芝翫は『義経千本桜』「渡海屋・大物浦」の知盛で、京都の皆様に八代目襲名を披露します。女方か立役か悩んでいた20歳のとき、国立劇場の花形若手歌舞伎(昭和61年4月)で初役を勤めました。「(二世)松緑のおじ様がお化粧してくださいましたのが、ついこの間のことのよう。千穐楽に、これからは立役でいくんだ、しっかり勉強するんだよ、とおっしゃってくださったおじ様の言葉を信じ、今日に至っています」。(芝翫、橋之助、福之助、歌之助が語る「吉例顔見世興行」 | 歌舞伎美人(かぶきびと)立役への選択正解です。大きなお役が似合う役者さんになられるでしょう。
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