市川升寿さん死去(asahi.com(朝日新聞社):歌舞伎俳優の市川升寿さん死去 - おくやみ)
又貴重な脇役が消えてしまいました。成田屋もさぞ力を落として居られるでしょう。
謹んでお悔やみ申し上げます。
市川升寿さん死去(asahi.com(朝日新聞社):歌舞伎俳優の市川升寿さん死去 - おくやみ)
又貴重な脇役が消えてしまいました。成田屋もさぞ力を落として居られるでしょう。
謹んでお悔やみ申し上げます。
幕末の名作者・河竹黙阿弥が五世菊五郎にあてて書き下ろした世話狂言で、音羽屋の家の芸だが、なぜか当代には縁がなかった。「今回はこれまで通りの筋立てで演じますが、次回はめったに出ない死神の役も付け、全部通して演じてみます」と意気込む(東京新聞:<歌舞伎>歌舞伎座5月公演『加賀鳶』で2役 尾上菊五郎 縁薄かった家芸 全編継承に意欲:伝統芸能(TOKYO Web))
「加賀鳶」と言えば、松緑・多賀之丞コンビを思い出します。しかし、若かったので本編の面白さは、あまり分からず、勢揃いの場のカッコ良さが印象的でした。
当代が初役は意外のように思いますが、彼は品の良い、綺麗な役のラインを歩いていたので、道玄は向かなかったのでしょうね。昨今は汚い役も愛嬌よく演じ、芸域を広げています。今回は音羽屋のお家芸をたっぷり味合わせてくれることでしょう。今度は通しで演じてみたいと意気込みも相当です。時蔵とのコンビも意気が合って良いでしょう。
市川海老蔵 特別舞踊公演(歌舞伎美人 | 市川海老蔵 特別舞踊公演の演目と配役)
速報!!海老蔵一人だけの舞踊公演とは驚きです。最近は踊りの腕も上がってきていますから、相手役の女形もいない単独の舞踊公演がうてるのでしょうね。三本とも色の違う踊りで楽しめますね。
上方和事の粋見せる『廓文章』(東京新聞:<評>歌舞伎座『4月大歌舞伎』 上方和事の粋見せる『廓文章』:伝統芸能(TOKYO Web))
上方和事の狂言の中で東京で演じても受け入れられるのが『廓文章』ではないかと思います。関西の役者さんでなくても良い味が出せる、先代勘三郎と梅幸もよく出していました。
玉三郎の夕霧の美しさ、仁左衛門の伊左衛門の柔らかさ、好一対といったところでしょう。
仁左衛門のもうひと役、細川勝元は姿のよさが重厚さとなり、口跡のよさが理路を整然とさせる。陰謀企む仁木を見事に捌き、爽やかな心地よさを残す。(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
正に捌き役として一番。申し分なし。
声が不調でお聞きづらかったかと、お詫び申し上げます。(福助 気ままに語る)
普通の人でも風邪をひくとなかなか完治しないものですが、毎日舞台でセリフを言う訳ですから大変でずね。お大事に!
俳優祭の「シンデレラ」では、いじめる姉様役!盛り上げてくれることでしょう。
国立で開催の〝舞踊の粋〟「隅田川」の代役をお受けしたコメントが載っております。
俳優祭の翌日でお疲れでしょうに~そんなことは微塵も感じない素晴らしい踊りを見せて下さるでしょう。
どなたかご覧になられたら、是非コメント下さいませ。
いつもなら政岡のくどきのあと、八汐の「政岡覚悟」があってすぐ床下になるのに、今度は本文通り上手平舞台から八汐、下手から沖の井、小槙が出てつめ開きになる。芝居が立体的になるこというまでもなく、ここが今度の唯一の収穫である。ただ歌女之丞の小槙は夫の仇討のために悪人に加担していたようには見えない。 (2009年4月歌舞伎座)
この場は初めて観た気がしましたが、本文通りということです。時間的にもそんなに掛からないのであった方がよろしいかと思います。
まま炊きは退屈せず、面白く観ました。道具を使う段取りも興味ありましたし、政岡の心情が御殿に続く過程として活きているのだと感じました。
吉右衛門の仁木は、渡辺さんは対決を評価しておられますが、私はただ座っているだけの時、悪人の香りがしませんでした。素の吉右衛門でした。彼は仁木より師直が良いと思いますね。
仁左衛門の細川はいかにも胸がスーっとする、容姿、セリフ文句なしです。
(夜の部未見なのでコメント控えます)
芸の真髄シリーズ 第3回 舞踊の粋 ~心を舞い 想いを踊る~(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|芸の真髄シリーズ 第3回 舞踊の粋 ~心を舞い 想いを踊る~)
花柳寿輔と藤間紫による「舞踊の粋」の企画が紫さんがお亡くなりになり、どう変更するのか気になって居りました。「隅田川」の斑女は玉三郎さんに決まったようです。誰の振付になるのかは?ですが、観たくなりますね。
今回の「牡丹亭」は新しい場面や前回3人の女形で演じました場面を1人で努めさせて頂きました。(坂東玉三郎ページ)
中国公演のお話が詳しく書かれています。前回の3人の女形で演じたのを今回は玉三郎さんお一人で演じた由、あちらでの評価が察しできますね。
第30回松尾芸能賞 受賞者(平成21年2月23日決定)(財団法人松尾芸能振興財団-事業内容-)
大賞に坂東三津五郎
松尾國三賞に市川段四郎
三津五郎は、去年の舞台を振り返ってみると、どれも充実していましたし、新しい試み(京鹿子娘道成寺の坂東流の型復活)にも果敢なく挑戦したり、映画での活躍も含まれているようです。
段四郎は重要な脇を演じ、舞台を締めていた印象が濃いです。
ご受賞おめでとうございます。
ほんの短い出番ですが歌舞伎にとって荒事の大切な役。(今月のスケジュール)
今回の仁木は播磨屋、対する男之助が大和屋。床下からスッポンの仁木の出と、短い時間ですが歌舞伎の醍醐味が堪能できる演出です。
それにしても、これ一役とは勿体ない!俳優祭の任務が大変故の考慮でしょうか?