竹が歌舞伎の舞台公演を高性能カメラで撮影し、大型スクリーンで上映する「シネマ歌舞伎」第3弾で「坂東玉三郎―鷺娘(さぎむすめ)」のタイトルで東京・築地の東劇で4月15日から公開される。松竹は、演劇と映画の融合をさらに積極的に展開していく方針。近い将来の海外の映画祭出品を目指す。(芸能情報ページ)



昨年5月、10月いずれも歌舞伎座で上演された舞台をシネマ化。大画面でみると又新しい魅力が発見できそうです。



前進座創立75周年記念5月国立劇場

前進座創立75周年記念公演が5月国立劇場で上演されます。



謎帯一寸徳兵衛(鶴屋南北)



     吾妻屋徳兵衛:中村梅雀 お辰・お梶:河原崎國太郎



     大島団七:嵐圭史 三河屋義平次:藤川矢之輔  



口上



魚屋宗五郎(河竹黙阿弥)



     宗五郎:中村梅之助 おはま:瀬川菊之丞 太兵衛:山崎竜之介





5/12(金)~5/25(木)    11:30~   4:30~



観劇料 1等 9800円  2等 4000円  3等 2500円



      22日夜の部は75周年創立記念日につき1等7500円





問い合わせ  前進座  0422-49-2811



※前売り開始日が書いてないので、申込みできると思います。



  22日夜の部はうれしい割引です。



      



2006年2月19日日曜日

「CD古事記」朗読吉右衛門

吉右衛門、7時間半朗読に挑戦CD「古事記」 



歌舞伎俳優中村吉右衛門(61)が「古事記」の完全原文朗読に挑戦した「CD古事記」(9枚組)が28日に新潮社から発売されることになった。 「皇室典範改正や女系天皇問題、諸外国との外交が新たな局面にさしかかっている現在(古事記には)日本人が学びうるエッセンスが凝縮されている。当代随一のせりふ術の吉右衛門丈の朗読を財産として残したかった」と担当者。 1カ月がかりで7時間半の朗読を収録した吉右衛門は「歌舞伎で言う言葉とまったく違う。例えば『給う』。われわれは『たもう』と読みますが『古事記』では『たまう』こういう違いがずいぶんとありました」。46音もある神の名前もあったという。(中日スポーツホームページへようこそ)

『古事記』には長い名前の神様がいます。46音とはびっくり。



<当代随一のせりふ術の吉右衛門丈の朗読>



教育テレビの漢詩紀行の吉右衛門の朗読も良いですから、絶対良いと思います。



CD9枚は聞くだけでも時間がかかりますね。





3月花形若手歌舞伎公演・記者会見

この度初めて演出に専念する猿之助からは、「いつもの通り今回の舞台を決定版・完全版にしたいという思いに変わりはない。今の世にふさわしいテンポなり解りやすさに配慮して演出にあたり、必ずやご期待にそえる舞台に仕上げるよう勤めたい」とのメッセージが寄せられました。(3月花形若手歌舞伎公演・記者会見 猿之助一門、入魂の昼夜通し上演|日本芸術文化振興会)



猿之助の力強いコメントです。国立劇場の3月は面白そうです。



三兄弟、父の追善

初役(一九九五年)の時は、こんな和歌を詠んだ。「親鳥を 真似てさえずる 鶯の 心は遠く 太宰府の梅」 「親のまねをしながらも、最終的には天神さまにお任せする。心と技を天神さまに託すということで、そう思わないと、怖くて怖くて勤められません」(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060218/ftu_____mei_____000.shtml)



我當と秀太郎はこのほど、京都・東山の実報寺にあるお俊伝兵衛の墓を参拝した。このあたりは閑静な鳥辺山墓地の周辺。古びた墓石二つが寄り添うように並ぶ。初めて訪れたという二人は数珠を手に感慨深そう。我當は「お参りして清々しい気持ちです。私たちの真心が通じた気がした」。「お墓が遠慮がちに建てられてあるので、しみじみとお参りできた。気持ちが届いたのでは」と秀太郎。(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060218/ftu_____mei_____000.shtml)



仁左衛門の歌、ウマイですね。太宰府にお参りして成功祈願を済ませ、役を務めると抱負を語っています。





お俊伝兵衛の墓を訪ねたお二人のコメント。人間味豊かな伝兵衛、お俊を期待します。



2006年2月16日木曜日

鶴澤燕二郎が六世鶴澤燕三を襲名

同席した竹本住大夫は、燕二郎が師匠の先代燕三によく仕えたこと、研修生時代から見るべきものがあったことを述べ、襲名披露狂言となる「逆櫓」について、先代燕三が住大夫と本公演の演奏中に倒れ、燕二郎がゆかたを着たままで急遽その後を続け、その夜一晩で稽古してもらったこともない曲を覚えて千秋楽まで舞台を勤めた、というエピソードを披露して、「師匠の弔い合戦のつもりで、しっかり舞台を勤めてもらいたい」と、新・燕三を激励しました。(5月文楽公演・記者会見  鶴澤燕二郎が六世鶴澤燕三を襲名|日本芸術文化振興会)



記者会見が行われました。5月に国立劇場で襲名披露があります。狂言は思い出深い「逆櫓」です。



『和の学校シンポジウム 伝統文化とこれからの社会』に團十郎参加

平成18年3月25日 京都でのシンポジウムに團十郎がパネリストとして参加予定です  『和の学校シンポジウム 伝統文化とこれからの社会』という催しが、3月25日(土)午後2時から、京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)にて開催されます。 パネルディスカッションのパネリストとして、團十郎も参加させていただく予定です。 参加無料ですが、申し込みが必要です。応募多数の場合は抽選になるそうです。 

参加ご希望の方は、リンクページに募集要項が載っておりますので、そちらからお申し込みをお願いいたします。 3月10日必着の締め切りです。 YOMIURI ONINE>和の学校から>和の学校シンポジウム (成田屋 新着情報詳細)



どんな展開になるのか興味が湧きます。成田屋の元気なお顔がみたいと思いますが、京都では・・・関西方面の方は是非予定に入れて下さい。



六世中村歌右衛門展

●早稲田大学演劇博物館で「六世中村歌右衛門展」を開催



3月25日(土)より、早稲田大学演劇博物館において「六世中村歌右衛門展~当り役を中心に~」が開催されます。平成13年3月31日に亡くなって、今年で5年目となる六世中村歌右衛門。今年4月には歌舞伎座で「六世中村歌右衛門五年祭」の興行も行われる、言わずと知れた戦後の名女方です。生前にご本人より演劇博物館に寄贈された貴重な品々で、六世歌右衛門の面影を偲ぶ展覧会です。



☆期間平成18年3月25日(土)~4月28日(金) ☆会場早稲田大学演劇博物館 ☆開館時間月・水・木・土・日曜日 10:00~17:00 火・金曜日 10:00~19:00 ☆入場無料(俳優ニュース)



また3月24日(金)に、中村魁春を講師として、この展覧会に関連した演劇講座「六世中村歌右衛門を語る」が開催されます。



☆日時  平成18年3月24日(金)14:40~16:10
☆会場  早稲田大学小野記念講堂
☆入場無料・予約不要
☆講師:中村魁春(歌舞伎俳優)
聞き手:鳥越文蔵氏(早稲田大学名誉教授・元演劇博物館館長)(<a href="http://www.actors.or.jp/news/index.html">俳優ニュース</a>)



二月大歌舞伎(歌舞伎座) 小玉祥子の劇評

歌舞伎:二月大歌舞伎(歌舞伎座) 吉右衛門の長兵衛が圧倒的大きさ(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)



吉右衛門の長兵衛が今月一番だと感じました。



2006年2月15日水曜日

国立能楽堂『収蔵資料展』

国立能楽堂『収蔵資料展』―文献・絵画―のご案内国立能楽堂資料展示室では、能楽堂が開場以来収集してきた文献・絵画資料を展示しています。ことに絵画資料は、映像のなかった時代の能楽の様子を窺うことの出来るとても貴重な資料です。そこには、作り物や装束、見所に集う人々の風俗までもが、活き活きと描かれ、演能の場の雰囲気や当時の演出までもが伝わってきます。また、能を育んできた人々の手跡からは、能作の足跡をも辿ることが出来るのです。不思議なことに、これらの資料は互いに引き寄せあうように集まり、補い合って能楽の歴史を伝えようとしているかの様な主張さえ感じられます。どうかお誘い合わせの上、是非ご覧下さい。(国立能楽堂『収蔵資料展』―文献・絵画―のご案内|日本芸術文化振興会)



絵画資料から様々なことが分かる、能楽の歴史を紐解く貴重な資料が見られる、能を良く知らない人でも楽しめる展覧会だと思います。暖かくなってきましたので、ふらっと出かけるのも良いですね。







2006年2月14日火曜日

第22回 四国こんぴら歌舞伎大芝居 チラシアップ

第22回 四国こんぴら歌舞伎大芝居 演目と配役(演目と配役|第22回 四国こんぴら歌舞伎大芝居(旧金毘羅大芝居(金丸座))|その他の劇場|歌舞伎・演劇[PLAY]|松竹)



チラシが載りました。配役も発表されています。片市さんの定九郎、ちょっと期待ですね。



2006年2月13日月曜日

写真展のお知らせ

第19回 とろう会 写真展



[会期]  平成18年2月9日(木)~2月21日(火) 日曜・祭日休館(11・12・19日)



[時間] AM10:00~PM7:00 土曜・最終日 PM5:00まで



[出品者]  阿部忠   遠藤安二  加藤宏  杵屋栄十郎   杵屋五三郎 



       清元志寿子太夫 鳥羽屋里長 (五十音順) 



銀座スペース 5 ギャラリー



〒104-0061 東京都中央区銀座 2-8-19 SUMIビル1階(日本発色内1階)



TEL . 03-3562-5471 FAX . 03-3562-2364 銀座伊東屋の裏です

今回は博多座公演中のため残念ながらギャラリーには伺えませんが銀座界隈にお越しの節にはどうぞお立ち寄りください。 杵屋 栄十郎 (「第19回 とろう会写真展」のお知らせ)





杵屋 栄十郎 さんのHPにこんなお知らせがありました。業界で写真が趣味の方達の作品が見られるようですね。どんな切り口の写真か、興味津々。歌舞伎座に行かれる時、ちょっと寄り道して覗いてみましょう。栄十郎 さんは去年の花火の写真だそうです。



2006年2月12日日曜日

狂言装束展

奇抜な絵柄と色づかい あでやか 左京で「狂言装束展」 大胆で奇抜な装束を観賞する来場者(京都市左京区・京都伝統産業ふれあい館) 京都の大蔵流狂言師・茂山千五郎家の所蔵する大胆な装束を集めた「狂言装束展」が11日、京都市左京区の京都伝統芸能ふれあい館ギャラリー(市勧業館内)で始まった。昆虫から馬のひづめ、宇宙船まで奇抜な絵柄と色づかいに、来場者は笑顔で見入っていた。 (京都新聞 電子版)



歌舞伎の衣裳展はよくありますが、狂言の装束の展覧会はめずらしいですね。



<京都の大蔵流狂言師・茂山千五郎家の所蔵する大胆な装束を集めた>



展覧会で題材もユニーク、色も大胆と、面白そうです。



3月12日迄のようです。関西方面の方はお出かけ下さい。



国立劇場賞(優秀賞・奨励賞)発表

国立劇場賞の発表(初春歌舞伎公演「曽我梅菊念力弦」)(国立劇場 National Theatre (Large Theatre, Small Theatre))

国立劇場賞の発表(初春歌舞伎公演「曽我梅菊念力弦」)





優秀賞    片岡亀蔵       梶原平三景時・堤幸左衛門



奨励賞    尾上菊市郎      鬼王新左衛門





亀蔵さん、菊市郎さん、受賞おめでとうございます。



洗湯の場では大変楽しませてもらいました。



鬼王の役は世界を繋ぐ重要な役どころ、存在感ありました。



2006年2月10日金曜日

「こころの玉手箱」玉三郎 日経夕刊連載

平成18年2月6日~10日こころの玉手箱 連載日本経済新聞社 夕刊(坂東玉三郎ページ)



会社で日経とっているので気にしていたのに、すっかり忘れていて、今日気が付きました。6,7日は昨日資源ゴミにだしてしまって残念!日経とっていらっしゃる方、読んで下さい。そして内容教えて下さい。



2006年2月9日木曜日

2月文楽公演吉田玉男休演

2月文楽公演 第2部(2時開演)『曽根崎心中』手代徳兵衛役で出演を予定しておりました人間国宝で文化功労者の吉田玉男が、体調不良のため休演することとなりましたのでお知らせいたします。  代演は桐竹勘十郎が勤めます。(2月文楽公演 吉田玉男休演のお知らせ|日本芸術文化振興会)



吉田玉男さんが今月も休演とのこと、心配ですね。



2006年2月8日水曜日

鬼平犯科帳スペシャル ~兇賊~ 

<番組タイトル>鬼平犯科帳スペシャル ~兇賊~



<放送日時>19時57分~21時54分



<キャスト> 長谷川平蔵…中村吉右衛門  久栄…多岐川裕美 酒井祐助…勝野 洋 木村忠吾…尾美としのり 小林金弥…中村歌昇  小房の粂八…蟹江敬三 伊三次…三浦浩一 大滝の五郎蔵…綿引勝彦 おまさ…梶 芽衣子  鷺原の九平…小林稔侍  網切の甚五郎…大杉 漣  馬返しの与吉…本田博太郎 お葉…中原果南  おもん…若村麻由美(こちらフジテレビ / News)





吉右衛門 といえば鬼平、みどころ、コメントなどたっぷり載っています。17日お忘れなく」。



ボストン美術館肉筆浮世絵展

ボストン美術館肉筆浮世絵展、展示概要を発表(asahi.com: ボストン美術館肉筆浮世絵展、展示概要を発表 - 文化・芸能)



北斎、歌麿、広重など代表的な絵師の約80点を世界に先駆けて公開する。特別ゲストとして出演した歌舞伎役者の中村福助さんは「200年前の先祖、三代目中村歌右衛門を描いた絵も里帰りするのが楽しみ。江戸の粋を感じてほしい」と話した。



等身大に引き伸ばした三代目中村歌右衛門のパネルと並んだ中村福助さんの写真があります。



三津五郎の演目豆知識「玉屋」

江戸末期の歌舞伎では、「玉屋」以外にも様々な物売りや大道芸人、果ては願人坊主までありとあらゆる風俗を取り入れて踊りにしています。そのおかげで現在ではほとんど見ることができなくなってしまった江戸の風俗を踊りを通して見ることができるわけです。(三津五郎の部屋)



日本舞踊協会で三津五郎が踊る「玉屋」について、詳しく説明されています。江戸の物売りの踊りは当時の風俗が分かって楽しいものです。「シャボン」は現在の洗剤ではなく、葉や木を焼いた灰を使っていたようです。歌詞の中に蝶々売りも出てきて、童謡の「ちょうちょ」の歌詞に通じるというのも面白いです。



今月歌舞伎座夜の部「人情噺小判一両」の主人公は笊屋、「ざるやーみそこし~」の売り声は割合最近まで聞かれていたと思います。私の祖母から聞いたことがあります。





2006年2月7日火曜日

渡辺保の劇評2月歌舞伎座

菊吉の世話物二本(2006年2月歌舞伎座)



二月の歌舞伎座は、菊五郎と吉右衛門二人の世話物が見ものである。すなわち 昼の「湯殿の長兵衛」、夜の「人情噺小判一両」である。



菊五郎の安七が序幕で暗い過去をもちながら善意に生きる笊屋を見せた後、幕 切れに吉右衛門の水戸家の家臣浅尾申三郎がスーッと下手から出る。その「笊屋、 参れよ」というたった一言で舞台がグッと締まったところへ、菊五郎が「ヘイ」 と肩にかついだ笊の荷をかつぎかえるのが析のカシラ。これが世話物の面白さ。



私も”この析のカシラに小気味良さを感じました。こういう所がたまらなく好きなのです。





昼の部は今週末の予定ですが、渡辺保さんの評を読まなくても吉@長兵衛・菊@水野の対決が一番であろうと想像できます。

この二人でもっといろいろの演目が見たいと思った。

同感!同感!5月が團菊なら、2月は菊吉、これ名案ではありませんか。



2006年2月6日月曜日

「京鹿子娘二人道成寺」

二年前のお正月に初めて観た時の感動は忘れられません。何度も観ている道成寺で、こんなにも新鮮に感じたことはありませんでした。道成寺物といっていろんな道成寺がありますが、「男女道成寺」「双面道成寺」「奴道成寺」等は片方が違うキャラクターだったり。お面を使ったりと変化に富んでいます。しかし、この道成寺はいつもの振りで「光」と「陰」になって踊る(玉三郎のコメントによる)或いは姉妹のような恋人のような・・・妖しい魅力を感じます。今回は前回とちょっと変わったところがあると思うのですが、記憶が曖昧ながら、順に追って書いてみます。



聞いたか坊主があって、いよいよ花子さんの登場。竹本「月はほどなく出汐の・・・ひらり帽子の~」揚幕より菊之助がでます。七三で踊っていると「恋をする身は~」あたりでスッポンから玉三郎登場、ここで二人になります。「とがなき鐘を恨みしも」そろって鐘を観て、竹本いっぱい踊り、菊花子は舞台へ、玉花子は消えます。問答はいつもの通り、菊花子は烏帽子を三宝にのせて下手へ引っ込みます。準備する間「舞」の講釈などあり、所化は上手下手に分かれて座ります。



紅白の幕が上がると、烏帽子をつけた花子がタテに重なって立っています。後ろが玉三郎、前が菊之助、「花の外には松ばかり~暮れそめて鐘や響くらん~」花道に行き鐘を見上げ本舞台に戻り、普通は「鐘に恨みは数々ござる~」と続きますが、ここに乱拍子が入って、鼓との緊張した舞になります。謡い風に歌いながらは先だっての「船弁慶」と同じです。



「道成の卿うけたまわり、始めて伽藍たちばなの道成興業の寺なればとて道成寺とは名づけたり。」これは紀州道成寺の歌詞ですが、これ(多少違うかもしれません)を謡いながら乱拍子を踏みます。



吾妻徳穂の道成寺も乱拍子が入るのですが、自身では歌わず長唄でいきました。徳穂は、なまじ自分で歌うとぶち壊しになってしまうからと言っていました。最も声がしゃがれていて、かなりの悪声だったという事で止めたらしいのですが。



これは賛否両論だと思います。



さて烏帽子をつけた所は踊ってはいけない、烏帽子がふれてはいけないと言われています。ご両人格調高く品良く舞っていました。「真如の月を眺めあかさん」で烏帽子を取りますが、玉三郎は歌右衛門流に綱にかけます。菊之助は中啓の上に乗せ後ろに行きます。この演出はなかなかよろしいと思いました。



次の手踊りは二人一緒です。「都育ちははすはなものじゃえ。」の引き抜きは、二人のイキが合わないと美しくありません。二人肢体を思いっきり横にして決まっていました。


鞠唄の踊り地も歌舞伎座の大舞台を充分に使って、上手下手へと動いていました。


鞠をつきながら座ってぐるっと廻るのは菊之助、玉三郎は小廻りで、こんなところも姉と妹の差が感じられます。


「仲は丸山ただ円かれと」一人の時は両手で丸を描くのですが、共同作業二人片手を合わせて丸を作って決まっていました。


次の花笠は菊花子一人で踊ります。振り出し笠の扱いが大変キレイで、大きくゆっくり回すのは手首ではなく肩背中の筋肉を使っていましたね。いつも坊さんが踊る「あやめかきつばた・・・」も坊さんと絡んで菊花子がずっと踊ります。


チンチリレンの合方があって、お待ちかねクドキになります。


「恋の手習いついみならいて・・・」玉花子の最高の見せ場です。女の情念たっぷり、いうことありません。「ふっつり悋気せまいぞと」で下手より菊花子が出てきて、男女ともつかない関係で二人で踊ります。思い入れが通じ合って、美しく妖しい世界が繰り広げられます。「さはらば落ちん風情なり。」手拭いの最後も二人の共同作業、手拭いを絡めて決まり、そして手拭いがまかれます。前は二人の比翼紋入りでしたが、今回も同じでしょうか。


「山尽くし」の段はガラッと変わってテンポが早くなります。クドキでたっぷり踊ると、ここは疲れがひびいて乱暴になってしまいます。スタミナのいる踊りですね。「三国一の富士の山」後ろ向きで撥で富士を描き両手を広げてすそ野をあらわす振りですが、ここも共同作業で見事に決まっていました。リズミカルに三味線に合わせて踊るので、観る側もウキウキしてきます。「月のかおばせ三笠山」で上手に引っ込みます。


「ただ頼め」は菊花子だけで踊ります。菊之助は可愛らしく踊っていました。このくだりを菊之助にしたのも正しいチョイスでしょう。


「花に心を深見草」菊花子は鈴太鼓を鳴らしながら、脱皮するように白に引き抜きになります。玉花子は白で出てきて「園に色よく」で揃って踊ります。「さつき五月雨早乙女早乙女田植え歌・・・」は二人並んで座っていつもの振り、徐々に後ろにずれていき、鐘へ執心を見せ「鐘入り」へ。


鐘が降りてきて、先ず菊花子が上に上がり、続いて玉花子が上がり、段切れの見得となります。玉花子はいったん身体を低くしてクネクネクネと立ち、袖をクルクルと巻いてチョンとなりました、この一瞬蛇体がありありと見えました。すごい幕切れでした。



以上長々と書いてしまいました。何せ観たのが一回目ですので正確ではないと思います。お気づきの点がありましたらコメントにでもお書き願います。


2006年2月5日日曜日

歌舞伎座4月演目配役が掲載

お知らせ(2月4日現在)興行情報を掲載しました(四月興行情報)



歌舞伎座HPに載りました。「高尾」雀右衛門が新情報です。



芸ひとすじ 中村富十郎

声のよさと踊りのうまさは歌舞伎界でも指折りの一人。七十六歳のいまも小気味よいせりふ回しと、切れのある所作は変わるところがない。「舞台に出た時に、三味線や笛、鳴り物など、その場の雰囲気を感じて役に入ることが大事です」(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060204/ftu_____mei_____004.shtml)



富十郎が舞台に出ると、不思議と場が引き締まる、途端にその場の雰囲気が伝わってきます。言葉で言っても実際に行動できるものではありません。彼は観客に伝えるというマジシャンですね。



四国こんぴら歌舞伎 制作発表

第一部(午前11時開演)で、文政三(一八二〇)年に三世三津五郎が江戸中村座で初演した「浅妻船」「まかしょ」の、家ゆかりの変化舞踊二題を早替わりで踊る三津五郎。「いまの歌舞伎の大きな支えとなっている江戸の舞台にタイムスリップして」と“座長役”の重荷。(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060204/ftu_____mei_____001.shtml)



186年前からずっと踊られて今日まで継がれている「おどり」を金丸座の空間で観る、という幸せを感じます。



海老蔵の勘平は初役、亀治郎も全役初役というフレッシュな舞台が期待できます。



三津五郎と海老蔵のニコニコ笑っている写真が載っています。



東京新聞本紙には海老蔵の「かさね」与右衛門の写真が載っています。大変カッコ良い!お似合いです。ポスター、ブロマイドがあったらまちがいなく購入します。



2006年2月4日土曜日

上村以和於の劇評 歌舞伎フォーラム

チラシによると「子供達に本物の歌舞伎公演に参加していただき、世界に日本文化を伝える実演者になってもらいたいと考え」とある。各地区の教育委員会を通じて参加者を募集したところ、100人のところへ180人の応募があったという。それも、親ではなく、子供たち自身の希望による申込みであるとのこと。(上村以和於の随談)



テレビで紹介されていた子供歌舞伎のことです。オーディションの応募が教育委員会を通しての募集というのが意外です。



ほんに今夜は節分か~

毎年節分には、お嬢吉三のセリフを思い出します。今年は歌舞伎座出演の役者さん達に厄払いをしてもらいました。3日夜の部「石切梶原」の後に豆まきがありました。幕が開くと、紅白の幕がバックにしつらえてあり、紋付き袴の役者衆がズラリと勢揃い、「石切梶原」と「道成寺」の方々を除き、中央に芝翫、菊五郎、吉右衛門、田之助等が並び上手下手より鬼が現れ、豆のつぶてを受けていました。3階にも歌舞伎座の人がきて配っていました。私は舞台に気を取られて気がつかなかったのですが、お隣の男性が頂いてきたのをちょっと覗いてみたら、赤い大入り袋に豆が入れてあったようです。豆まきのことは知らずにチケットを取りましたが、来年は又節分の日に観劇したいです。そして豆が頂ける前の方のお席を確保したいと思います。



2006年2月3日金曜日

歌舞伎フォーラム公演と江戸博こども体験歌舞伎

歌舞伎:「歌舞伎フォーラム公演」東京で開催 「江戸博こども体験歌舞伎」も(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)



夕方のテレビのニュースで子供達の「五人男」の様子が紹介されていました。顔も衣裳もちゃんとつけて気持良さそうに見得をきっていました。名子役が発掘できるかもしれません。、



6月博多座 十八代目中村勘三郎襲名披露

2006年 6月博多座 



十八代目中村勘三郎襲名披露六月博多座大歌舞伎(2日初日~26日千穐楽)



昼の部11:00開演



一谷嫩軍記 熊谷陣屋 / 連獅子/ 人情噺文七元結



夜の部4:30開演



御存鈴ヶ森 / 十八代目中村勘三郎襲名披露口上 / 弁天娘女男白浪 雪の下浜松屋の場 同蔵前の場 稲瀬川勢揃いの場 / 雨乞狐 野狐の五変化(歌舞伎劇場情報)





イヤホンガイドのHPの情報です。東京よりどこより一番良い演目揃いの気がします。ベスト3に入った「雨乞狐」もあります。



伝説の至芸十三世片岡仁左衛門 25日NHK芸能花舞台

25日 伝説の至芸 戦後、衰退していた上方歌舞伎復興のために、全財産をかけて「仁左衛門歌舞伎」を自主公演するなど多大な貢献をし、晩年、目患ってからの数々の名演技は、その香気と風格から歌舞伎史上の奇蹟といわれた名優十三世片岡仁左衛門の巻(これからの放送予定)



3月歌舞伎座で追善興行が行われますが、一足先に名優を偲びましょう。



「三響會」2月11日NHK芸能花舞台で放映

この三兄弟が手を結び、豪華なキャスティングにより、能と歌舞伎の垣根を越えた創作活動を行っている会が「三響會(さんきょうかい)」で、今回で五回目をむかえた。若い感性で構成された、意欲的な作品をご覧頂く。2005年10月、東京・新橋演舞場で収録。(これからの放送予定)



去年10月に演舞場で開催された「三響會」はチケットが購入できないほどの盛況でありました。能と歌舞伎の競演という試みは兄弟ならではの実現です。今回は「船弁慶」と「石橋」が取り上げられます。



二十一世紀歌舞伎組「雪之丞変化2006」 6月中日劇場

二十一世紀歌舞伎組「雪之丞変化2006」



5月7日(日)~28日(日) 



◆入 場 料:【A席】12,000円  【B席】6,000円 



◆チケット:近日発売 



◆会  場:中日劇場/中日ビル9階



<主な出演者>市川右近、市川段治郎、市川笑也、市川猿也、市川笑三郎、市川春猿/市川門之助(中日劇場)





何だかSFのような「雪之丞変化」です。映画を見る感覚で楽しそうです。



2006年2月2日木曜日

都民劇場2006年ラインアップがアップされました。

■2006年度上期ラインアップご紹介



第1回定期公演



4月 六世中村歌右衛門五年祭追善四月大歌舞伎 雀右衛門 芝翫  藤十郎 富十郎 菊五郎 吉右衛門 仁左衛門 梅玉 魁春 時蔵 福助 東蔵 ほか歌舞伎座



5月團菊祭五月大歌舞伎 菊五郎 團十郎 時蔵 三津五郎 松緑 菊之助 海老蔵 ほか    歌舞伎座



第2回定期公演 



6月六月大歌舞伎 雀右衛門 菊五郎 幸四郎 吉右衛門 仁左衛門 ほか 歌舞伎座



7月七月大歌舞伎    玉三郎 海老蔵 右近 笑也 猿弥 笑三郎 春猿 段治郎 ほか歌舞伎座



第3回定期公演 



8月八月納涼歌舞伎三津五郎 福助 扇雀 橋之助 染五郎 弥十郎 ほか歌舞伎座



9月九月大歌舞伎  雀右衛門 芝翫 富十郎 吉右衛門 梅玉 福助 ほか  歌舞伎座



★出演者や演目が変更になることもございますのでご了承ください。(都民劇場)





これによると5月には團菊祭で團十郎が復帰、7月は玉三郎・海老蔵共演等うれしい情報がいっぱい。今から予定をしておきましょう、



仁左衛門成功祈願に太宰府天満宮へ

東京・東銀座の歌舞伎座「三月大歌舞伎」(3~27日)で13世片岡仁左衛門の十三回忌追善狂言として「菅原伝授手習鑑 道明寺」で菅丞相(菅原道真公)を演じることになり、道真が祭られている太宰府天満宮に出向いた。(芸能情報ページ)



3月の追善興行の成功祈願に太宰府の天満宮を訪れ、梅の木を植樹されました。牛肉をたって菅丞相を務める仁左衛門さん、体調を崩されませぬように願っています。



新橋演舞場9月公演 橋之助・成宮寛貴で「魔界転生」

橋之助夢実現 舞台で「魔界転生」 自ら柳生十兵衛、天草四郎に成宮寛貴 歌舞伎俳優・中村橋之助(40)が新橋演舞場9月公演(2~26日)に主演することが27日、分かった。演目は山田風太郎さん原作の「魔界転生(まかいてんしょう)」で映画化、漫画化はもちろん、ゲームにもなった人気伝奇作品。橋之助は柳生十兵衛を演じ、ライバルの天草四郎役を成宮寛貴(23)が務める。脚本、演出はG2が担当。古典芸能の旗手と現代劇で活躍する若手俳優の異色のコンビに人気演出家が絡み、話題を呼びそうだ。(芸能情報ページ)



次々と歌舞伎俳優が新しいことに挑戦する中、橋之助が9月演舞場で山田風太郎原作の「魔界転生(まかいてんしょう)」の柳生十兵衛を演じるとのことです。役どころではぴったりですね。



三津五郎の白拍子花子

3/19 道成寺の舞踊 

長唄「京鹿子娘道成寺」 白拍子花子



石川県立音楽堂邦楽ホール(今月のスケジュール)

三津五郎のHP、今月のスケジュールにお知らせがありました。



石川県立音楽堂邦楽ホールでは面白そうな企画があります。お近くの方は是非お出かけ下さい・



三津五郎の道成寺、その内本興業で観られるかしら?







道成寺の舞踊     



日 時◆2006年03月19日(日) 13:30開場 14:00開演



会 場◆石川県立音楽堂 邦楽ホール(花道あり) 



出演者◆花形歌舞伎役者 藤間 勘寿々 



曲 目◆長唄「京鹿子娘道成寺」荻江節「鐘の岬」 



料 金◆一等席¥8,000 二等席¥5,000 桟敷席¥24,000 車椅子席¥2,500



販売 開始◆会員先行予約開始 2005年04月01日(金) 一般販売開始   2006年01月19日(木)



お問い合わせ◆石川県立音楽堂チケットボックス     (076)232-8632



託児室◆有・公演の3日前(土・休日を含まない)までに要電話予約(076)232-8111 (公演情報)



花形歌舞伎役者=三津五郎、ということでしょうか。荻江節「鐘の岬」は藤間勘寿々さんでしょうね。



道成寺物でも両者はかなり違います。続けて観ると特徴が分かって面白いですね。



福助 気ままに語る

福助 気ままに語る



今月のお役について、大変興味あることが書かれています。いつもは遠見の子役が出てくる所を出さずに馬に乗って戦うようです。



よくでるお芝居ですが浄瑠璃の言葉に注目して、じっくりと観たいです。



玉三郎の「今月のコメント」

二月は歌舞伎座で『京鹿子娘二人道成寺』を勤めさせて頂きます。2年前のお正月に上演させて頂きましたが、お客様はもちろんのこと、専門家の皆さんにも受入れて頂いて本当に嬉しく思います。今回も心して一生懸命勤めます。また『幡随長兵衛』は平成3年に同じく播磨屋さんと勤めさせて頂きました。華やかな二月公演になるようにと思っております。(坂東玉三郎ページ)



去年の12月に出版されました『たいころじい』という雑誌に、自分の太鼓に対する思いが書かれております。インタビューをして下さった編集長が、とても太鼓を愛していらっしゃった事もありまして、自分の考えている事が素直に話せているような気が致します。今月から3回に分けて掲載させて頂きます。(坂東玉三郎ページ)





『たいころじい』にのったインタビューが掲載されています。



太鼓との競演、興味深い企画ですね。玉三郎の手にかかると何かステキになる気がします。



2006年2月1日水曜日

国立劇場 伝統芸能講座 「歌舞伎の鳴物」田中 佐太郎

伝統芸能講座 「歌舞伎」田中 佐太郎「歌舞伎の鳴物」(伝統芸能講座 「歌舞伎」 田中 佐太郎「歌舞伎の鳴物」|日本芸術文化振興会)



・日時:3月12日(日) 午後2時より (午後4時頃終了予定)

・場所:伝統芸能情報館 3階レクチャー室 (国立劇場裏)


お話の前に、国立劇場自主制作映画「かぶきの音」を上映いたします。(約45分)
(平成3年製作/出演:中村鴈治郎・中村富十郎・中村又五郎・杵屋栄一郎・田中傳兵衛・川瀬白秋・芳村五郎治社中・田中傳左衛門社中 他)



往復ハガキで応募します。今回は当たって欲しいです。



4月歌舞伎座歌右衛門追善興行 中村梅玉HPより

さて4月の追善でございますが、この興行で一門の中村玉太郎が六代目中村松江を襲名し、息子の河野彩人が五代目中村玉太郎を名乗り初舞台を踏むこととなりました。併せて、私門弟梅蔵と、魁春門弟歌松が春花(しゅんか)と改めて、名題の列に加わらせていただく運びとなりました。また歌舞伎俳優になりたいと2年前より私の処で、修行をしてまいりました森正琢磨を中村梅丸と名乗らせ部屋子といたすこととなりました。追善と併せて、一門にとりまして大変重要な興行となりましたので、皆さまのご見物の程偏にお願い申し上げます。(baigyoku.com ひとりごと)



追善興行では一門の襲名披露、初舞台もあり、賑やかな舞台になりそうです。縁の演目が並び、久々に上演されるものもあり、楽しみです。花の季節に昇天した名女形を偲びたいと思います。今年はさくらの開花はいつ頃でしょう。



演目、配役はスケジュールの所に発表されています。



昼の部(狐と笛吹・弧城落月・関八州繋馬)



夜の部(井伊大老・口上・時雨西行・伊勢音頭)



2月歌舞伎座、菊吉顔合わせ

歌舞伎:2月歌舞伎座 菊五郎と吉右衛門、がっぷり 昼夜2演目で攻守変え火花散らす(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)



当代の菊吉が先代初演の役を演じる「小判一両」が話題です。宇野信夫の世話物の雰囲気を感じる舞台で楽しみです。



長兵衛×水野の対決は見ごたえありそうですね。



他に好評だった玉三郎・菊之助の「二人道成寺」もうれしい再演で、見逃せません。