【名作探訪】 「山帰り」 大山(神奈川)(【名作探訪】 「山帰り」 大山(神奈川) : 伝統芸能 : 伝統芸・舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
粋な川柳を交え、江戸の昔の大山参りのお話が面白いです。
【名作探訪】 「山帰り」 大山(神奈川)(【名作探訪】 「山帰り」 大山(神奈川) : 伝統芸能 : 伝統芸・舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
粋な川柳を交え、江戸の昔の大山参りのお話が面白いです。
喜撰法師という人は謎の人物ですが、それにしても平安時代の法師に江戸の物乞い坊主が踊る「チョボクレ」や「住吉踊り」を踊らせてしまうところが、この踊りの面白いところです。(三津五郎の部屋)
いつも専門的知識をご紹介頂き、大変有り難いと思っています。仏徒の持つ錫杖もいろいろあるのですね。喜撰は踊りですし、華やかに桜の花をあしらった花錫杖を持って踊る。平安の御世の風情で江戸の物乞い坊主のチョボクレを軽やかに踊るのですから、難しい訳ですね。
一言で〝娯楽歌舞伎〟という印象でしたが、竹本や下座を使ったことにより、きちっと歌舞伎になっていました。團十郎の秀吉が現れると途端に舞台が締まり、空気が変わるのは流石です。親子の愛?夏雄・孝俊が被ってきました。
いろいろな趣向も楽しく、特にシャチと格闘する滝の場は面白かったです。段切れの宙乗りも爽快で拍手喝采!
もう少し練れば再演可能と思いました。
下座で分かった箇所をご紹介します。茶々との逢瀬の場の前に、花道に腰元衆が出てくるところー長唄「月の巻」より千種結びにこちゃよい殿とえにし定めて二世掛香の嬉しさに~
大詰、花道から鉦を叩いて出てくる時に、長唄「喜撰」より釈迦牟尼仏の御説法・・・なまいだなまいだ~
劇場内は桟敷席や一幕見席などの歌舞伎座らしい設備はそのままに(歌舞伎美人(かぶきびと) | 歌舞伎座の建替えに関するお知らせ)
外観は現況の雰囲気を残し、エスカレーター、エレベーターの設置ということは予想していましたが、桟敷や一幕見はどうなるのか心配でした。良かったです。一幕見席にエレベーターで行かれるのかしら?
父が一代で大きくした名跡で、子供のころからの憧れでした。それだけに大変ありがたく、うれしく思います(勘太郎、六代目中村勘九郎を襲名へ - 芸能 - SANSPO.COM)
どうやら新しい歌舞伎座完成前に襲名のようです。父親そっくり!と舞台を見ていますが、着実に芸の継承がなされていて、活躍が期待されます。
国際基督教大に入学、海外留学を企てる仲間も多い西欧的な雰囲気の中で、「自分はあまりにも日本のことを知らない」という反省があった。二年生のとき、歌舞伎研修生募集の新聞記事が目に入った。「歌舞伎を勉強しよう」というのが始まり。第十四期生。(東京新聞:<歌舞伎>初舞台から11年 舞踊『双面』の難役 中村蝶之介:伝統芸能(TOKYO Web))
A斑「双面」の法界坊を演じた中村蝶之介さんの話です。国際基督教大といえば外国への憧れや興味を持った人が多いと思われますが、そんな中で日本の文化を知らなすぎると感じ、歌舞伎の勉強を始めたいと、この道を選んだ蝶之介さん。エライです。御曹司は子供の頃から良い環境に恵まれ、青年期にお役を頂いて舞台に立っても下地がありますが、研修生にはありません。10年の努力の末、この国立劇場でシンを勤める晴れ舞台です。
私は昨日B斑のを見てきました。お名前と掛け声(大向こう)で誰のお弟子さんか何となく分かり、指導の師匠の教えをきちんと守り、一生懸命演じていて、好感がもてます。
見終わって感じだことは世話物は難しいということです。今回は「源氏店」ですが、シンもワキも同じ位置にいて、それぞれは良くてもアンサンブルのまとまりはなく、捨てセリフがぎこちない。以前三津五郎さんが「世話物は残すのが難しい、危機感を感じています。」と言って居られたのが納得できました。江戸時代の庶民の生活臭なぞ現代の人が分かるはずありませんからね。
これからも研修生出身の彼等を応援したいと思いました。チケットを捌くことからみんなやらなければならないとか~大変な思いで臨んでいるのですから、晴れの舞台を見て拍手を贈りましょう。
大和屋のHPにご案内がありました。
●2009年8月23日 12:00~13:00放送予定TVフジテレビ系列 「ウチくる?!」
●2009年8月30日(日) 7:00~7:30放送予定TVフジテレビ系列 「ボクらの時代」(今月のスケジュール)
松緑は「将来、成長して私と同じ歌舞伎役者の道に進みたいと思った時には、そう進めるように、親としてレールだけは敷いておいてやりたいなと思っております」。 (asahi.com(朝日新聞社):松緑の3歳長男が10月歌舞伎座初お目見え - 日刊スポーツ芸能ニュース - 映画・音楽・芸能)
本名の大河のように、行く末大きく雄大な役者になられるよう応援いたしましょう。
いい出会いと縁に恵まれ、皆さんからインスピレーションをいただいている。人生、縁と運とカンが大事だって、最近よく思います。(博多座)
この10月に3回目の上演となる「雷神不動北山桜」に向けてのインタビューが載っています。ー人生、縁と運とカンが大事ー彼らしい人生観です!
この頃、自分の中のマイブームは「ランニング」なのです。7月休演の時にトレーナーに「走ると体だけじゃなく、心も爽やかになるよ」と言われたのがきっかけで、8月になってからも、楽屋入りの前に10キロぐらいジムで走っています。時間にして1時間半ぐらいでしょうか? 今月は精神的にハードなお芝居ばかりで体力的にはちょっと楽なので…。(福助 気ままに語る)
久々の更新で、記事4つです!お役のお話やら、ジムで走っていることなど・・・体力作りは基本ですし、良い汗かいて舞台に臨むのは結構なことです。女形さんは体型が大切ですから長く続けられると良いですね。
破天荒これに極まれりだが、海老蔵は派手な立ち回り、気迫の鯉つかみ、力みなぎる六方、奇抜なつづら抜けの宙乗りで大活躍、楼門では「絶景かな」の名せりふを聞かせる。天下にひと泡吹かせようとする五右衛門の意地が痛快である。 若さが舞台を走る。 だが、光り輝くのは旬の為せる技とは思わない。天賦の才である(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
海老蔵の魅力は?計りしれない何か?舞台一杯に充満する若さ、光輝く目、運動神経抜群で縦横無尽の動き、その全てを肌で感じるうれしさに酔いましょう。
勘三郎、三津五郎を両トップとした歌舞伎座の八月納涼歌舞伎(8-27日)も20年を迎えた。若手中心の元気溌剌とした舞台で人気を呼んできたが、歳月は中身の濃い中堅実力派の重みのある公演に変貌させている。(八月歌舞伎座「天保遊侠録」 : 河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
20年前の子役は若手に、若手は中堅にと成長していった。新作をやったり、古典の大役に挑戦したり、20年の勉強と努力が見事に実った訳です。今後の歌舞伎界の中心となることは必然でしょう。この経験を生かし新しい歌舞伎座での活躍に期待します。
漫画の原作は大当り、歌舞伎仕立ても面白いが、だからといって性格不明ではドラマは困る。理屈はいらないが、人間の存在感は必要だろう。 (2009年8月新橋演舞場)
観劇はこれからなのでコメントは控えますが、着想は面白いが、作品をもっと練る必要がありそうです。しかし、新しい試みにチャレンジする情熱には拍手ですね。
「喜撰」は勘三郎がお梶をつき合って、二人が「釈迦牟尼仏の床急ぎ」を一緒に踊るあたりが見もの。踊りであれ芝居であれ、二人がしのぎを削る舞台がもっと見たい。(2009年8月歌舞伎座)
納涼歌舞伎20年を迎えた今月、勘三郎と三津五郎の踊りが一番という渡辺氏の評に賛同します。
一部と三部を見た結果(二部はこれから)私も三津五郎の踊りのうまさ、楽しさに陶酔しました。六歌仙の中でやはり「文屋」と「喜撰」が面白い。単独で踊られるのも納得といった感じです。勘三郎がお梶をつき合い、いっそう舞台がグレードアップ!この二人は芸風は違うのに、組んでやると大変良い舞台を作ってくれます。
真山青果の勝小吉は初めてみました。江戸末期の御家人の事情がよく分かり、又橋之助が小気味良い江戸っ子の気質を好演、麟太郎が可愛くて仕様がない親心も良く分かり面白かったです。
三部の「お国と五平」はあまり好きな芝居ではありませんが、確かに現代のドラマとして通用する内容で、見方によっては面白いと思います。しかし、夏の納涼歌舞伎には別の演目の方が~と私は思いました。
「乳房榎木」は勘三郎の早変わりが鮮やかでびっくり!小山三さんは90才には見えません。ますますお元気で舞台を務めて頂きたいです。本水の滝は見ている側に涼を感じさせ、いかにも納涼というサービスですね。段切れの乳房榎木のお話で外題の意味が分かり親切でした。
東京メトロのフリーペーパー「メトロポリターナ」8月号に海老蔵の記事が載っています。車中で気軽に読めるので、よく見ていますが、今回のに海老蔵の記事があったのでご報告します。
「今やれることは、今やるしかないんです」というタイトルで新作にチャレンジする意気込みが書かれています。アップの写真入りです。
お出かけの節には是非見て下さい。
「もう二十年なんだねえ」と切り出した勘三郎。「歌舞伎では十六年ひと昔というけれど、年を取ったのかなあ。野田秀樹さんらといろんなことをやり、勉強になりました。来年には歌舞伎座が(建て替えのため)なくなりますが、八月はずっと続けていきたいと思います」(東京新聞:<歌舞伎>節目の第20回『納涼大歌舞伎』 勘三郎ら感慨深げ さまざまに挑戦 若い層呼び込む:伝統芸能(TOKYO Web))
第一回の時は皆さん若かった!小さかった子供も立派に成長して一人前の役者になった。夏休み返上で奮闘してきた納涼歌舞伎、ずっと続けていきたいとのコメント。来年も期待して良いのかな?
芸術祭十月大歌舞伎(歌舞伎美人 | 芸術祭十月大歌舞伎の演目と配役)
昼の部は4本、それぞれカラーの違う演目で、夜の部は「義経千本桜」の知盛編と忠信編です。
三大名作の内、名古屋で「仮名手本忠臣蔵」、東京では「義経千本桜」ということになります。この2,3年で何度も観ていますので、昼の方が面白そうな気がします。松緑の長男大河君の初お目見得もあります。
平成21年8月8日(土) 11:30~ 新宿区の牛込箪笥区民ホールにて、『市川流おさらい会』を行います。(成田屋 新着情報詳細)
成田屋さんのHPにお知らせがありました。おさらい会ということで無料です。会場は大江戸線の牛込神楽坂駅直結のようなもの、近くに神楽坂の商店街もありますので散策もまた楽しみです。
先日機会がありまして猿之助兄さんを「シルクドソレイユ・コルテオ」にお誘いしましたら『行きます』と言うお返事を頂けまして、久し振りに一緒に出かけることができしました。なかなか「コルテオ」をご覧になられる機会がなかったようですけれども、兄さんにも大変喜んで頂けまして楽しい時を過ごしました。(坂東玉三郎ページ)
こんなうれしいお話が載っています。随分長い事、7月は猿之助一門の公演でしたね。後を玉三郎さんが若手を育てながら引き継ぎ、最近では定着してきました。来年からはどうなりますか?
一巴太夫(人間国宝)が東京で一門会を開くのは、今回が初めて。(東京新聞:『常磐津一巴太夫の会』 團十郎、仁左衛門、玉三郎… 豪華顔ぶれそろう:伝統芸能(TOKYO Web))
東京で初めての一門会になるとのこと、歌舞伎座で一巴太夫の語りに魅了された方は多いと思います。ステキな役者さんの舞踊も堪能できお得です。
梅津流二十五周年記念第十三回 梅津貴昶の会(歌舞伎美人(かぶきびと) | 歌舞伎座)
今回は二演目にしぼり、女形の踊りの極付「京鹿子道成寺」と体力的にも大変なテンポの早い「三社祭」を好敵手勘三郎と踊ります。
念願であった「六歌仙容彩」の通し上演が叶いました。大阪での三津五郎襲名で演じ、ぜひ歌舞伎座でも演じたいと熱望していたので嬉しく思っています。5役を1時間半かけて踊り抜くので大変ですが、ぜひ踊りの楽しさを感じていただきたいと思います。(坂東三津五郎公式ホームページ)
納涼歌舞伎20回、しかも現歌舞伎座での最後の公演ということで、常より熱気が増すと思われます。「六歌仙容彩」の通しは見応えあり、大和屋の身体を十分に使った踊り、豊かな表現力、五役を楽しみましょう。