2017年6月27日火曜日

上村以和於の随談 6月の舞台から、その他 2017年6月

この三巨頭の相手をつとめて雀右衛門がおわさ、皐月、時姫と、女房・傾城・姫という女方の根幹となる大役を相当のレベルで演じているのは、改めてこの人の実力の蓄積を物語るものであろう。この人の出塁率の高さはかれこれもう10年も前から言ってきたつもりだが、その出塁の内容が、単打と選球の良さで選ぶ四球が主だったのが、長打の占める比重が高くなってきたのが役相撲に叶う力強さを思わせる。いまや、実質的に実力ナンバーワンと言ってよいのではあるまいか?(演劇評論家 上村以和於公式サイト)
女房・傾城・姫と大役を演じる雀右衛門は今月の舞台を支えました。すっかり雀右衛門の名が身につきました。