この作品は、“色気”と“冷酷さ”、“華やかさ”と“暗さ”、“陽”と“陰”がうまく入り混じって構成されています。悪人が活躍する残酷なお話ではありますが、お客様には残酷と感じさせずに「ああ、綺麗だな、楽しいな」と思っていただけるような雰囲気を出したいです。そして、“退廃的な美”と言うか、昔の“錦絵”を見ているような色彩感覚や芝居の色を楽しんでいただければ、何よりです。(【10月歌舞伎】片岡仁左衛門が意気込みを語りました! | 独立行政法人 日本芸術文化振興会)仁左衛門の魅力全開です。是非国立劇場へお運び下さい。