●12月31日
京都南座顔見世 「義経千本桜」「雁のたより」 (NHK 番組表)
●1月1日
新春檜舞台 舞踊 長唄・清元「六歌仙容彩」(NHK 番組表)
●1月2日
新春檜舞台 舞踊・長唄「京鹿子娘道成寺」(NHK 番組表)
こいつぁ春から~初芝居生中継(NHK 番組表)
●1月3日
平成19年 初春お茶の間招待席 歌舞伎「梅初春五十三驛(NHK 番組表)
平成19年1月2日 19:00~22:00 NHK教育テレビにて放送予定の恒例『こいつぁ春から~初芝居生中継』に、大阪松竹座の初日の模様も中継される予定です。(成田屋 新着情報詳細)
1月2日他局で團十郎さんがクイズ番組に出演されることも、合わせてご覧下さい。
叔父に対する思いについて質問されると「教わったことで印象深いのは、毎日一生懸命に舞台をつとめること、品のないことをしてはいけないという二つです。亡くなる前に九州までお見舞いに行き、歌舞伎の古典を一から勉強し直すと伝えたら大変喜ばれました。その時の笑顔を忘れないように、これからも基本的に歌舞伎一筋で精進していきたいです」と感慨深そうな表情で語りました。(俳優ニュース)
来年4月に二代目中村錦之助を襲名する信二郎さんの記者会見のニュースです。
古典をしっかり勉強して、歌舞伎一筋に精進していきたい、と語っている信二郎さんはとても頼もしいです。最近、どの役にも真面目に取り組んでいて、役者ぶりも上がった信二郎さん、襲名を機に立派な役者になられますよう期待しております。
第1部は、荒事あふれる華やかな舞踊劇「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」、人間と狐(きつね)の異種婚姻を描いた狂言「芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」、舞踊「英執着獅子(はなぶさしゅうじゃくじし)」では、藤十郎さんが姫の艶(つや)やかな舞いと豪放な獅子の狂いを見せる。芦屋道満大内鑑では、舞台装置の「かけすじ」を使った宙乗りがある。
第2部では、狂言「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」、藤十郎さんが裃(かみしも)姿で襲名後初となる「お目見え」のあいさつ、白拍子花子と狂言師左近の踊り比べが見どころの舞踊「男女道成寺(めおとどうじょうじ)」で構成している。(四国こんぴら歌舞伎大芝居:来年4月12日から14日間--琴平・金丸座 /香川:MSN毎日インタラクティブ)
第23回四国こんぴら歌舞伎大芝居の日程と演目、配役が決まりました。
「英執着獅子」「男女道成寺」と華やかな踊りですね。宙乗りもあるそうですから、楽しい舞台になるでしょう。
菊五郎が、昼夜の世話物で江戸の香りを漂わせた。(十二月大歌舞伎(歌舞伎座) : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
「芝浜」は本当に見ていて楽しいお芝居です。音羽屋の政五郎は江戸時代にタイムスリップしたような気になります。
夜の「出刃打ちお玉」は今回工夫を加え、変化をくっきりさせたようです。
夜が序幕の「神霊矢口渡」のお舟。義峯(友右衛門)に一目ぼれしてのうっとりとした風情から、六蔵(団蔵)をだまし、父を裏切ってまで逃す際の激しさ。一貫した性根が感じられる。富十郎の父、頓兵衛が見事だ。やぶを分けての登場にすごみがあり、短気な悪人が怒りを募らせていく様が活写される。引っ込みの技巧も見もの。団蔵の小悪党ぶりもいい。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)
昼夜に2本初役に挑んだ菊之助が好評です。富十郎の頓兵衛、団蔵の六蔵という好配役を得、のびのびと演じられたのではないでしょうか。
歌舞伎座2月の演目が決定 歌舞伎座「二月大歌舞伎」の演目と主な配役が決まりましたのでお知らせいたします。(歌舞伎美人 | 歌舞伎座2月の演目が決定)
今年の国立劇場3ヶ月通しで上演された「元禄忠臣蔵」の余韻醒めやらぬ内に、「仮名手本忠臣蔵」の通しということになりました。
大星由良之助を幸四郎、吉右衛門で国立と被ります。他、豪華配役で充実した舞台が期待できそうです。
国立劇場開場40周年記念
国立劇場開場40周年記念歌舞伎脚本入選作
森山治男=作 石川耕士=演出 坂東玉三郎=演出
初瀬/豊寿丸 蓮華糸恋曼荼羅(はちすのいと こいのまんだら)三幕六場 中嶋正留=美術(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|3月歌舞伎公演「初瀬/豊寿丸 蓮華糸恋曼荼羅(はちすのいと こいのまんだら)」)
歌舞伎脚本応募の中から選ばれた作品が上演されます。玉三郎と澤瀉屋一門との共演のようです。どのようなお芝居なのか全く分かりませんが、出来上がりが楽しみです。
たとえば大目付仙石伯耆守は史実では優秀かつ果断な官僚だが、同時に幕閣の事大主義に苦悩した人でもある。そのために十二月十五日当日は自邸と江戸城の間を何回も往復せざるを得なかった。しかし真山戯曲ではその複雑な政治事情をカットし、仙石伯耆守をかなり一面的な「土屋主税」的人物に単純化している。そのために肝腎の大石内蔵助との対立が明確でなく、それにつれて大石の抗弁も盛り上がらない。(2006年12月国立劇場)
仙石伯耆守について、史実をよく知らない私には、<一面的な「土屋主税」的人物に単純化している>ことに何の違和感もありませんでした。
三ヶ月にわたっての通し狂言は大変面白かったです。大石という人物は多くの小説家、戯作者にとって、魅力ある存在だということが納得できます。
私的には第1部の吉右衛門の大石が一番印象に残りました。
91年の会長就任後も歌舞伎の普及に目配りを続け、01年に尾上松緑、市川海老蔵、坂田藤十郎らの連続襲名を発表するなど晩年まで歌舞伎界発展に精力を傾けた。歌舞伎俳優の信頼は厚く、数多くの人気俳優の仲人も務めた。(asahi.com:松竹会長の永山武臣氏が死去 - 日刊スポーツ芸能ニュース - 歌舞伎 - 文化芸能)
襲名の口上で「松竹永山会長のお薦め~」と良く耳にしたお名前です。こんにち、毎月歌舞伎が上演されていますが、これは永山会長のご尽力あってのことだと思います。心よりご冥福お祈り申し上げます。
「外側から見ることで、歌舞伎が楽しくなりました。歌舞伎は型を受け継いで、守り、創造するもの。今までは自分で創造するところまでいかなかったけれど『どういう風に崩そうか』とか、考えるようになった。自由になれた気がします」 映画の体験は歌舞伎への情熱を増すという結果をもたらした。歌舞伎でも大役続き。周囲の期待は高まるばかり。 「手も足も出ないことも多々あります。その日、一日を死ぬ気でやる。昨日の自分には戻りたくない。前進しかないと思っています」 端正な顔立ちから、どこまでも真摯(しんし)に役に向き合う心意気が伝わってきた。(菊之助、マスクの中から見つめ直した自分の原点:芸能:スポーツ報知)
たまたま試写会のチケットをもらったので、見てきました。この文を読むと自衛隊に行って学んだことが書いてあり、佐清の心の内を研究し役づくりしたことが分かります。
実の親子が母子の役をするのは照れくさいかと思いましたが、とてもしっくりと良い感じでした。考えたら父親とは親子、恋人とか、しょっちゅう演じているので、そうめずらしくもないのかも知れませんね。
大役続きの菊之助、毎日前進~素晴らしいことです。息切れしないように、たまにはゆっくり休むのもよろしいと思いますが・・・
映画は脇もベテラン揃い、見ごたえありました。
第23回浅草芸能大賞授賞式
日時:平成19年2月4日(日)午後3時
場所:浅草公会堂
800人を抽選でご招待:往復はがき(1人1通)に住所・氏名・電話番号・希望人数(2人まで)をご明記の上、 12月25日(月)必着で下記へ送りください。
〒111-0032 東京都台東区浅草1-38-6 浅草公会堂「浅草芸能大賞」係
お問い合わせ:TEL 03(3844)7491(亀ニュース)
亀治郎さんのサイトにご案内が出ていました。往復はがきで応募、25日締め切りです。
「出刃打ちお玉」の増田正蔵 ─ 池波正太郎先生が梅幸おじさんのために書かれた作品で、初演の増田正蔵は紀尾井町のおじさん(二世松緑丈)がなさったとのことですが、拝見しておりませんので、おじさんのイメージからどのように演じられたか想像できないでおります。新歌舞伎ということで、菊五郎さんや演出の寺崎先生も自由に役作りをさせてくださいましたし、今まで演じたことのないようなお役を自分で作る楽しさはございましたが、菊五郎劇団のチームワークと世話物の雰囲気を壊すことのないよう注意いたしております。イヤな男になるのですが、最後に救いがあるような、池波先生らしい作品で、演じていて楽しい役でございます。(baigyoku.com ひとりごと)
先月の「御浜御殿」のこと。今月のお役について書かれています。増田正蔵 の役づくりは楽しかったようです。梅玉さんの心遣いがお芝居を良くしているのだと思います。
今月歌舞伎座一番の見ものは、夜の部第一の富十郎菊之助の「神霊矢口渡」である。いや今月だけでなく今まで見た「矢口渡」のなかでももっともすぐれた舞台の一つである。 富十郎の三十六年ぶりの頓兵衛は、その舞台の大きさ、その手強さ、その調子、そのグロテスクなつくりの役者顔、その義太夫の味がこの役にぴったりである。(2006年12月歌舞伎座)
円熟の芸を見せる富十郎と娘役がニンの菊之助の「神霊矢口渡」が好評です。
「出刃打ちお玉」も練り直され、面白くなっているとのことです。
月末の観劇が楽しみです。
歌舞伎を題材にした映画特集「蔵出し 銀幕・大歌舞伎」が、十日から来年一月二十七日まで、東京・杉並のラピュタ阿佐ケ谷で開かれる。 上映されるのは「残菊物語」や「藤十郎の恋」など、映画ファンには懐かしい作品ばかり二十二本。歌舞伎俳優・中村福助が初めて映画に挑んだ「娘道成寺~蛇炎の恋」(高山由紀子監督)は、ほかの作品が日替わり二回上映なのに、延べ八回の予定。(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20061209/ftu_____mei_____003.shtml)
これは良いニュースです。ラピュタ阿佐ケ谷は駅から遠くはありませんが、ちょっと分かりにくいかもしれません。
「残菊物語」「元禄忠臣蔵」もあります。福助の「娘道成寺」はかなり最近のものですね。
公開講演会
「歌舞伎の魅力とは何か5つのポイント」
講師:渡辺保
日時:平成19年1月14日(日)13:30受付開始 14:00~15:30
場所:http://www.u-air.ac.jp/hp/center/skanto/tama/gaiyou.html
本講演会は、一般向けの公開講演会ですので、 一般の方も参加可能です。
当日の来場でも参加可能ですが、 会場設営の関係上、出来る限りお申込みを頂いております。
お問合わせ・お申し込みは、 東京多摩学習センター総務係まで、 窓口または、電話(042-349-3467)にて 受付。
渡辺保さんの講演会のお知らせです。前回は間際にお知らせしたのでご都合つかない方もあったと思いますが、今回は1月14日ですので、劇場観劇日と重ならないようにご計画下さい。前もって東京多摩学習センター総務係までお申込なさいますように、お願い致します。
片や罪人、片や役人という立場でありながら、お互いに心の奥底で深く交流しあうという、仙石対大石の大人のドラマを、討ち入りの模様を本人たちが語り出すという趣向のなかに浮かび上がらせていくのが、仙石伯耆守の役の使命だと思っております。(今月のスケジュール)
三津五郎さんの今月のメッセージと役どころです。
本日、第三部観劇してきました。三津五郎さんの仙石伯耆守は登場した時から、情ある役人という感じが滲み出ていました。討ち入りで幕となる「仮名手本忠臣蔵」と違って、その後の様子、心中などが細かく書かれていて、胸に響きました。
今月は泉岳寺に行かれる方も多いことでしょう。お線香の煙が絶えないそうです。
平成18年12月6日21:00~ NHK総合・デジタル総合にて放映されます『ニュースウォッチ9』に海老蔵のインタビューが放映される予定です。 奇しくもその日は海老蔵の誕生日。どうぞお見逃しなく!(成田屋 新着情報詳細)
成田屋さんのHPにご案内がありました。ちょうどお誕生日に当たる日ですね。楽しみです。
日本芸術院(三浦朱門院長)は1日、新会員に演劇(歌舞伎)の片岡仁左衛門氏ら6人を内定したと発表した。15日付で、伊吹文部科学大臣が発令する。(asahi.com:芸術院新会員に片岡仁左衛門氏ら6人 - 文化一般 - 文化芸能)
片岡仁左衛門さんが日本芸術院の新会員に選ばれました。とても名誉なこととお慶び申し上げます。これからも格調高い演技で良い舞台を期待します。
テレビCMで満開の桜の下から大勢の子供たちがワッと飛び出すシーンがあるが、これが気に入っているようで、こんな構想も。 「あれを御殿山の桜に見立てて、品川宿から日本橋につなげたら…」(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20061202/ftu_____mei_____004.shtml)
筋は追わず、パロディ尽くしの痛快娯楽歌舞伎、今回も菊五郎さん何やら面白い趣向を考えているようです。復活の新しいお芝居で四役こなすとはすごいパワーですね。純子夫人の毎朝作る野菜ジュースが活力の元でしょうか。
11月の「鶴亀」を、渡辺保先生が誉めてくださっていますが、また、このところ雀右衛門は踊りばかり、とも書かれています。本当のところ、一生懸命に踊っておりますものの、自分では思うように動けていないことがよく分かっております。そして、お芝居をやりたい気持ちも強いのですが、足がもうひとつ本当でありませんので、会社もいろいろあまり動かなくてよい演目を、考えてくれているようです。(中村雀右衛門公式ホームページ)
足は今ひとつのようですが、お元気の様子うれしく思います。その内お芝居も見られると願っています。
娘と名の付く舞踊は、藤娘、鷺娘、もちろん京鹿子娘道成寺は歌舞伎舞踊の舞踊として代表的なものです。その三つの娘物を300回、400回と上演させていただきましたことは、私の女形の人生にとって、大変幸せなことでした(坂東玉三郎ページ)
玉三郎さんの「今月のコメント」です。歌舞伎の女形にとって「娘形」が踊れるというのは必須条件ですが、いくつになっても可愛らしく、初々しく、色っぽく踊れるのは素晴らしいことです。いつまでも娘の踊りを踊って頂きたいです。
陽春花形歌舞伎
主な出演者坂東三津五郎・中村橋之助・尾上菊之助(公演予定 陽春花形歌舞伎)
チラシが載りました。「盟三五大切」「芋掘長者」2演目に上の3人が出演です。
三津五郎の「芋掘長者」は本当に楽しかったので、是非再演して欲しいと思った演目です。
「盟三五大切」は南北らしい演目、三人の共演が楽しみです。
11月歌舞伎公演「元禄忠臣蔵 第二部」の受賞者は下記の通り決まりましたのでお知らせいたします。
一、優秀賞中 村 魁 春(御右筆江島の演技に対して)
中 村 翫 雀(富森助右衛門の演技に対して)
一、奨励賞上 村 吉 弥(腰元おうめの演技に対して)
(11月歌舞伎公演 国立劇場賞のお知らせ|日本芸術文化振興会)
翫 雀さんの富森助右衛門はとても良かったと思います。今までとは違った一面を見たような気がしました。
皆さん、ご受賞おめでとうございます。
放送大学HP http://www.u-air.ac.jp/を開いて下さい。
更新情報の11月20日アップの所をクリックして下さい。
2006年11月20日
面接授業の「共修生」募集~共に学んでみませんか?
共通科目:人文系演劇入門3
【担当講師】渡辺 保 放送大学客員教授 竹森 佳史 淑徳大学非常勤講師
12月2日(土)第2時限12月2日(土)第3時限12月2日(土)第4時限
12月3日(日)第2時限12月3日(日)第3時限
この授業は「演劇入門(’06)」の放送授業とも関連をたもちながら、皆さんが演劇の鑑賞を始められ、あるいはその学習や研究の第一歩へと進まれる基礎を与えるものです。日本の伝統演劇、近・現代演劇やミュージカルなどさまざまな舞台の事例をとりあげて、わかりやすく解説・分析をこころみ、演劇という芸術に対しどのような見方・考え方をしていったらよいか、多様な可能性をさぐります。【定員:若干名】 受付は12月1日17時までお申込先 東京文京学習センター TEL 03-5395-8688(放送大学 > お知らせ > 面接授業の「共修生」募集~共に学んでみませんか?)
(渡辺保さんの講座が生で聞かれるという大変魅力的なお知らせです。日にちがせまっていますが、興味がある方は参加なさったらよろしいかと思います。)