「肩が凝らずに楽しんでもらえる芝居。一獲千金を狙わず、地道に働かなくてはダメというコンセプトが今の世相に合っている。派遣の幽霊の出入りは明かりを使って面白くやってみたい」(東京新聞:<歌舞伎>坂東三津五郎 自ら提案、初役 48年ぶり上演:伝統芸能(TOKYO Web))
三津五郎さんが松竹に提案して実現した山本周五郎の「ゆうれい貸屋」が面白そうです。5月に引き続き周五郎作品を復活上演、うれしいことです。
第三部では勘三郎が三役勤め、大奮闘!今年も8月の舞台は熱い、暑い。
「肩が凝らずに楽しんでもらえる芝居。一獲千金を狙わず、地道に働かなくてはダメというコンセプトが今の世相に合っている。派遣の幽霊の出入りは明かりを使って面白くやってみたい」(東京新聞:<歌舞伎>坂東三津五郎 自ら提案、初役 48年ぶり上演:伝統芸能(TOKYO Web))
三津五郎さんが松竹に提案して実現した山本周五郎の「ゆうれい貸屋」が面白そうです。5月に引き続き周五郎作品を復活上演、うれしいことです。
第三部では勘三郎が三役勤め、大奮闘!今年も8月の舞台は熱い、暑い。
菊之助さんが「徹子の部屋」8/1に出演されます。
この日はちょうどお誕生日ですね。しのぶさんのこと、旅行のこと、もちろん歌舞伎のこと、どんなお話か楽しみです。
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/
昭和40年に歌舞伎での初舞台を勤め、同46年に菊五郎劇団音楽部に入部した。昭和47年には初めての立三味線(たてじゃみせん)を勤め、同48年に同劇団の幹部である立三味線に昇進し、平成元年に同劇団音楽部長に就任した。力強く華やかな芸風で歌舞伎舞台の演奏を勤め、その技量は高く評価されている。(俳優ニュース)
私たちには大変お馴染みの巳太郎さんが今年度の人間国宝に認定されました。
タテ三味線はクラシックでいえばコンサートマスターです。軽快で力強い弾きっぷりで、九丁九枚の大編成をまとめていきます。
これからも歌舞伎音楽のリーダーとして、ご活躍なさることでしょう。
この度は誠におめでとうございます。
伝統歌舞伎保存会では、今年もこの発表会の観覧希望者の受付を行っています。
発表会は8月16日(木)。
必要事項を記入の上、往復はがきでの応募となります。
締切りは7月31日(火)必着ですのでお早めに。(歌舞伎美人 | 小学生が『寿曾我対面』を発表します)
毎年恒例の小学生のための歌舞伎体験教室ですが、今年の演目は『寿曾我対面』です。役者さんの熱心な指導のもと、小さいお子さんが一生懸命勉強して、舞台で発表します。
ご覧になりたい方は往復はがきでお申込下さい。
足を引きずらないように、ひと足ごとにきちんと足を上げること。また、奴が走る振りのときは、片方の足が地に着く前に、もう片方の足を上げる。つまり、一瞬両方の足が宙に浮いた状態で走る、というのが口伝になっています。(【風・流】坂東三津五郎〈4〉 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
シリーズ4回目は奴の足づかいについてです。軽やかに走っているようにみえますが、口伝通りにするのは努力がいることでしょう。
平成19年10月30日(火)~11月26日(月)
一、奥州安達原(おうしゅうあだちがはら) 袖萩祭文
袖萩/安倍貞任 市川亀治郎
八幡太郎義家 市川門之助
安倍宗任 中村亀 鶴
浜夕 坂東竹三郎
傔仗直方 市川段四郎
二、義経千本桜 吉野山(よしのやま)
佐藤忠信/実は源九郎狐 市川亀治郎
逸見藤太 坂東薪 車
静御前 中村梅 枝(歌舞伎美人 | 松竹大歌舞伎の演目と配役)
亀治郎さんのサイトにもご案内がありましたが、魅力ある演目です。「奥州安達原」は亀治郎の会で好評だった演出でしょうか。「吉野山」は猿之助のように狐六方はぶっかえりで踊るのでしょう。
イベント 2007年8月 皇居前パレスホテルにて亀治郎のトークショー及び写真展を開催致します (市川亀治郎オフィシャルサイト)
亀治郎さんのページが一新されました。鷺娘の写真がステキです。
8月に予定されていた「亀治郎の会」が中止とのお知らせがあります。
イベント情報では上記のようにトークショーのお知らせがあります。
今月は大阪松竹座で、それこそ休む間もなく頑張っております。五役も大役を頂戴して、ありがたいと思うのと同時に、プレッシャーも大きいです。五役と申しましても、実際には相模五郎は渡海屋と大物浦とでは拵えがまったく違うため、六役といってもいいくらいで、舞台裏ではすごいことになっております。昼の部は、そういうわけで殆ど楽屋へ戻ることはできず、慌しいうちに過ぎていくといった感じです。(片岡 愛之助 --- 公式ウェブサイト)
松竹座で大奮闘の愛之助さんからのメッセージです。
追記に代役が増えたことが書いてあります。「鳴神」は大役ですから、昼夜出ずっぱりで本当に大変だと思います。どうぞ千秋楽まで体調崩さずに無事お勤めできますように、お祈り致します。
珍しい「裏表先代萩」(三部)では、念願だった幼君を守る乳人(めのと)政岡、敵対する仁木弾正、小悪党小助の三役に初役で挑む。大名のお家騒動に市井の小悪党を絡ませ、時代・世話の主要な役を一人で演じ分けることが眼目とされる作品。「(奧女中や武家の女房など)片はずしの役はやりたかったんです。神谷町の父(中村芝翫)にけいこをつけてもらい、せりふも一言一句教わりました」と、勘三郎。(東京新聞:<歌舞伎>中村勘三郎 『裏表先代萩』で政岡、仁木、小助:伝統芸能(TOKYO Web))
去年は不参加だった勘三郎が今年の8月は大活躍、特に三部の「裏表先代萩」では三役を務める。女形の役は神谷町の父(中村芝翫)にきっちり習うとありますから、期待できましょう。女形の基本から心構え、芝翫からしっかりと教わることができるのは、幸せですね。
琵琶姫、獅子丸、主膳之助が菊之助。獅子丸として男性を装っていたのが、感情が激してくると次第に女の声と動きになる。男女を自在に行き来する姿が魅力的で、主膳之助ではきりりとした若衆ぶりを見せる。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)
再演ということで、初めて見た鏡の効果に驚いた感激は薄れたものの、全体的に洗い直されて良くなっていました。
役者が前回は、セリフを覚えて間違いなく言うことに神経を使っていたのが、今回はすっかり身についてきたので、本来の喜劇性が浮き上がって、言葉遊びも洒落も際だっていました。
菊之助が演じる男と女の切り替えも、前回より自然になって面白かったです。
亀治郎の動き、セリフはやはり素晴らしくこの劇に緩急をつけていました。
菊五郎は二役の性格をくっきりとだしていました。幕切れ、捨助が花道を引っ込む時、とても良い顔でした。
錦之助に「二代目!」と声が掛かっていました。初演の時より貫禄がついたのは流石です。
大阪松竹座の「女殺油地獄」の与兵衛を演じていた海老蔵が、怪我の為急遽休演になりました。この役を仁左衛門から教わって、張り切っていた彼は残念でならない思いでしょう。
観客にとっては、海老蔵の与兵衛が見られなくなってがっかりですが、本家仁左衛門の与兵衛がもう一度見られるというチャンスは、願ってもないことです。
私の友人が各々の与兵衛の感想を書いています。
先ずは海老蔵の与兵衛について、yukiさんのウォッチングから引用させて頂きます。http://www5e.biglobe.ne.jp/~freddy/watching189.htm
夜の部の最後は海老蔵の「女殺油地獄」。与兵衛を出世役として世に出た仁左衛門に教えを乞うて今回この役に挑戦しましたが、勢いがあってなかなか面白く感じました。お吉を殺して金をとろうと決心した時、目が一瞬黄色くみえたのが印象的で、海老蔵の持ち味が充分に生かされていました。しかし「不義になって貸してくだされ」の台詞がいかにも中途半端で、上方言葉を関東の役者が使うという難しさはあるにしても研究を要するところです。豊嶋屋の場で花道から登場する時、揚幕を開けずにすきまからそっと出て暗い中をしばらく進んだところで明かるくなるというやり方が、途方にくれた与兵衛の心境を表していました。お吉を演じた孝太郎は若妻らしいしっとりとした感じや少々おせっかいな性格がぴったりと似合い、既に何人かの若手の与兵衛と共演している孝太郎ですが、この役はあたり役と言えるでしょう。母親おさわの竹三郎も強がってみせるものの本当は息子に弱い母にぴったり。小栗八弥の薪車はすっきりした容姿と口跡で出番の短いこの役を印象づけました。父徳兵衛の歌六は持ち前のあくの強さを殺して演じていました。この両親が豊嶋屋で鉢合わせし、与兵衛の身を案じて嘆きあうところではまわり中から鼻をすする音が聞こえていました。妹おかちの壱太郎、芸者小菊の宗之助、兄太兵衛の家橘という面々で皆役にあっていたと思います。
次に仁左衛門の与兵衛を見た由比ヶ浜さんの感想です。彼女は海老蔵の与兵衛も見ているので、両者を比較して見られたと思います。
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仁左右衛門の与兵衛について、由比ヶ浜さんが成る程と頷ける感想を書いて居られるので、紹介させて頂きます。
まさか、仁左様の与兵衛を観ることになるとは思いもよりませんでした。
先日の海老蔵のも面白いと思いましたが、そのお手本を観たという感じです。
キレやすくて、ふてぶてしいかと思えば心細げだったり、涙もろいとこもあったりと、大人になれていない青年の、複雑極まりない性格が、とてもよく表れていました。
その表れが決して唐突ではなく、一人の人物の刹那的に揺れ動く心の様として、すごく自然に演じられていると思いました。
豊嶋屋での殺しの場は与兵衛がお吉を殺そうと決めた時の仁左様、ホントこわかった。
「不義になって~」のセリフも不気味でぞっとしました。目がいっちゃってるんです。
金を手に入れる、そのことしか頭にない。
孝太郎さんもお吉を演じていて、海老蔵のときより恐ろしかったと思いますよ。
最後のとどめを刺されたとき、お吉は大きく体をそらせて倒れました。
多分先週観たときよりも、大きくそって、且つキープしていたので、頭を客席のほうへたらして倒れたとき大きな拍手がありました。乱れた髪がちょうど白い顔に斜めにかかり、凄惨な場面なのに美しいと思いました。
海老蔵と比べると、わかりきったことだけど、主役一人が浮き出るのではなく、(海老蔵はやっぱり浮いていました)芝居の中に仁左与兵衛がしっくりと溶け込んで、近松の世界を作り上げていました。お得意の役とはいえ、(確かもうやらないといっていた役?)急な代役でも完璧な与兵衛でさすがでした。
それで、あらためて海老蔵の与兵衛も、もういちど観てみたいと思いました。
いま国立劇場では「国立劇場デジタルシアター」を計画しています。これは大阪の国立文楽劇場で上演中の文楽の舞台を、東京の劇場において映写し、文楽ファンの皆様方に楽しんでいただこうというものです。世界最高水準のデジタルシネマ用「ソニー4K“SXRD”プロジェクター」を使用し、大型スクリーンに映写します。 今回、そのテスト上映を行いますので、広く一般のファンの皆様にも参加していただきたく、ご案内を申しあげます。 なお、このたびは特別上映として、平成17年文楽劇場における「桂川連理柵」帯屋の段をあわせて上映いたします。吉田玉男がこの段にのみ出演し、最後の舞台となった公演の録画です。(大阪の舞台を東京で見る「国立劇場デジタルシアター」試写会のご案内|日本芸術文化振興会)
ハガキで応募のようです。吉田玉男の最後の帯屋が見られるとは、うれしいです。
なんといっても、菊之助の自信溢れる舞台ぶりが印象的である。琵琶姫と獅子丸の間をめまぐるしいまでに往復するのが、単なる仕分けでなく、琵琶姫の中から獅子丸が、獅子丸の中から琵琶姫が現れるかのように見えるのが面白くも素敵である。この面白さは初演にはなかった。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)
前回のを単に再演するのではなく、演出面も見直され、特に主演の菊之助が複雑な役を自由に自分の感覚で演じて、一段と面白い舞台になっているようです。
福助初役のお光がいい。 まず正面のれん口から野菜の笊を抱えて出たところ、その明るさ、その若さ、そのきれいさ、まことにお光らしい。つづいて「天神様や観音様」と手を合わせての思い入れ、「第一は親のおかげ」と上手一間障子屋体への思い入れのあどけなさ。真からの田舎娘で引き締ったいい出来である。とかく段取りになりがちな化粧も、丁寧をきわめて心がこもっている。世話物は、この「それらしく」情がこもっているのが第一である。(2007年7月国立劇場)
気ままに語る、で抱負を言っていたので、今回の舞台は自信があったのでしょう。娘らしい振る舞いがぴったりの福助さん、学生さん達にも評判が良いと思います。
第二〇九回 柝の会セミナー かぶきはともだち
日時 平成19年7月21日(土) 開演 午後6時半 <開場 午後6時>
場所 日本橋公会堂3・4洋室
「 持ちつ持たれつ落語と歌舞伎の深い間柄」
出演 林家正雀
解説 瀧口雅仁(演芸評論家)
http://homepage3.nifty.com/buso/209kinokai.html
鹿芝居でお馴染みの林家正雀さんをお迎えしての楽しい企画です。
JCIIフォトサロンでは、来る2007年7月3日(火)から7月29日(日)まで、中谷吉隆作品展「諸国人形芝居巡り」を開催いたします。
今から30年ほど前の1975年、中谷氏は当時既に存続と継承が危ぶまれていた国内各地方の人形芝居を訪ね歩き、これに文楽を加えて「諸国人形芝居巡り」をまとめました。地域ごとに異なる人形の造形、芝居の構造や、人形を守り芝居を支えてきた人々の表情などを、一定の距離感を保ちながら的確に捉えるという特徴を持つそれらの作品は、中谷氏の得意とするスポーツ写真やドキュメント写真にも共通する、対象への敬意や冷静な観察力によって支えられていると言えるでしょう。
展示作品は、兵庫・淡路の淡路人形や長野・下伊那の黒田人形、香川・直島の女文楽、宮崎・山之口の山之口麓文弥人形などの人形浄瑠璃から、東京・八王子の車人形、秋田・本荘の猿倉人形、そして2つの文楽に至る様々な人形芝居によって構成され、氏の作品は、それぞれの芝居の細部にまで踏み込みながらも、わが国の人形芝居の全体像を包括的に捉えたものになっています。
本展では、1994年に無形文化財保持者(人間国宝)に選ばれ、今年4月にはフランス政府より文化芸術功労章勲一等のコマンドール最高賞を授与された文楽の人形遣い・吉田蓑助の若き日の舞台写真を含む、約80点(全てモノクロ)の作品を紹介します。(日本カメラ博物館 JCII Camera Museum)
大変興味深い写真展です。吉田蓑助さんの写真は、いつもとちょっと角度が違うアングルから撮っています。モノクロというのも良いですね。国立劇場近くですので、ちょっと寄ってみてはいかがでしょう。
前にお知らせしましたが、配役に誤りがありましたので訂正させて頂きます。
「権三と助十」権三に團十郎。助十に菊五郎になっています。これは面白いことになりました。お二人の掛け合い見逃せませんね。
http://www.misonoza.co.jp/enngeki_folder/nenkan/nenkan_2007_10.html
4年前の初回から毎回出演している宝生閑=写真=は、「子供たちに良いものを見せておかないと後に続かない。先人がそういう事をしてくれたから、今につながっている。こういうメンバーは子供への見せ方として理想的だと思う」と話す。(30日に横浜能楽堂「夏休み夢舞台」 人間国宝級ずらり出演 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
人間国宝がずらりと揃う正に夢舞台です。子供に良いものを見せておくという考えは同感です。その時は分からなくても、大きくなって何か心に残ると思います。伝統芸能に親が積極的に連れていくのが、将来日本文化の発展に繋がると思います。
つまり「長唄」の軽快な演奏による舞踊表現と、「常磐津」の飄逸(ひょういつ)味を伴った土着感、「清元」の繊細な情緒感、「義太夫」の太棹の迫力に負けぬ力強さなど、その作品によっての表現方法を、多岐にわたって身に附けなければならないのです。そして、そうした表現方法を使い分けできるようになった時に初めて、本当の意味での踊る楽しさが、この身に宿るような気がしています。(歌舞伎俳優)(【風・流】坂東 三津五郎〈3〉 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
一言で三味線音楽といってもいろいろあります。長唄・常磐津・清元・義太夫以外にも「助六」でお馴染みの河東節、地唄・・・それぞれ微妙に違います。
<そうした表現方法を使い分けできるようになった時に初めて、本当の意味での踊る楽しさが、この身に宿るような気がしています。>
三津五郎さんがこう語れるまでには、何十年も精進されたからだと思います。
私は地方さん方の人数確保に大変な現状を憂いています。同月で4~5劇場(地方も含めて)で踊りがあれば、頭数を揃えなければなりません。歌舞伎座など長唄で大物では9丁9枚という時があります。興行ということで仕方ないのでしょうが、せめて3劇場くらいなら、もう少し余裕がでると思います。
社団法人日本演劇協会付属『演劇塾』
日本の演劇とは何か―
いい芝居、面白い芝居の要素とは―
プロフェッショナルとして演劇に関わるには―
◎ 本気でプロの劇作家 演出家 制作者を目指す『塾生』志望者募集中
◎ 基礎科第2期 8月開講予定 !!
内容 各種講義/課題作成+講評/舞台稽古見学
※聴講可能な講義も有ります
お気軽にお問合せください!(日本演劇協会ホームページ)
本気で学びたい方、演劇に携わる仕事をお考えの方、チャンスです。
11月歌舞伎公演「通し狂言 摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|11月歌舞伎公演「通し狂言 摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」)
出演 藤十郎・我當・三津五郎・秀太郎他
夏休み親子のための狂言の会
狂言 二人袴(ふたりばかま) 茂山正邦(13:00)・茂山茂(16:00)(大蔵流)
狂言 附子(ぶす) 野村万蔵(13:00)・野村万禄(16:00)(和泉流)
狂言 菌(くさびら) 山本泰太郎(13:00)・山本則孝(16:00)(大蔵流)(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|狂言の会 二人袴 附子 菌)
狂言はあまり長くありませんし、分かりやすいので小学校のお子様でも楽しめます。
「附子」は教科書(小学校)に取り上げてあって、私も子供二人と行ったことがあります。独特の言いまわしをすぐ覚えて、真似をして面白かったです。
7月は、国立劇場歌舞伎観賞教室に久しぶりに出演いたします。今回は、テーマを『親子』に絞って『野崎村』にしました。『お染の七役』では何度も勤めている、お光ですが、『野崎村』では初めてです。 『野崎村』は父が芝翫襲名のおり、私も初舞台を踏ませていただいた懐かしい狂言です。(福助 気ままに語る)
久々の「気ままに語る」です。「野崎村」のお光は意外にも初役だそうです。成駒屋色で固めた舞台ということで、張り切って居られます。
演出を変えたのは難破船の場。波に見立てた浪布(なみぬの)の中に人を入れて、波の動きより強めたほか、兄と妹の二役早替りを見せる。獅子丸が踊りを披露する二幕・左大臣家の場では「愛の三角関係をテーマに、新しく日舞の尾上青楓さんに振り付けてもらいました」。(東京新聞:<歌舞伎>尾上菊之助 『NINAGAWA 十二夜』再演:伝統芸能(TOKYO Web))
二年前の感動は忘れられませんが、今回の再演ではもっとテンポよく、演出も工夫され、一段と良い舞台が期待できます。
「妹背山」─ 若いときより照れずに、前髪役が演じられるようになったように感じられます。父に褒められはしないでしょうが、あまり怒られることは無い出来だったのではと自分では思っておりますが、如何でしたでしょうか?(baigyoku.com ひとりごと)
若い時より若く感じました。このお役は梅玉さんのベスト10に入るでしょう。歌右衛門さんは「でかした、でかした!」と褒めていますよ。
健康診断をきちっと受けていられる由、自己管理も役者さんの大事な仕事です。梅玉さんはこのへんも優秀ですね。
清里の美味しいお店を詳しく紹介して下さっています。行ってみたくなりますね。
「砂利」 蓮見田難しい役です。雪国で復讐を恐れ庭に砂利をまいてその侵入におびえている男で、感情を失っているという設定になっていますが、本当に失っているのか、失ったふりをして自分を納得させているのか・・・・。本谷さんの脚本は私の役だけではなく、ほかの出演者にも一筋縄ではいかない謎を投げかけています。人間が表層で他人に見せている顔はまさに氷山の一角・・・・。深層には氷山と同じで、さらに不可解で大きな部分を抱えているという深い命題が、コミカルなやり取りの中に展開されていきます。(今月のスケジュール)
三津五郎さんが新しい分野に挑戦されます。どんな劇なのか、私にはよく分かりませんが、この経験が必ず今後の彼にプラスになることでしょう。
私は、来年にNHKで放送されます、梅欄芳先生(中国の女形 1894年~1961年)の芸術の軌跡を訪ねるという番組で、北京と蘇州に行って参りました。(坂東玉三郎ページ)
京劇にとっても興味をもっている玉三郎さんが、取材旅行に行かれた訳ですから、きっと良い番組になることでしょう。