2006年3月31日金曜日

なんだろう?

明日のNHK総合19時及び21時のニュースである発表がございます。お楽しみに。(亀たより Ver.4)

亀治郎さんが日記にこんなコメントを書いています。とりあえず、31日夜の7時・9時のNHKニュースを見てみましょう。何の発表でしょうか?おたのしみ!



坂東三津五郎が日本芸術院賞を受賞

2005年度(第62回)日本芸術院賞の受賞者が日本芸術院から発表され、日本俳優協会 会員で歌舞伎俳優の坂東三津五郎さんら10人が同賞を受賞することが決定しました。(俳優ニュース)



昨年の「芋掘長者」は本当に面白かったです。この作品は再演を重ね後世に残してほしいと思います。日本人の健全な笑いを楽しみました。



芸の質も幅も上がった三津五郎、今後も期待しています。受賞おめでとうございます。



2006年3月30日木曜日

3月「當世流小栗判官」国立劇場賞

国立劇場賞の発表(3月花形若手歌舞伎公演「當世流小栗判官」)(国立劇場 National Theatre (Large Theatre, Small Theatre))

国立劇場賞の発表(3月花形若手歌舞伎公演「當世流小栗判官」)





優秀賞   市川笑三郎



奨励賞   市川欣弥    市川猿四郎



2006年3月27日月曜日

上村以和於の劇評コクーン歌舞伎の『東海道四谷怪談』

コクーン歌舞伎の『東海道四谷怪談』、南番・北番とも初日を見た。どちらも串田和美演出のメスが入っているが、南番は基本的には脚本・場割りとも現行歌舞伎に沿っているのに対し、北番は串田演出が全面的に施される。特に「隠亡堀」以降は串田演出オンパレードであり、かつての猿之助版『千本桜』ではないが「直助編」という趣きでもある。勘三郎の役も、お岩は両番ともだが、南番が与茂七、小平と「いつも通り」なのに対し、北番では直助権兵衛を初役でつとめる。串田演出の主眼も直助をフォーカスするところにあるかに見える。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)



南番・北番という違った切り口の演出を見比べると、面白いですね。



2006年3月26日日曜日

劇場への招待 26日10時~

劇場への招待  



10:00「中村吉右衛門“日向嶋景清”までの10か月」



11:00 「日向嶋景清」                        



中村吉右衛門 中村 芝雀  中村 歌昇  中村信二郎 市川染五郎ほか                                               ~東京・歌舞伎座で録画~     【副音声解説】おくだ健太郎(NHK番組表)





ドキュメンタリーと舞台中継が同時に観られて分かり易いですね。皆様お見逃しなく。



三津五郎の『京鹿子娘道成寺』

金沢の石川県立音楽堂で『京鹿子娘道成寺』を踊りました。昭和63年に坂東流の舞踊会で踊って以来17年ぶりでした。ここ数か月歌舞伎の舞台から離れていましたので、衣裳の重さとそれを着て踊ることの大変さを改めて痛感しました。25日間の公演になれている私たち役者にとって1日だけの公演はコンディション作りや緊張感のうえで難しいものがあります。舞踊家さんはそれが普通なのですから、そんなことは言っていられないのですが…。放送日はまだ決まっていませんが、NHK(地上波)で放送される予定です。完璧ではないものをお見せするのは正直言って少し悔しい恥かしい気持ちもあります。(三津五郎の部屋)



三津五郎でさえ、しばらく舞台を離れていると「道成寺」を踊るのは大変なのですね。1日だけの公演というのも役者さんは慣れていませんから苦労のようです。



ご本人は出来が今一?だったと言われていますが、テレビで見られるのは楽しみです。



「奴道成寺」は襲名の時に観て、とても良かったですが、「京鹿子娘道成寺」は又違います。どんな花子か興味津々です。



「かさね」卒塔婆のしかけ

写真だとちょっとわかりにくいのですが、卒塔婆が乗った台の、前っつらについている糸(ジャリ糸)が、いったん池の縁のところで折り返され、土手の裏にのびております(台の右横に這っているのが折り返しの方です。仮にAとしましょう)。そして一方で、台の左側についた糸は、池の縁の下手側のところで折り返され、斜めに土手の裏へと続いております(B)。本番では卒塔婆は土橋の下奥、客席から見えないところまで下がっているわけですが、まずAの糸を引くと、卒塔婆が前方に出てくる。続いて与右衛門が刀のこじりで引き寄せる芝居に合わせてBの糸を引くと、卒塔婆は下手へ移動するということです。卒塔婆の上には鎌が刺さった髑髏が乗っているわけですが、移動中に卒塔婆から転がってしまっては大変ですので、鎌の柄に小さな穴をあけ、台に作られた突起に嵌めてぐらつきを防ぎます。卒塔婆自体も同様に固定します。卒塔婆はあとでへし折りますので、折れやすいように軽く切れ目を入れてあります。(梅之芝居日記)



梅之さんの日記に、「かさね」に出てくる髑髏の乗った卒塔婆がどういうしかけで流れてくるのか、詳しく書かれていましたので興味深く読みました。こんぴら歌舞伎でも「かさね」が出ますので、目を凝らして観察いたしましょう。



2006年3月24日金曜日

5月演舞場 チラシ

5月の公演情報-1(新橋演舞場)(五月大歌舞伎|新橋演舞場|歌舞伎・演劇|松竹)



チラシが新しく」なりました。何かとっても楽しいです。



2006年3月23日木曜日

真山美保さんご逝去

●真山美保さんご逝去



作家・演出家の真山美保(まやま・みほ)さんが、3月12日(日)午後11時、老衰のためご逝去されました。享年83歳。(俳優ニュース)



真山青果の作品を猿之助が演じる時は、大概美保さんが演出をなさっていました。



「元禄忠臣蔵」「荒川の佐吉」これからどなたが演出なさるのでしょう。



青果作品はセリフが大変ですが、今の若手にも手がけてほしいです。



謹んでご冥福お祈り致します。



尾上菊之助さん、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞

●尾上菊之助さんが芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞芸術分野で優れた業績を挙げた人に贈られる芸術選奨の2005年度(第56回)受賞者が文化庁から発表され、歌舞伎の関係者では歌舞伎俳優の尾上菊之助さんが文部科学大臣新人賞を受賞しました。昨年7月歌舞伎座の『NINAGAWA十二夜』で三役を演じ分けた表現力などが高い評価を受けての受賞となりました。(俳優ニュース)



菊之助さんはここのところ毎年何かの賞を頂いているようですね。『NINAGAWA十二夜』の舞台は素晴らしかったのでうれしく思います。受賞おめでとうございます。



演舞場でボヤ騒ぎ

公演を主催する松竹は同日、23日に行われる2公演を安全確認のため中止すると発表した。24日は休演日で、25日以後に再開するかどうかは、今後検討するという。  主演の滝沢さんは「来場いただいた皆さまにご迷惑をおかけしたことをおわびいたします。このようなことが起きて非常に残念ですが、一日も早く再開できることを願っています」というコメントを発表した。(Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 新橋演舞場で公演中に火災、5人が搬送される)



演舞場23日の公演中止のようです。



舞台で演技していた人も、観客も大きな怪我がなくて良かったです。最近はハイテクな仕掛けも多くて、いつか事故にならなければいいなあ、と思っていました。今後関係者には充分に気を付けて頂きたいです。



2006年3月22日水曜日

小玉祥子の劇評 3月歌舞伎座

昼の追善は最後の「道明寺(菅原伝授手習鑑)」。仁左衛門は、自分の存在が不幸を招いた覚寿(芝翫)一家への、悲しみが感じられる菅丞相を品位を保ちつつ見せた。幕切れ近く、苅屋姫(孝太郎)と目を合わすのを避け、取りすがる姫に、扇で思いを伝える。袖を巻き上げ、舞台を振り返っての花道の入りまで、情愛がにじんだ。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)





追善狂言は昼夜とも見ごたえあって良かったです。



小冊子「東京文花座」

歌舞伎座でみつけましたので皆様にご紹介いたします。



創刊1周年記念ということなので、既にご存知の方もいらっしゃると思います。



隔月発行で無料、歌舞伎座正面入って左、左手のカウンターに置いてありました。他の場所にもあるかも知れません。



今号の内容



   関容子の楽屋さじき「仁左衛門の横顔」



   文花な女たち「松本幸四郎夫人藤間紀子さん」



   花見座談会「花の宴」市川亀治郎・柳家花緑・水原紫苑



   寿語六、厳選六情報



        お芝居や美術展の紹介です。



<旦那衆も、貴族や数奇物も、江戸の町人たちもいないこの時代に。



私たち一人一人は、文化に対しても責任を持たなければならなくなった。



だけど、文化貢献というのは、誰にだって、重荷すぎる。



一人一人が「文花人」になるということが、これからの文化貢献の



新しい形だと思う。みなさんと一緒に、これから文花人について考えていきたい。>





こんな趣旨のようです。どの記事も興味深く、面白いです。



歌舞伎座に行かれる方は是非みつけて読んでみて下さい。





2006年3月19日日曜日

近藤瑞男の劇評 3月国立劇場

猿之助の18番受け継いだ弟子たち(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060318/ftu_____mei_____004.shtml)





これから順に猿之助が手がけた演目を国立で公演されると良いですね。



2006年3月17日金曜日

團十郎復帰会見 

團十郎は「大変ご心配をおかけいたしましたが、皆様のご支援のおかげで團菊祭で復帰することとなりました。舞台に復帰できるのは無上の喜びです。『外郎売』を楽しんで、和やかな気持ちでつとめたいと思います」と復帰の喜びを語り、現在の心境を「無間地獄から戻ってきたような気持ちです」と表現しました。(俳優ニュース)



歌舞伎座での團十郎の会見の様子、團十郎スマイルの写真が見られます。



私達にとっても無上の喜びです。5月が待ち遠しいです。



2006年3月16日木曜日

上村以和於の小論 菊之助の松山

かつてのアズマカブキが初演のこの踊りは、長老となった富十郎と雀右衛門の芸様の立派さゆえに気づかなくなってはいたが、じつは、昭和三十年代という「戦後」という時代を色濃く反映していたのだった。それを、菊之助が踊ることによって、踊りの色が変わって、平成の古典を予感させたのである。菊之助のオーソドクシイということを前に言ったが、いま改めて、そのことを思わずにはいられない。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)



「二人椀久」は他の歌舞伎舞踊とは全く違った踊りでした。曲自体は古いのですが、振付が斬新で、徳穂らしい華やかさが引き立つ踊りでした。歌舞伎では雀右衛門が引き継いで、富十郎と共にこの踊りを磨いて完成させました。何度みても感動致しました。



<じつは、昭和三十年代という「戦後」という時代を色濃く反映していたのだった。>



時代背景でしょうか、とってもモダンな香りがしました。徳穂も富十郎も雀右衛門も戦後の文化の復興に命を捧げた(ちょっとオーバーな表現ですが)人達です。だから思う存分開放的に踊れたのだと思います。



菊之助は違います。オーソドクシイと上村さんは言われていますが、正統派です。この「二人椀久」のモダンさは持ち合わせていないでしょう。富・雀のとは「色」が違います。平成の古典にするにはもう少し時間がかかるでしょう。



團十郎復帰会見

5月の歌舞伎座公演からの舞台復帰について、「最初から欲張らず、おいおい舞台の数も増やして行きたい」と語った。(市川団十郎さんが復帰会見、5月から舞台に : ニュース : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))



入院日記をHPにアップされていたので、読んでいましたが、相当辛い経験をなさっていたと感じました。時には思い出話もあって、楽しませて頂きましたが、退院と伺って本当にうれしく思いました。ご自身でおっしゃってるように、「欲張らずおいおい」復帰なさって下さい。



2006年3月15日水曜日

亀治郎の亀たより

明日を考えなければならないのだろうが、腹八分ということができない。今日来ていただいた観客のみなさんと共有できる空間は、今日一回限りである。だから燃焼し尽くす。腹十二分くらいやってしまう。劇場の皆さんが喜んでくださるのが、一番の元気の源となる。(亀たより Ver.4)



演じている彼は、十二分にやってくれる、だから舞台は熱く、お互い喜びを共有できるのだろう。パルコの写真がトップページにアップされています。



2006年3月14日火曜日

中村梅玉のひとりごとより

「関八州繋馬」─ 近松の原作を父が取り上げ、戸部先生に脚色を、先々代藤間御宗家に振付けをお願いした作品でございます。その戸部先生も昨年暮に亡くなられ、今年は先々代御宗家の十七回忌にもあたります。この作品の初演にかかわった方々皆さまへの追善の作品となりました。魁春が初めて隈取をいたします。この中で玉太郎が松江を、新松江の長男が玉太郎を襲名いたします。私も間狂言で里の男を播磨屋と務めますが、間狂言はご見物にとって息抜きの場でもございますので、楽しく踊らせていただきたく思っております。古風な味わいとなっており、配役も豪華でございますので、お楽しみいただけるのではと思っております。

小山観翁さんより昭和17年に七代目高麗屋のおじさんと踊ったお話を伺いました。古い写真にそれらしい写真がありましたが、もちろん私の知らない時代のお話です。



(baigyoku.com ひとりごと)





梅玉が2月の博多座のこと、そして4月の追善のことを書いています。めずらしい演目ばかりで楽しみです。「時雨西行」は歌右衛門の江口見たかったなあ、さぞ良かったことでしょう。



上村以和於の劇評 3月国立劇場

一生懸命の熱演は当然だが、出来栄えも相当なものである。国立劇場の本興行としてすこしも恥ずかしくない。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)



猿之助が演出しただけあって、上出来のようです。各人の努力の賜物、今後も責任公演が増えそうです。



2006年3月12日日曜日

公演記録鑑賞会のご案内

[開場40周年記念]“シリーズ 国立劇場:誕生のころ” (公演記録鑑賞会のご案内|日本芸術文化振興会)



なつかしいお名前ばかり、開場当時つまり40年も前の舞台が見られるのは貴重ですね。金曜日の午後ですと行かれない方もいらっしゃると思いますが、時間のある方は無料ですし、往年の名優に会いにいくのもうれしいですよ。



コクーン歌舞伎 南番と北番

二バージョンの南番と北番では、俳優がそれぞれ役柄を入れ替えて演じる。 北番は洋楽がバックとなり、勘三郎はお岩、直助権兵衛の二役。お岩の妹・お袖(中村七之助)とそのいいなずけ・佐藤与茂七(中村扇雀)、お袖に横恋慕する直助らの人間関係、病気の旧主・小汐田又之丞(橋之助)に忠義を尽くす小仏小平(扇雀)の運命など、「南番」では上演されない「三角屋敷・小仏小平内」を含めた新しい「四谷怪談」が展開される。 南番は三味線音楽に基づく内容で、勘三郎はお岩、小平、与茂七の三役。(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060311/ftu_____mei_____001.shtml)



南番と北番の違いが分かりました。どんな味付けなのでしょうか。



2006年3月11日土曜日

十八代目中村勘三郎展「勘三郎への道」を開催

●東急百貨店本店で十八代目中村勘三郎展「勘三郎への道」を開催



3月22日(水)より、渋谷・コクーン歌舞伎第七弾『東海道四谷怪談』(3月18日~4月24日)の上演を記念して、十八代目中村勘三郎展「勘三郎への道 十八代目中村勘三郎ワールド」が開催されます。 芸を極めると同時に飽くなき挑戦を続ける十八代目中村勘三郎。その人と芸を、写真パネルや衣裳展示などでご紹介する展覧会です。同時期に上演されるコクーン歌舞伎とあわせてご覧ください。(俳優ニュース)



渋谷で見られるのは都合良いですね。



2006年3月10日金曜日

国立劇場メルマガ開始のお知らせ

独立行政法人日本芸術文化振興会のメールマガジン「メルマガ・伝統芸能」の配信が近日開始されます。「メルマガ・伝統芸能」では、国立劇場、国立劇場、国立演芸場、国立能楽堂、国立文楽劇場、伝統芸能情報館、芸術文化振興基金、新国立劇場、国立劇場おきなわの公演情報や行事など、様々な情報をお届けする予定です。たくさんの方々のご登録をお待ちしております。(メールマガジン会員募集開始!|日本芸術文化振興会)



早速登録しました。いち早く情報が得られるのでうれしいです。



海老蔵がNHK『食彩浪漫』に出演

NHKの『食彩浪漫』に海老蔵が出演いたします。



 放送予定日は  4月23日(日) 総合テレビ 11:30~11:50   



                         4月25日(火) 総合テレビ 深夜1:55~2:15   



                         4月29日(土) 教育テレビ 14:15~14:35  



なお、テキスト『食彩浪漫』(NHK出版)は、3月16日発売予定です。(成田屋 新着情報詳細)





海老蔵はどんなお料理をご披露してくれるのでしょう。楽しみですね。



2006年3月9日木曜日

パルコ歌舞伎 NHKで紹介されます。

今回のパルコ歌舞伎のことで昨日NHKの取材がありました。内容は、亀治郎一人のインタビューです。



放送日明日9日(木) 首都圏ネットワーク(NHK総合) 17:10~



11日(土) こんにちはいっと6けん(NHK総合) 11:30~(亀ニュース)



亀治郎さんのところにお知らせがありました。



パルコ歌舞伎のインタビューがあったとのこと。お見逃しなく。



2006年3月8日水曜日

江戸博の上映リストに仁左衛門の菅丞相 

245歌舞伎の魅力 1勧進帳 -松羽目物の成立-33分



246歌舞伎の魅力 2菅丞相 片岡仁左衛門 義太夫狂言の演技37分



247歌舞伎の魅力 3舞台35分



248歌舞伎の魅力 4音楽 おさん茂兵衛 大経師昔暦にみる36分



249歌舞伎の魅力 5新歌舞伎35分 250歌舞伎の魅力 6黙阿弥 人と作品「鼠小僧」を中心に(上映プログラムリスト)http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/shisetsu/eizolibrary/plist/index.html





十三代目の菅丞相の映像が見られるようです。



他にも伝統芸能関係があります。映画館に行くつもりで足を運んでみるのもよろしいですね。



 山川静夫の“新・華麗なる招待席”2月文楽

土曜シアター 山川静夫の“新・華麗なる招待席”                       【案内】山川 静夫



文楽「曽根崎心中」  生玉社前の段…(浄瑠璃)竹本津駒大夫 (三味線)鶴澤 寛治                                                              天満屋の段…(浄瑠璃)竹本綱大夫 (三味線)鶴澤清二郎                                                                                         天神森の段…(浄瑠璃)竹本文字久大夫 豊竹咲甫大夫



                (人形遣い)吉田 文哉 吉田 簑助



文楽「天網島時雨炬燵」北新地河庄の段…(浄瑠璃)竹本伊達大夫(三味線)竹澤 宗助                                                           道行名残の橋尽し…(浄瑠璃)豊竹呂勢大夫(三味線)野澤喜一朗



              (人形遣い)桐竹 紋臣 吉田 玉英                                                  ~東京・国立劇場で録画~(NHK番組表)





先月の国立小劇場の文楽が中継されます。早いですね。行かれなかった方は是非ご覧下さい。



團菊祭五月大歌舞伎

興行情報を掲載しました。(五月興行情報)



メルマガやチラシで既にご存知と思いますが、歌舞伎座HPにアップされました。



何といっても元気な團十郎の「外郎売」が待ち遠しいです。菊之助・海老蔵の「江戸の夕映」。岡本綺堂の「権三と助十」を菊五郎・三津五郎、時蔵、左團次。



夜は黙阿弥の「黒手組曲輪達引」が見物でしょう。豪華な顔ぶれで大舞台間違いなしと思います。



昼夜に踊り三題、「雷船頭」を松緑。「保名」が菊之助。「藤娘」は海老蔵。海老蔵は5月終わって外国公演に「藤娘」を持っていく。六代目のではなく、違う振付ではないでしょうか。



「傾城反魂香」は良く出るので、三津五郎には違う演目で楽しませてほしかったです。







2006年3月7日火曜日

「あたまとり」でお遊びなんし!

毎月、歌舞伎好きの頭の体操のようなゲームを「ひとこと掲示板」で実施しています。「しりとり」ではなく「あたまとり」です。歌舞伎に関係のある言葉:外題・役名・役者名・屋号・セリフ・歌詞・作者等関連のある言葉、なんでもよろしいのです。あらかじめ私が当たりの言葉を決めておきます。その言葉を書き込むと「大当たり」と表示され、ゲーム終了となります。当たりの言葉は大概歌舞伎座より選んでいます。時にはヒントも出します。



今月も早速始めたいと思います。キーワードは今月歌舞伎座より、「ひとこと掲示板」にどうぞお出でなさいませ。







下記に具体的に説明致します。



「あたまとり」のルール



「ひと言掲示板」に先ず「      」にひらがなを入れます。その言葉の漢字表記を記入、コメントを書き込みます。
外題・役名・役者名・屋号・セリフ・歌詞・作者等関連のある言葉。
「や」「ゆ」「よ」に関しては小文字でなくて良い。例 まかしょ→まかしよ
「あ」「お」は生み字も可。 例 待ちかねましたわいなあ
旧かなづかいは使わない。  



点数は付きません。一つだけキーワードを用意します。その言葉が出たらゲーム終了。
この間にいつものひと言を入れても構いません。当たりが出るまで何日かかるか分かりませんが、状況に応じて私がヒントを出します。



例  「さぎむすめ」鷺娘。玉三郎の世界へドップリ!
   「あいあいがさ」相合い傘の五分と五分。新三の名セリフより
   「まちかねましたわいなあ」待ちかねましたわいなあ。吉野山、静のセリフ。



こんな感じで繋げていきます。



渡辺保の劇評 3月歌舞伎座

富十郎の椀久が夜の部第一の見もの、その柔らかさ、体の中からリズムが湧き上がってくるような踊りのうまさでうならせる。今さらではないが、この曲の特色、振付の特異さがよくわかって感心した。雀右衛門との名コンビの時代を思えば、幕切れの哀愁、ひとしおである。菊之助の松山は初役で仕方がないが、体が硬く、動きが重い。(2006年3月歌舞伎座)



私は今月はまだ観ておりませんが、仁左衛門の役は本当に難しいと思います。神々しいお姿は熊谷で立証済みですから、今度も期待しています。



富十郎の踊りは去年の「うかれ坊主」もそうでしたが、もう振りをつけるのを通り越して、身体が覚えているというか、筋肉が自然と動くのか、柔軟で<踊りのうまさでうならせる>と渡辺氏が言っておられるのがうなずけます。対する菊之助、1ヶ月一緒に踊って何でも良いから富十郎から吸収してほしいです。横綱に向かっていく幕下の力士のように、落差を感じていることでしょう。



2006年3月5日日曜日

「二人椀久」菊之助松山に初挑戦

原作の初演は江戸中期だが、一九五一年に初代尾上菊之丞の振りで菊之丞の椀久、富十郎の母・吾妻徳穂の松山で始まったのが今回の出し物。松山の打ち掛けを井戸の木枠に見立てて踊る謡がかりの場、三味線の即興(タマ)でテンポよく踊る場面などが見どころとされる。富雀コンビで、これまで十五回にわたり磨き上げてきた。http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060304/ftu_____mei_____004.shtml



私が初めて富十郎(当時は竹之丞)徳穂の「二人椀久」を観た時は感動しました。曲は古いのに踊りは新しい、緩急が効いていて、そして夢幻の世界がはかなく、美しい、何てステキな踊りだろうと思いました。歌舞伎では富十郎・雀右衛門で何度も観ています。非の打ち所ない踊りでした。今回菊之助の要望で実現したとか、彼は積極的ですね。何にでも挑戦しようという精神が好感もてます。



「二人椀久」はいろんな方が振付されていますが、私は断然菊之丞振付のが好きです。



2006年3月4日土曜日

猿之助の元気な様子

握手していただきました3猿之助丈のお手は、あたたかでやわらかでした…。(今月のお役)



葵太夫さんのコメントを読みますと、こちらまで胸がいっぱいになります。本当に良かった。ご自身は舞台に立たなくても、今まで育てた若手が夢を引き継いで立派に務めてくれるでしょう。



三越歌舞伎 配役決定

一、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)車引(くるまびき)



     【配役】梅王丸  市川猿弥/桜 丸  市川春猿/時平公  坂東薪車



              松王丸  市川段治郎



二、作/近松門左衛門 監修/片岡仁左衛門



      女殺油の地獄(おんなごろしあぶらのじごく)序幕  徳庵堤の場



      ニ幕目 河内屋内  の場  三幕目 豊嶋屋油店の場



      【配役】河内屋与兵衛 中村獅童/豊嶋屋女房お吉 市川笑三郎



               芸者小菊  市川春猿./豊嶋屋七左衛門 市川段治郎



               小栗八弥  坂東薪車/兄 太兵衛 市川猿弥



               父 徳兵衛  市川寿猿/母 おさわ   坂東竹三郎(三越劇場公演の詳細)





配役が決まりました。ナイスキャスト、三兄弟の顔ぶれみると、早く見たくなります。



獅堂の与兵衛は仁左衛門の指導ということです、どんなふうに演じるかこちらも楽しみです。



「国立劇場さくらまつり」開催

開催期間:3月25日(土)~4月3日(月)(予定)



※1 開催時間:12:00~15:00 雨天の場合は中止いたします。  



国立劇場では、観劇のお客様以外にも国立劇場をより身近に親しんでもらおうと、3月25日(土)~4月3日(月)の10日間(予定)で「国立劇場さくらまつり」を開催いたします(国立劇場開場40周年記念 「国立劇場さくらまつり」開催|日本芸術文化振興会)



お花見の穴場かもしれません。折角三宅坂まで行ったら、お芝居も観たいですね。



3月国立劇場「當世流小栗判官」

今回の特色は発端から2幕までを1部(午後1時)、3幕から大詰めまでを2部(土日休日は午後5時半、平日は同6時半)とし、2部構成で上演すること。1部、2部の最初には全ぼうを説明する「口上」も付く。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)



小玉祥子さんによる3月国立劇場の見どころなどが紹介されています。2部の開演時間を遅くしたのが良い試みだと思います。今後も是非取り入れて頂きたいです。国立の場合は終演後劇場バスが出るので便利です。



2006年3月3日金曜日

PARCO歌舞伎『決闘! 高田馬場』舞台稽古

三谷幸喜:作・演出 PARCO歌舞伎『決闘! 高田馬場』舞台稽古(シアターフォーラム@nifty)



舞台稽古の様子と出演のみなさんのコメントがのっています。



写真満載です。面白そうです。



舞踊研究会「たけのこ会」

坂東三津五郎丈ご一門の舞踊研究会「たけのこ会」が6月26日27日の両日、浅草公会堂にて久々に開催されます。私もお招きを受けまして、三津右衛門さんと「鬼次拍子舞」にて松の前を、また、大喜利の「笑門俄七福」で芸者を勤めさせていただきます。以前、第一回、第二回の「たけのこ会」にも出演させていただき、「喜撰」のお梶や「角兵衛」の鳥追いを勉強させていただきましたが、この度もいかにも坂東流らしい特色が溢れた演目や稀曲が並び、私もよき勉強の機会と、大変楽しみにいたしております。つきましては、御多忙の折誠に恐縮ながら、何卒万障お繰り合わせの上御高覧いただきまして、御指導、御鞭撻を賜りたく、心よりお願い申し上げます。(中村京蔵公式ホームページ | お知らせ)



本家の三津五郎さんのHPにのっていませんので、京蔵さんのページからご紹介します。



チラシが見られます。番数もちょうどよく、めずらしい演目もありますし、行きたいと思います。



『名女形・雀右衛門』 渡辺保著

『名女形・雀右衛門』 



舞台に咲く大輪の花 85歳にしてこの若さ、美しさ-奇蹟の女形の芸と人生。



昭和15年、血気盛んな青年俳優は軍隊へ。7年間の空白を経て舞台へ復帰、女形に転向するが・・・。遅い出発を余儀なくされた雀右衛門が苦難の果てに咲かせた芳醇な花々 -八重垣姫、雪姫、葛の葉など、その当り芸27種を味わい、女形の真髄に迫る。 後援会会員 歌人の石井辰彦氏の書評(波 掲載)を引用させていただきます。



前略・・・本著は、雀右衛門の芸の本質を鮮やかに指し示し、雀右衛門という謎めいて魅力的な人間そのものまでに肉薄した、驚異的な一冊だ。「女形とは」「雀右衛門の人生」「雀右衛門の芸」という3本の論考に加え27の役柄についての考察が収めれられているが、そのいずれもに目から鱗が落ちる思いをさせられた。雀右衛門という名女形の真の価値ばかりか、女形というもの、歌舞伎というものの深遠な秘密までもが、ここではあきらかにされているのである。・・・後略



大変素晴らしい著書でございますので、多くの皆様にご購入いただきたく、ご案内申しあげます。ご家族、ご友人にもお勧めくださいませ。 渡辺保 著縦19.6cm×横13.5cm 249p 新潮社 定価(税別)1,700円(中村雀右衛門公式ホームページ)



渡辺保さんの雀右衛門という女形の解析から、歌舞伎の女形の真髄が分かるような内容のようです。27種の役についての解説も価値ありますね。



中村雀右衛門後援会 総会のご案内

◆ 日時 平成18年3月7日(火曜日) 18:00開場 18:30開会 

場所 帝國ホテル 光の間(本館中二階) 東京都千代田区内幸町1-1-1 電話:03-3504-1111  会費 15,000円 (当日のキャンセルは全額頂戴いたします。)



 ※会員でない方もご参加下さいませ。 連絡先 080-1073-6616 中村



今年の後援会総会は、帝國ホテルを会場に、着席ビュッフェにさせていただきました。総会は堅苦しくない程度の勉強会に、お誕生会は余興で楽しくと企画しております。雀右衛門丈、京屋ご一門とのなごやかな交流のひとときをお楽しみください。美味しいお食事もご用意いたしておりますので、ご友人をお誘いくださいますようご案内申し上げます。



講演 「雀右衛門丈と四半世紀」 / 講師 高橋睦郎(詩人)(中村雀右衛門公式ホームページ)



後援会に入会していなくても参加できるようです。高橋睦郎さんの講演を聞いて、美味しいお料理を頂いて、京屋一門の方と楽しい一時を過ごすのもよろしいかと思います。



中村雀右衛門 今月のメッセージ

体調はすこぶる良いのですが、足だけは思うようではありません。毎日歩くように勤めております、東京に帰りましたら専属のトレーナーの方と体を鍛えつつ、お稽古に励み出来るだけ納得のいく舞台に仕上げたいと思っております。(中村雀右衛門公式ホームページ)



「もみじ葉の青葉にしげる夏木立~」長唄「高尾ざんげ」三下りの唄い出しですが、季節の風が感じられる雀右衛門の踊りが楽しみです。毎日歩いて鍛える・・・見習わないといけませんね。一幕見の階段が登れなくなると大変ですから!



2006年3月2日木曜日

福助 気ままに語る

静はとても悲しい運命の女性で、この道行も恋人同士ではない、主従関係の旅です。静は我が君(義経)を想い、忠信は初音の鼓を守っているという本当に数奇な道行ですが、そこに何ともいえない遠慮の気持ち、ひいては人間と狐の何ともいえない悲哀があります。その悲劇に吉野の満開の桜が華やかに映えて、「弥生は雛の妹背仲、女雛男雛と並べて置いて~」と二人で並ぶところは、清元のとても素敵なところです。物語も、平家の悪七兵衛景清と三保谷四郎との錣引きの武勇伝などはっきりわかると、もっと面白いですよ。(福助 気ままに語る)



先月の「陣門・組打」に対してコメントしています。解釈はいろいろとれる訳ですから、いつもと全く同じの必要はないと思います。あとは好みの問題でしょう。



「吉野山」全山桜の山の中、この時期にふさわしい演目ですね。2月もそうでしたので歌舞伎座さん考えてくれたのでしょうか。



福助の静は品良く美しく、きっと良いでしょう。女雛男雛といえば明日は桃の節句ですね。舞台でお雛様代用出来ますよ。



葵太夫さんの今月のお役

今公演は、第1部・第2部で通し狂言に構成されておりますが、お勤め帰りに18:30開演の第2部だけご覧いただいても、第1部の経緯を解説した幕がございます。そのために2寿猿丈は13:00過ぎの「発端」で一度殺されますが、また18:30過ぎにもう一度殺されにお出になるそうです。お知り合いで「歌舞伎は見たいと思うけど難しいのではないか…」というお方には恰好の「わかりやすい」公演でございますから、どうぞお気楽にお誘いあわせてご見物におでましくださいませ。(今月のお役)



葵太夫さんは懐かしい再会に感激のご様子です。



夜の部だけでも、それまでのあらすじを紹介する場があるという親切な構成になっているようです。



2006年3月1日水曜日

尾上菊十郎さん、片岡愛之助さんが受賞

●尾上菊十郎さん、片岡愛之助さんが松尾芸能賞を受賞(俳優ニュース)

●尾上菊十郎さん、片岡愛之助さんが松尾芸能賞を受賞



◆優秀賞



☆ 富山 清琴 (邦楽) 地唄本来の上方の香りが薄れつつある現在、人間国宝の父富山清翁の地唄箏曲の芸をよく継承し、すぐれた音楽性によって地唄の芸風を伝える貴重な演奏家である。富筋に伝えられた稀少な曲も伝承し、地唄舞の地方としても不可欠の存在であり、また教育や創作にも力を発揮している。



☆ 尾上 菊十郎 (歌舞伎・タテ) 歌舞伎の立回りの場面を考案するのがタテ師の役割であるが、尾上菊五郎劇団のタテにすぐれた技法と良きアンサンブルを示してとりわけて新作『十二夜』(平成17年7月歌舞伎座)、復活狂言『児雷也豪傑譚話』(平成17年11月新橋演舞場)で効果をあげた。別に、脇役としても長年培ってきた芸を深め、歌舞伎を充実せしめる一員としての不可欠の存在として活躍を続けている。



◆新人賞



☆ 片岡 愛之助 (演劇) 平成17年正月の浅草歌舞伎で『封印切』の忠兵衛、八右衛門を演じ分けたのをはじめ、3月国立劇場の『廿四孝』では偽勝頼と本物の勝頼を気品高く演じて歌舞伎花形としての華と実力を発揮した。そのほか大阪松竹座の花形歌舞伎、博多座の歌舞伎公演でも芯になる大役を演じた。一方、明治座の『五瓣の椿』、三越劇場の『狐狸狐狸ばなし』、大阪の「平成若衆歌舞伎」など多彩なジャンルの舞台に出演した。その充実した活躍は松尾芸能賞の新人賞に相応しく顕彰する。



『児雷也豪傑譚話』での立ち回りは素晴らしかったです。菊十郎さんに拍手、おめでとうございます。



愛之助さんは国立の勝頼が印象に残っています。これは去年の舞台に対して贈られた訳ですが、今年も引き続き好調、将来がとても楽しみです。



東大寺「能・狂言会」

東大寺、聖武天皇千二百五十年御遠忌慶讃行事



世界遺産劇場 東大寺「能・狂言会」  於:東大寺大仏殿前



開場18:30   開演19:00



5月5日 「狂言の夕べ」



      「二人袴」  「三番叟」



      野村万作 野村萬斎



5月6日 「能・狂言の夕べ」



      狂言「鐘の音」 舞囃子「東方朔」 能「安宅」



      観世銕之丞   片山九郎右衛門   野村萬斎





今日、あぜくら会の会報に同封されてきたのですが、ツアーの案内で詳しい情報は分かりません。大仏殿の前で「安宅」が観られるのはすごいことです。



最近、お寺での伝統芸能の催しが多いように思います。奈良の都の旅行とセットで行くのも良いですね。







玉三郎の今月(3月)のコメント

このシネマ歌舞伎が順調に行れますと、家庭用テレビというメディアではなく映画館のような空間で、どこでも歌舞伎を楽しんで頂けるとういう流れが発生してくるのです。私は昔から歌舞伎座やその他の劇場で行われる歌舞伎が、映像を通して大きい画面、そして音響も出来る限り良い環境で多くの皆様に見て頂き、また広く深く理解し、楽しんで頂きたいと思っていたのです。そしてそれが歌舞伎の生の公演を楽しんでいただける手だてになると考えていたからです。それがまた世界に向けての発信にも繋がることだと考えていました。(坂東玉三郎ページ)



「道成寺」を25日間踊ることがいかに大変なことか、毎日観にきて下さるお客様に感動を与える舞台を務めるのは、気力も体力も充分でないとできないのですね。改めて素晴らしい二人の花子さんに感謝です。



シネマ歌舞伎はまだ観ていませんが、お手頃価格で楽しめて、花道の演技も映るとしたら、一幕見感覚で良いかもしれません。



三津五郎の今月(3月)のメッセージ

そんな中19日に金沢で久しぶりに「京鹿子娘道成寺」を踊らせていただきます。女形舞踊の大曲「道成寺」にひさびさに挑むということはかなりのプレッシャーになっていまして、心落ち着かない日々を送っております。稽古を重ねるしかないのですが、撮影のために決まった時間に稽古をすることができず、そろそろ焦っている毎日です。(坂東三津五郎公式ホームページ)



三津五郎はテレビと映画の出演で舞台はお休みのようです。金沢で「京鹿子娘道成寺」を久々に踊るそうですが、どんな花子か観たいですね。お稽古を重ねて臨まないと踊れないと言っていますが、本当に大変な踊りです。玉三郎と菊之助は楽が終わってホッとしていることでしょう。