2017年7月16日日曜日

長谷部浩のの劇評 2017年7月 歌舞伎座夜の部

海老蔵を中心に、若手の力を引き出す台本と演出で、新しい世代の歌舞伎を予感させる舞台となった。
さて、お待ちかねは、海老蔵と觀玄の宙乗り、私が見た日は客席に親しい人を見つけたのか、觀玄が指をさして海老蔵に知らせ、手を振る余裕を見せた。花道の出といい舞台度胸がよく満場の喝采を浴びた。これも歌舞伎なのだ、いやこれが歌舞伎なのだと実感させれらる。(長谷部浩の劇評  TheaterGoer Directory)
十三代、十四代と脈々と続く江戸歌舞伎の継承を見たような気がします。