博多座では、「二月花形歌舞伎」の上演にあわせ、高校生以上の学生の方を対象に、「歌舞伎鑑賞教室」を行いますのでお知らせいたします。講師による「歌舞伎講座」と、「イヤホンガイド付のご観劇」のセット企画となります。通し、狂言など、事前に勉強したほうがより分かりやすく鑑賞できると思います。
内容、及びお申し込み方法などの詳細は、下記ファイルをご参照ください。
(博多座)
2011年11月29日火曜日
博多座の二月花形歌舞伎で「歌舞伎鑑賞教室」が開催されます
2011年11月28日月曜日
芸能百花繚乱 12月2日は黙阿弥特集
「白浪五人男」黙阿弥の魅力がたっぷり見られる趣向のようです。
弁天小僧…尾上菊五郎
「河内山」
河内山宗俊…中村 吉右衛門
「三人吉三」
お嬢吉三…中村 時蔵
「筆屋幸兵衛」
船津幸兵衛…十七世 中村勘三郎
「髪結新三」
髪結新三…中村 勘三郎、弥太五郎源七…片岡 仁左衛門
「魚屋宗五郎」
宗五郎…坂東 三津五郎
(NHK番組表 | にっぽんの芸能 芸能百花繚乱「河竹黙阿弥の世界」 | 「知らざあ言って聞かせやしょう」の名台詞でも有名な、偉大な歌舞伎作者・河竹黙阿弥の魅力をたっぷり紹介する。出演:河竹登志夫 尾上菊五郎 G2 南野陽子)
中村勘九郎襲名披露二月大歌舞伎 2012年2月新橋演舞場 演目と配役
ほうおうに記載されていましたので、簡単にご紹介します。
昼の部
鳴神 橋之助・七之助
土蜘 勘九郎・三津五郎・福助
番卒に勘三郎・仁左衛門・吉右衛門
河内山 仁左衛門・勘九郎
夜の部
鈴ヶ森 吉右衛門・勘三郎
口上
春興鏡獅子 勘九郎
ぢいさんばあさん 三津五郎・橋之助・福助
勘九郎は昼夜とも舞踊です。全く違う二題を踊り分けるのはやりがいがあるでしょう。注目は夜の部の鈴ヶ森ですね。当代最高の顔合わせになります。
料金がアップしていますが、三階B席はいつもと同じでうれしいです。
昼の部
鳴神 橋之助・七之助
土蜘 勘九郎・三津五郎・福助
番卒に勘三郎・仁左衛門・吉右衛門
河内山 仁左衛門・勘九郎
夜の部
鈴ヶ森 吉右衛門・勘三郎
口上
春興鏡獅子 勘九郎
ぢいさんばあさん 三津五郎・橋之助・福助
勘九郎は昼夜とも舞踊です。全く違う二題を踊り分けるのはやりがいがあるでしょう。注目は夜の部の鈴ヶ森ですね。当代最高の顔合わせになります。
料金がアップしていますが、三階B席はいつもと同じでうれしいです。
2011年11月27日日曜日
華やかな桜の緞帳製作進む
2013年春の開場に向け、新しい歌舞伎座(東京・銀座)を飾る緞帳(どんちょう)4枚のうち1枚の製作が、滋賀県守山市の龍村(たつむら)美術織物(京都市)の工場で手がけられている。華やかな緞帳ですね。新開場の歌舞伎座の準備は着々と進んでいます。待ち遠しいですね。
(asahi.com(朝日新聞社):華やかな桜で舞台に花 新・歌舞伎座飾る緞帳、徐々に姿 - 歌舞伎 - 舞台)
京都南座 まねき上げ
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE111125223000516711.shtml
いよいよ南座の顔見世が始まります。こちらで音声、動画と再生できます。
いよいよ南座の顔見世が始まります。こちらで音声、動画と再生できます。
京都・南座で25日、歌舞伎の「顔見世(かおみせ)興行」(30日~12月26日)の出演者名を書いた看板を掲げる「まねき上げ」があった。
(asahi.com(朝日新聞社):はや年の瀬 京都・南座で「まねき上げ」 - 歌舞伎 - 舞台)
七世松本幸四郎の襲名百年記念
七世松本幸四郎の襲名百年を記念した十二月歌舞伎公演が来月七日から、東京・日生劇場で始まる。七世のひ孫にあたる市川海老蔵、市川染五郎、尾上松緑が勢揃(せいぞろ)い、ゆかりの狂言を演じる。中でも染五郎は昼の部で、七世が百年前の襲名披露で演じて以来上演が絶えていた荒事「碁盤忠信(ごばんただのぶ)」を復活、佐藤忠信を勤める。新作同然に作るという染五郎は「ひ孫の中でも高麗屋(幸四郎家)を継ぐ者として、その名に恥じぬようなすごいものをお見せしたい」と語る。曾孫三人が由縁の演目に挑戦する。中でもこの記事にある「碁盤忠信」は楽しみです。荒事に仕立て歌舞伎味を重視するようです。七世幸四郎は子、孫、曾孫の代まで歌舞伎界を担う役者を残したというスゴイ人です。口上では実際には知らないひいお爺さんのことを三人はどう紹介するのか?楽しみですね。
(東京新聞:<歌舞伎>染五郎、100年ぶり「碁盤忠信」復活 七世松本幸四郎襲名100年:伝統芸能(TOKYO Web))
2011年11月23日水曜日
2011年11月21日月曜日
秀山祭三月大歌舞伎 2012年3月京都南座 演目と配役
秀山祭三月大歌舞伎チラシを拡大すると演目が分かります。又五郎は「船弁慶」、吉右衛門は「熊谷陣屋」と「俊寛」。
(歌舞伎美人(かぶきびと) | 京都四條南座)
衛星劇場 今週の歌舞伎番組
21日 恋飛脚大和往来 封印切 鴈治郎(藤十郎)時蔵
22日 恋飛脚大和往来 新口村 仁左衛門 孝太郎
22日 彦市ばなし 菊五郎 辰之助(松緑)染五郎
23日 弁慶上使 二世松緑 歌右衛門
23日 棒しばり 勘太郎 七之助
24日 忠臣蔵 道行旅路の花婿 仁左衛門 玉三郎
24日 仮初の傾城・お祭り 時蔵・三津五郎
24日 三人形 芝雀・錦之助・歌昇(又五郎)
25日 忠臣蔵 五段目六段目 孝夫(仁左衛門) 玉三郎
22日 恋飛脚大和往来 新口村 仁左衛門 孝太郎
22日 彦市ばなし 菊五郎 辰之助(松緑)染五郎
23日 弁慶上使 二世松緑 歌右衛門
23日 棒しばり 勘太郎 七之助
24日 忠臣蔵 道行旅路の花婿 仁左衛門 玉三郎
24日 仮初の傾城・お祭り 時蔵・三津五郎
24日 三人形 芝雀・錦之助・歌昇(又五郎)
25日 忠臣蔵 五段目六段目 孝夫(仁左衛門) 玉三郎
立役に挑む菊之助
東京新聞:<歌舞伎>菊之助 時代物立役に:伝統芸能(TOKYO Web)
物語の筋ではなく人間の苦悩や喜びという精神性は古典の中で息づいています。あの悲惨な出来事は多くの人に何らかの影響を及ぼしました。役を演じる役者も観る私達も今までとは違う「寺子屋」かもしれません。
物語の筋ではなく人間の苦悩や喜びという精神性は古典の中で息づいています。あの悲惨な出来事は多くの人に何らかの影響を及ぼしました。役を演じる役者も観る私達も今までとは違う「寺子屋」かもしれません。
2011年11月20日日曜日
江戸演劇に生きた人々 紀尾井小ホール 2012年1月27日(金)
江戸演劇に生きた人々 新春特別公演三代目中村歌右衛門渡辺保氏のお話もあり、三代目歌右衛門に絡む舞いと人情噺という企画です。
■出演
渡辺 保、神崎 えん(立方)、富山清琴(唄・三絃)、林家正雀(落語)
■曲目
地唄舞「江戸土産」、人情噺「男の花道」
(紀尾井ホール//公演カレンダー・邦楽)
2011年11月19日土曜日
2011年11月17日木曜日
シネマ歌舞伎 玉三郎鏡花三題
玉三郎の『天守物語』『海神別荘』『高野聖』がシネマ歌舞伎に登場「高野聖」はシネマ用に作ったそうです。怖い山中などは映像の方が良いかも知れません。これは獅童が演じます。右近は出演しているかしら?木曽のなー♪があまりにうまかったので又聞きたいです。
(歌舞伎美人(かぶきびと) | 玉三郎の『天守物語』『海神別荘』『高野聖』がシネマ歌舞伎に登場)
2011年11月16日水曜日
演舞場 團蔵・田之助・菊十郎
夜の部「外郎売」の狂言半ばで松緑の口上が入ります。ズラッと並ぶ口上ではありませんが、追善の気持ちがより強く伝わってきます。二世松緑、辰之助の弟子であった團蔵が後見を務めます。そして、同じく弟子であった松助の七回忌ということで松也が十郎を務めます。
「娘道成寺」では田之助が所化で菊之助の花子に烏帽子を渡します。お世話になった梅幸の孫に万感の思いで渡しています。受け取る菊之助はどんな思いでしょうか。
「髪結新三」ではこの人の鰹の売り声が江戸の風物を伝え、なくてはならぬ存在です。菊十郎は六代目の弟子で入門後、六代目亡き後は梅幸、現菊五郎の後見、劇団の殺陣士を務め音羽屋代々には重鎮な人です。
この三人の役者が今の劇団を陰ながら支えてきた人です。
今月の追善公演は本当に気持ちが伝わってくる良い舞台です。
「娘道成寺」では田之助が所化で菊之助の花子に烏帽子を渡します。お世話になった梅幸の孫に万感の思いで渡しています。受け取る菊之助はどんな思いでしょうか。
「髪結新三」ではこの人の鰹の売り声が江戸の風物を伝え、なくてはならぬ存在です。菊十郎は六代目の弟子で入門後、六代目亡き後は梅幸、現菊五郎の後見、劇団の殺陣士を務め音羽屋代々には重鎮な人です。
この三人の役者が今の劇団を陰ながら支えてきた人です。
今月の追善公演は本当に気持ちが伝わってくる良い舞台です。
18日芸能百花繚乱 七世梅幸、二世松緑をしのぶ
歌舞伎俳優の七世尾上梅幸と二世尾上松緑をしのび「魚屋宗五郎」「茨木」などの名舞台を映像で振り返る。坂東三津五郎、尾上松緑、尾上菊之助らのインタビューも放送する。懐かしい映像が見られます。インタビューも楽しみです。
(NHK番組表 | にっぽんの芸能 芸能百花繚乱「名優ふたり~七世尾上梅幸・二世尾上松緑~」 | 歌舞伎俳優の七世尾上梅幸と二世尾上松緑をしのび「魚屋宗五郎」「茨木」などの名舞台を映像で振り返る。坂東三津五郎、尾上松緑、尾上菊之助らのインタビューも放送する。)
2011年11月15日火曜日
衛星劇場 今週の歌舞伎番組
14日 極付幡随長兵衛 吉右衛門・仁左衛門
15日 俊寛 吉右衛門
15日 道行旅路花婿 孝夫(仁)・玉三郎
16日 野田版鼠小僧 勘三郎
17日 棒しばり 勘太郎・七之助
18日 菊薫緑羽衣 芝翫他一家総出
(平成16年9月)
15日 俊寛 吉右衛門
15日 道行旅路花婿 孝夫(仁)・玉三郎
16日 野田版鼠小僧 勘三郎
17日 棒しばり 勘太郎・七之助
18日 菊薫緑羽衣 芝翫他一家総出
(平成16年9月)
2011年11月14日月曜日
南座のまねき書き始まる
書き上げられたまねきは、11月25日(金)に南座正面に掲げられ、冬の京都を彩ります。写真入りです。京の街を彩るまねきは25日からです。劇場前を通る人は贔屓の看板を見つけ笑を浮かべるのでしょう。
(歌舞伎美人(かぶきびと) | 妙傳寺で「まねき書き」が行われました~京都・南座 吉例顔見世興行)
渡辺保の劇評 2011年11月 平成中村座昼の部
最後にうしろの書割を払うと向うに小春日和のきらめく陽光のなかに隅田川、遠く車の行き交う高速道路が見える。勘三郎らしい趣向で忘れがたい。ここらが平成中村座のよさだろう。東京の真中で、いま勘三郎が踊っているという実感が湧く。先ずは復帰オメデトウ、先代も病気復帰の時はこの「お祭り」でした。踊り手も観客も実にうれしくなります。そしてこの趣向は楽しいですね。テレビでは絶対味わえない喜びです。
(2011年11月平成中村座昼の部)
渡辺保の劇評 2011年11月 平成中村座夜の部
それから二人が客席を通ってのやりとりは、仁左衛門、勘三郎二人のイキが合ってまことに楽しい。2001年三月歌舞伎座以来、十年ぶりの顔合わせであるが、なかにも仁左衛門の芸境一段と円熟して、その軽さ、その色気、
そのおかしみ、軽く話を落としていくうまさは、さながら上方和事の粋である。 それにこういう芝居は、歌舞伎座のような大劇場よりも、中村座のような手ごろな広さの芝居小屋に合っていて、観客がそのたびに歓声を上げ、笑うのもムリではない。
(2011年11月平成中村座夜の部)
上方和事の味は松嶋屋が一等ですね。小屋もぴったり、二人のイキも良し、この芝居を選んだ訳が分かりますね。
師走の国立は吉右衛門の「元禄忠臣蔵」
東京新聞:<歌舞伎>吉右衛門、内蔵助と30年ぶりの綱豊卿 「元禄忠臣蔵」:伝統芸能(TOKYO Web)
「初一念~」とても印象的なセリフです。音を意識してあまりオーバーにならず言うのは難しいでしょうね。5年前の吉右衛門の内蔵助は素晴らしかったです。
「初一念~」とても印象的なセリフです。音を意識してあまりオーバーにならず言うのは難しいでしょうね。5年前の吉右衛門の内蔵助は素晴らしかったです。
2011年11月12日土曜日
河村常雄の劇評 2011年11月新橋演舞場
今月の舞台で目につくのは、菊五郎、三津五郎、菊之助が対照的な役を鮮やかに演じ分けていることだ。菊五郎が舞台に出てくると一瞬にして江戸にタイムスリップします。背筋を伸ばし、歩き方、座った形に気を遣うのは体力的に大変だと言っていますが、いつまでも粋な江戸っ子を演じて頂きたいです。対照的なお役を演じることが出来るというのは芸に幅があるということです。
(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
壽初春大歌舞伎 2012年1月平成中村座配役
平成中村座公式ウェブサイト | 演目(寿初春大歌舞伎) | 松竹
配役が載りました。勘三郎は身替座禅と対面の十郎です。五郎が橋之助ですから兄弟!直侍は橋之助、、場所は入谷に近く江戸のムードは抜群!雰囲気出ますね。夜の部は七之助の活躍が期待されます。
配役が載りました。勘三郎は身替座禅と対面の十郎です。五郎が橋之助ですから兄弟!直侍は橋之助、、場所は入谷に近く江戸のムードは抜群!雰囲気出ますね。夜の部は七之助の活躍が期待されます。
2011年11月9日水曜日
2011年11月8日火曜日
武者小路実篤の「その妹」亀治郎主演 シアタートラム公演
12月 舞台「その妹」
●舞台「その妹」日程:12月2日(金)~12月26日(月)会場:シアタートラム一般前売開始:10月22日(土)作:武者小路実篤 演出:河原雅彦出演:市川亀治郎、蒼井優、秋山菜津子、鈴木浩介、水野あや、内田亜希子、西尾まり、段田安則
(新着情報 |市川亀治郎)
大変興味深い舞台ですが、どうやら完売のようです。立見席のようなトラムシートはまだあるかも知れません。
衛星劇場 今週の歌舞伎番組
11月の放送番組表一覧|番組表|衛星劇場-日本映画から韓国ドラマ、大人の映画まで24時間放送中
9日 封印切 鴈治郎(藤十郎)
10日 荒川の佐吉 仁左衛門
11日 仮初の傾城 時蔵 お祭り 三津五郎
河内山 幸四郎
9日 封印切 鴈治郎(藤十郎)
10日 荒川の佐吉 仁左衛門
11日 仮初の傾城 時蔵 お祭り 三津五郎
河内山 幸四郎
2011年11月7日月曜日
国立劇場11月公演に被災者の方ご招待のお知らせ
東日本大震災で被災された方々を11月歌舞伎公演にご招待します詳細をご確認の上お申し込み下さい。
(東日本大震災で被災された方々を11月歌舞伎公演にご招待します | 独立行政法人 日本芸術文化振興会)
勘太郎のインタビュー
初日に観に来るお客様だって千秋楽に観に来るお客様だって同じ値段払っているわけですから、完成度は初日に向けて高くしていかないといけないと思っているので。一期一会だし、わざわざ劇場に足を運んで、それがもしかしたらその人の記念日かもしれないっていうのもあるし。一人一人の気持ちを大切にやらなければ伝わらないのでね。この9月の公演時にインタビューを受けた時の記事です。お役のこと、襲名のこと等。初日~楽と変化は良いと思いますが、初日が舞台稽古のようなのはいけませんね。毎日真剣に取り組んでいるからこそ、いつも爽やかな好感もてる舞台なのだと思いました。襲名に向かって身体だけは気をつけて下さい。
(歌舞伎・文楽インタビュー 中村勘太郎)
2011年11月4日金曜日
菊五郎の役者のことば 2011年11月
夜の部は「髪結新三」の新三を勤めております。松緑のおじさんには直接教えて頂いたことはございませんが、お熊に出ていた時には面白くて年中見ていましたし、おじさんもお好きなお役だったのか、お宅に伺った時には、いつも新三のお話を聞かせて頂きました。私も、今演じていて面白いです。見ている私も実に面白いです。劇団の若い人達もみなお稽古熱心で、着実に力をつけています。
(「菊五郎・菊之助 役者のことば」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
渡辺保の劇評 2011年11月 新橋演舞場
今度の面白さは、梅幸、松緑追善とあってこの「新三」と昼の「魚屋宗五郎」は菊五郎劇団総出演の上に、この「新三」は、周囲の役が面白いからである。「新三」と「宗五郎」は本当に松緑が好きだった役ですし、追善にふさわしい演目です。劇団総出で心を合わせてこそ良い芝居ができるのだと思います。ロビーの写真をみると思わずジーンとくるものがあります。うれしいことに、しっかり芸は受け継がれています。
(2011年11月新橋演舞場)
渡辺保の劇評 2011年11月国立劇場
私は今まで「曽根崎心中」の道行が面白いと思ったことがなかった。たしかに近松の道行は名文に違いない。人形浄瑠璃もいい。しかしそれは文学として読むから、あるいは人形だからこそである。生身の人間がやるとどうしても浄瑠璃の文句に対して役者の体が余る。私も近松は歌舞伎でみるものではない、という見解でした。渡辺氏によれば今回は違ったと指摘して居られる。これは藤十郎の芸に艶があり、近松の詞章に振り回されない確たるものを持っているからだと思います。
(2011年11月国立劇場)
2011年11月2日水曜日
フジテレビ金曜プレステージ21:00~勘三郎復帰
この秋、11月1日幕開けの浅草・平成中村座での長期公演に勘三郎は挑戦し、長男勘太郎は、中村勘九郎襲名披露への道を歩み始める。番組ではこれまでの病との闘い、そして復帰のための苦しい日々、誰も知らなかった500日にわたる家族の闘いの記録を、お届けする。今苦しい生活を強いられている方々に勇気を与える番組。大家族中村屋にはうれしいニュースと悲しい別れがありました。500日にわたる取材、見逃せません。
(金曜プレステージ - フジテレビ)
2011年11月1日火曜日
渡辺保の劇評 2011年10月NHKホール
宙乗り早替りと視覚的な歌舞伎(それもたまには面白いし、歌舞伎の一要素でもあるが)ばかりが流行する今日、久しぶりで芸の面白さで見せる大人の歌舞伎を見た。NHKの古典芸能鑑賞会の「彦山権現誓助剣」。国立と演舞場で華々しく宙乗りや早替わりの芝居が続いたので、尚更この「毛谷村」は充実した芝居を観た感じになったでしょう。目先の面白さも必要ですが、心に響く重厚な芝居もないと物足りなさを感じます。偏らずいろんな傾向の歌舞伎をバランスよくやって頂きたいです。
(2011年10月NHKホール)
御園座2月公演の演目と配役
御園座-公演詳細
松緑・菊之助と出演者は発表されていて、さて何をやるのか気になっていましたが、アップされました。夜の部は「白浪五人男」の通し、昼の部で何と菊之助の直侍!これはびっくりです。菊五郎も最初は三千歳で後に直次郎を演じています。2月にぴったりの狂言ですね。
松緑・菊之助と出演者は発表されていて、さて何をやるのか気になっていましたが、アップされました。夜の部は「白浪五人男」の通し、昼の部で何と菊之助の直侍!これはびっくりです。菊五郎も最初は三千歳で後に直次郎を演じています。2月にぴったりの狂言ですね。
三津五郎の今月の役どころ 2011年11月
またおじさんは「俺もお前も踊れる体だから、最後の大頭舞のところをつい気持ちよく踊ってしまいがちだが、あくまでも又平の踊りなんだから、じょうずに踊りすぎないように注意しろよ」ともおっしゃっていました。その言葉を胸に刻みいつも忘れないようにしております
(今月のスケジュール)
今月の四役についてコメントが書かれています。踊れる人の苦労があるんですね。面白いエピソードです。
壽 初春大歌舞伎 演目と配役 2012年1月 新橋演舞場
壽 初春大歌舞伎お正月久々の音羽屋の出演で出し物も生世話が昼夜それぞれにでます。又富十郎の一周忌追善で「連獅子」が出ます。父と踊った思い出の踊りです。今回は播磨屋が親獅子を務めます。
(歌舞伎美人(かぶきびと) | 壽 初春大歌舞伎の演目と配役)
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